5月5日(日)歌舞伎座夜の部はいかに
昨日歌舞伎座夜の部へ行った。2日目になる。
最初は、令和の世を寿ぐ舞いの「鶴寿千歳」。昼の部の「対面」と「勧進帳」の背景にも天皇という存在があるが、今月は新天皇即位を全体で祝うという趣向で貫かれている。全く関係がないのは「め組の喧嘩」だけだろうか。「御所五郎蔵」だって、舞台は京都で「御所」は天皇の住まいをさす。それに曽我とかかわっている。
二番目の「絵本牛若丸」は、丑之助襲名で、豪華な学芸会。舞台奥のおじいさんたちが一番楽しんでいる。
「京鹿子娘道成寺」でも、舞いの起源はアマテラスの岩戸がくれに求められている。期待の菊之助だったが、やはり自己主張が足りない感じで、散漫にも覚えた。二人でも、男女でも、相手方がいるととてもいいのに、一人だとまだまだ。
最後は「御所五郎蔵」。これではじめて歌舞伎を見たという感覚になった。松也も彦三郎もがんばっているが、悪態をつく土右衛門の家来、とくに新十郎と左升の割台詞がいい。この二人が一番黙阿弥調だったような。
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