2月27日(水)雛人形のおさがりはNGという広告はある種の「霊感商法」ではなかろうか
今日の朝日新聞を見ていたら、ひな人形のおさがりはよくないと、人形を販売する業界が漫画で宣伝しているという記事を見た。
ほかの業者のページを見たら、5月人形についても同じようなことを言っていた。人形は子供の厄を引き受けるので、子どもが成長したら、供養し、新しい子供には別の人形を買うべきだというのだ。親から子への継承もNGだという。
たしかに、子どもの数が減ったことで、人形が売れなくなっているということは分かる。そこで、こうした故事を持ってきて、子どもごとに人形を買わせようというのだろうが、人形が厄を引き受けるというのは平安時代の考え方で、現在の雛人形のスタイルが確立された江戸時代にはもう失われていた考え方だろう。まして、各家庭で雛人形や武者人形を飾るようになるのは、戦後豊かになってからだ。
厄を引き受ける説を強調すると、人形がかえって怖いものになり、飾っておくことに抵抗を感じる人も出てくるだろう。妙な迷信を広めるような販売戦略は、かえって失敗する。ある種の「霊感商法」ではないかという疑問を感じてしまった。
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