12月14~16日(木~土)関西に旅して顔見世に仕事に梅宮大社に細見美術館
2泊3日で関西を旅してきた。主たる目的は、講演をするためだが、ついでにいろいろなところへ行ってきた。
木曜日の夜に京都に向かう。10時にホテルに着いたが、そこからタクシーで祇園かわもとへ。貸し切り状態でゆっくり。
金曜日は、朝から京都ロームシアターへ。顔見世興行昼の部を見る。対面は、五郎の橋之助は頑張ってはいるがまだまだ。光ったのが十郎の七之助。しっかりしている。それに比べると勘九郎の朝比奈は、人物の作り方を間違えたのか、軽く見せようとして存在が薄っぺらになってしまった。梅玉の工藤は、奥底にある悪が欠けていて物足りない。
次は、芝翫の「渡海屋・大物浦」。この演目これまであまり好きではなかったのだが、今回は楽しめた。芝翫の知盛にすがすがしい面があったのがよかったのかもしれない。時蔵の典司の局もしっかりしている。秀太郎の義経、弥十郎の弁慶もいい。
最後は、仁左衛門と孝太郎の「二人椀久」。親子だけに息があっているが、もう一つか。
外に出たら、目の前に細見美術館があり、それで「末法」をやっているのを思い出した。けれども仕事があるので、そのまま大阪へ。150人ほどの前で講演をし、懇親会。近くのANAホテルに泊まる。
朝は、ホテルのブールが貸し切り状態。昼前に出て、阪急で松尾大社駅へ。駅前の鶏料理の店で親子丼を食べて、梅宮大社へ。ここは、二十二社の一つでこれまで行ったことがなかった。なぜ、松尾大社とともに同じところに酒の神が鎮座しているのだろうか。
バスが神社前から出るので、それで京都市内へ。途中、電話取材を受けて、細見美術館へ。ちょっと趣向をこらした展覧会だが、出品されているものが個人蔵が中心のようで、見たことのないものばかり。とくに仏像と仏画がよかった。これは、二度とお目にかかれないものたちなのかもしれない。
そのまま美術館から一本道で加藤順漬物店へ。土産を買うため。店内で品のいい年配の女性に「テレビに出ている方ですか」と聞かれた。このところの影響だろう。地下鉄で京都駅へ行き、京都駅で、この前と同じたん弥の弁当を家族分買う。これで東京へ。
東京へ着いたら、なんだかきらきらとしていて、やはり東京なのだと思ったりもした。
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