11月6日(火)創価学会の『グラフSGI』休刊の意味するところ
昨日京都で山折哲雄先生とお会いしたとき、話がたまたま創価学会のことになり、先生から『グラフSGI』が休刊になるということを教えられた。
我が家にもこれは送られてくるが、休刊に気付かなかった。『聖教新聞』にも、お知らせが出ていたらしい。
休刊の理由は、どうもそこに書かれていることとは違うように思う。このグラフ、世界で活躍する池田大作氏の活動を紹介することに多くが割かれてきた。池田氏はSGIの会長なので、そういうことになっても不思議ではないが、ここ10年、表に出ることはなく、当然海外にも行っていない。したがって、写真はすべて過去のものということになり、本来の役目をこのグラフ誌が失ったことを意味している。休刊もそれが関係するだろう。
『聖教新聞』での『新人間革命』の連載も終わり、創価学会もいろいろと変化している。池田氏も、少し前まで名誉会長とされていたが、現在は「池田大作先生」と呼ばれている。これは、牧口、戸田と同じ扱いということになるが、かんぐれば、池田氏が亡くなった後も、この呼び名が使えるわけで、それに備えているようにも見える。
池田氏も来年で91歳。グラフ誌の休刊もポスト池田対策の一つだろう。創価学会も変貌しつつある、あるいは衰退しつつあるということか。
« 11月5日(月)大野原神社南座下鴨神社山折先生中金堂正倉院展で言うことなし | Main | 11月7日(水)高齢者になる日を翌日に控えYouTubeに出演した »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 5月11日(木)5年がかりの『言霊学』の見本が届いた(2023.05.11)
- 5月9日(火)『最強神社と太古の神々』は売れ行き好調で『新解釈 親鸞と歎異抄』も発売になる(2023.05.09)
- 5月6日(土)新潮社の「フォーサイト」に『世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した』の本に関連して文章を寄稿した(2023.05.06)
- 4月17日(月)『世界史の苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した』が読書人から刊行された(2023.04.17)
- 4月12日(水)丸善お茶の水店でバカ売れしている『教養として学んでおきたい神社』の4刷が決定(2023.04.12)
« 11月5日(月)大野原神社南座下鴨神社山折先生中金堂正倉院展で言うことなし | Main | 11月7日(水)高齢者になる日を翌日に控えYouTubeに出演した »
Comments