4月2日(火)国書と言いつつお釈迦様の掌のなかのような話である「令和」について
日曜から月曜にかけて、箱根に旅行してきた。月曜の朝、ケーブルカーに乗ったところで、元号が発表されるということで、ネットで生中継を見た。
車中のため、音が出せないので、最初、「れいわ」ではなく、「りょうわ」と読んでしまった。
はじめて、国書から選ばれたということがポイントらしいが、その元は結局中国のものにあるということで、西遊記の孫悟空がお釈迦様の手の中から逃れられないような話になっている。
典拠になった『万葉集』巻五の梅花の歌の序文を見ると、次のようになっている。
「時に、初春の令月、気淑しく風和らぐ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後のに薫る。」
これは、岩波文庫の読み下しだが、全体を読んでも、まさに漢詩のよう。『万葉集』と言えど、中国の影響は明らかで、国書と言って、日本の独自性を強調するのは難しい。
元号もなかなか勉強になる。
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