10月8日(月)赤坂に「金魚鉢のなかの少女」を観に行く
縁あって、地人会新社の「金魚鉢のなかの少女」を観に行く。劇場は、赤坂のレッド・シアター。
西洋の演劇は、聖書がもとになっており、この作品は、「ゴドーを待ちながら」の影響を受けている。キューバ危機の話が出てくるのは、終末的な状況を設定するためで、だからこそ、突然あらわれた謎の男は、現実離れしたイエス・キリストということになる。この男が魚と密接に関係するのも、魚がキリスト教の象徴だからだ。ここが、日本人の感覚では理解しにくい。やたら、カトリックの話が出てくるし。
夫婦の関係も、最初から最後まで何も変わらないし、変わってほしいという期待だけがあり、なぜ仲が悪いかその原因も明らかになってこない。キリストがあらわれても、今の時代救いなどない。作者はそう言いたいのかもしれない。その点では、まさに不条理劇。決して家族劇ではない。主人公の少女が大人になるのも、現実は変わらないのだということを知ったからだ。
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