3月17日(土)歌舞伎座昼の部の松緑に感嘆しDSDをはじめて聴く
今日は歌舞伎座の昼の部へ行った。
見方は変則。私が、「国姓爺」を見て、「男女道成寺」は妻が見て、そのときは私は幕見。最後の「芝浜」は、再び私という交代での観劇。驚いたのは、幕見してから、3階一列目に戻ったとき。実に舞台が近く見えた。
「国姓爺」は、愛之助が荒事に挑戦の舞台。悪くはないが良くもない。荒事をやるには根本の力強さがないとだめだろう。芝翫が何を言っているのかわからなくて、筋が入ってこない。
「道成寺」は、松緑の踊りの進歩が目覚ましかった。からだの使い方が変わった。扇を、からだを規制する壁のように使い、そのなかで自在に踊っている。動きも無駄がなく、すっきり。
「芝浜」は、芝翫と孝太郎。芝翫は悪くはないが、やはり良くもない。それは孝太郎も同じ。こくがない夫婦になってしまった。納豆売りが気になったのはなぜだろうか。
終わってから、サウンドクリエイトのイベントに終わりの部分だけ参加する。DSDが聴けるということで行ってみた。最後聴けたのはカラヤンのマーラー4番と5番だが、とくに4番がよかった。これぞDSDの威力。イベントが終わってから、改めてDSDを聴かせてもらったが、これならコンサートに行く必要がない。
ただい、クラシックの話で、マイルスの「カインド・オブ・ブルー」をかけてもらったら、今までとさほど変わらなかった。スタジオとホールの違いが如実に出る。スタジオだと、作り物的なところがあるので、演奏者のあいだが隔てられたようで、演奏全体の盛り上がりがない。あまりにその場の空気を伝えすぎることでそうなるのだろう。興味深い点ではある。
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