4月15日(日)テレビ愛知の番組と御園座の杮落し
昨日は、名古屋へ。テレビ愛知の番組に出演する。放送は今日。ただし、愛知ローカルなので、ほかの地域では見られない。「サンデージャーナル」という番組で、テーマは、なぜ愛知は一番お寺が多いのかというもの。これは、知らなかった。スタジオも盛り上げり、無事終了。その後、新装なった御園座へ。
劇場の背後にビルという構図は、歌舞伎座に似ている。そうしないと成り立たないのだろう。劇場は、歌舞伎用ではなく、汎用性のあるもの。座席数が減って、たしかに席など余裕がある。ただ、御園座は前にも客集めに苦労していたので、それが心配。今回も、空席があった。杮落しなので、連日満員になってほしいところだ。
興行は高麗屋の襲名披露。夜の部だけで、吉右衛門の「石切梶原」から。ご機嫌な梶原というのは、吉右衛門の独壇場。それにしても、あれほど機嫌がよい姿を見せるというのは、他の役者にはできなそう。
次は、白鸚の「勧進帳」。富樫は幸四郎。義経の鴈治郎が、やはり任ではないというか、この人のために家臣が命を捨てるという、そういう雰囲気になれない。その影響か、全体に盛り上がりにかけた。よかったのは、最後の舞の部分。それを除くと、弁慶としての迫力に欠ける。幸四郎は大きく見せようとして、それが裏目に。
最後は、「夕霧」。こちらの方が幸四郎にはいい。女に甘えるということでは、天性のものがある。壱太郎も、なかなかきれいな花魁に見えた。
帰りの新幹線、隣の席の人がパソコンを開いて、手術の映像を見ながら勉強していた。お医者さんなのだろうが、私ではなくほかの人が隣だったら、問題が起こったのではないか。少なくとも、その横で弁当を食べる人は少ないだろう。
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