5月30日(水)『AIを信じるか、神(アッラー)を信じるか』は明後日発売
6月1日に刊行される祥伝社新書『AIを信じるか、神(アッラー)を信じるか』の見本ができた。
この本は、AIの提示する答えがブラックボックスに入っていて、因果関係を説明しないというところから発想されたもので、今世界に広がりつつあるイスラム教の神も同じ性格を持つことを指摘するところからはじまる。AIについては、人間の仕事を奪うかどうかといったことに関心が集まっているが、何かを決定する、評価するというところにかかわってきているだけに、これからの影響は大きい。そうしたAIを活用した社会として、意外に先進的なのは中国。中国は自由が規制され、プライバシーということがやかましく言われないので、AIの活用が容易だ。それによって、中国は、デジタルの分野で飛躍的に伸びている。私はそれを「デジタル毛沢東主義」と呼んでみた。
いったこらからの世界はどう変貌していくのか。文明論的な角度から論じたのが今回の本だ。
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