1月19日(土)歌舞伎座昼の部の白鸚の大蔵卿の威厳にびっくり
娘と歌舞伎座昼の部に行ってきた。七之助、幸四郎、芝翫が、この順で、娘のごひいき。
最初の演目は、「舌出三番叟」だが、最後まで舌が出なかった。どうも、そういう話ではじまったのに、途中、何かの都合で、あるいは芝翫の意思で、舌を出さないことになってしまったようだ。これだけずれているのも珍しい。
次は、福助はじめ、成駒屋・中村屋親戚一同の「吉例寿曽我」。珍しい演目だが、福助のからだの調子で選ばれた演目だろう。ただ、復活の舞台では観客からあつい拍手が寄せられていたが、二度目となると、厳しい。今後はどうするのだろうか。
三つめは、「吉田屋」。幸四郎がニンに合っているせいか、いかにもいいところのボンボンという風を見せているが、七之助の方が、それに見合った傾城としての格が欠けているようにも思えた。
最後は、「一條大蔵卿」。白鸚が実に久しぶりに演じたもの。あまりやりそうではない役だ。これまでずいぶんとこの演目を見てきたが、こんな大蔵卿ははじめて。作り阿呆というもののとらえかたからして違っていて、阿呆らしさを出すことにはあまり力を入れず、それはあくまで看板というとらえ方をしているように見えた。「吃又」で、わざとらしくどもらないようなやり方ということか。後半、正体を明かしてからは実に立派。今までの大蔵卿のなかで、格式では一番。それが感動的。いつも白鸚には辛口の渡辺保先生が今回は褒めているのもよくわかる。
終わってから、娘と銀ブラ。
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