12月5日(火)12月大歌舞伎第1部と第2部を見に行く
12月大歌舞伎第1部と第2部に行ってきた。
第1部は、愛之助の「実盛物語」と、松緑の「土蜘」。愛之助は、実盛の愛情豊かなところ、そして人間としての大きなところがまるで演じられていない。これは、なかなかゆゆしき問題だろう。今まで見た「実盛物語」では、はっきり言って最低。松之助や片岡亀蔵などの方がよかった。
松緑の「土蜘」は、辰之助時代い以来か。前は、懸命に土蜘の精になろうとしていたように思うが、今はそのままで役になっている。ただ、一度糸を投げるのに失敗したので、ちょっとマイナス。
2部は、中車と愛之助の「らくだ」と、松緑の「蘭平物狂」。「らくだ」は、なんといっても片岡亀蔵のらくだがすごい。死人なのでからだの力の抜き方が抜群。もうこれは至芸だ。
松緑の「蘭平」は、もしかしたら今回が最後かもしれない。体力的に難しいのだろう。周りがあまり揃っていないので、全体として盛り上がりに欠ける。左近は、ちょっと大きくなりすぎた。彼がこれをやるのは、いったいいつのことだろうか。
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