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September 04, 2017

9月4日(月)オーディオ談義の結論は「バッハが神を殺した」だった

昨日は、銀座にあるサウンドクリエイトのラウンジでの哲学者黒崎政男さんとのオーディオをめぐる対談の3回目があった。今回も満員で、3回続けて満員というのは、オーディオ関係のイベントではめったにないとのこと。それだけありがたい話だが、最後ということもあり、盛り上がった気がする。

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はじめは、キース・ジャレットの「クリエイション」から、紀尾井ホールとオーチャードでの録音を聴く。とくにオーチャードは、会場が広いというせいもあるのか、素晴らしい響きで聴こえる。そこから、キースが必ずライブを収録するということで、その対極にあるグレン・グールドのバッハがかかる。途中、私が山本剛の名盤「ミスティー」をかけ、あの独特なピアノの響きを聴いてもらったりしたが、最後は、クニコのバッハになり、宗教的な話もしてみた。

バッハは、信仰ということを考えて曲を作った人だが、美しい曲ができたことで、その曲を演奏することが演奏者にとって快楽になったのだろう。そして、グールドのように、ライブでの演奏をやめ、すべてレコードに収録するという手段を選ぶ演奏家もあらわれた。そこには、オーディオの発達がからんでいて、優れたオーディーがなければ、グールドの試みは成り立たない。

最後にかかったクニコのバッハなど、教会で収録しているようだが、そこはただのスタジオになっている。人のいない教会は、信仰のない世界だ。その点では、バッハが宗教音楽を快楽にし、それをオーディオで聴く聴衆を教会から遠ざけた。まさに「バッハが神を殺した」のである。それが結論。


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