10月3日(火)改めて創価学会をはじめとする新宗教の信者数を推計してみた
大阪商業大学JGSSセンターが行っている「「生活と意識についての国際比較調査」というものがあるが、そこではどの宗教を信じているかについてもたずねている。これまでこの調査を使ってこなかったのだが、今回本を書く都合で、改めてその数字を見ていた。
調査は、予算の関係なのか、毎年、あるいは隔年にだいたい行われているのだが、その最初のJGSS2000では、2000年に行われたことだが、創価学会の信者数は6・4パーセントという数が出ている。ただしこれは、信仰がある、あるいは家の信仰があると答えたサンプルのなかでの数字で、信仰はないと答えた人も含めて、該当者全体2100サンプルのなかでの数字を出してみると、45サンプルで、2・1パーセントという数が出てくる。
サンプル数が少ないようにも思えるが、2005年でも2・2パーセント、10年で2・2パーセント、15年で2・1パーセントとなり、それからするとかなり信頼できる数字なのではないかと思う。総人口の2・2パーセントということは、約280万人である。これが、創価学会の会員数であり、15年間で変化がないというところも注目される。
ちなみに2000年では、立正佼成会が0・1パーセント、霊友会も0・1パーセント、崇教真光・真光も0・1パーセント、天理教が0・4パーセント、真如苑が0・2パーセント、生長の家も0・2パーセントという数字が出てくる。
これが、2015年では、立正佼成会が0・2パーセント、崇教真光・真光も0・2パーセント、天理教が0・3パーセント、世界救世教、幸福の科学、真如苑、金光教、黒住教がそれぞれ0・1パーセントとなっている。これらの教団はサンプル数が2から6までなので、年によってかなり変動するようにも思われるが、全体に少ない。
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