5月5日(日)歌舞伎座夜の部はいかに
昨日歌舞伎座夜の部へ行った。2日目になる。
最初は、令和の世を寿ぐ舞いの「鶴寿千歳」。昼の部の「対面」と「勧進帳」の背景にも天皇という存在があるが、今月は新天皇即位を全体で祝うという趣向で貫かれている。全く関係がないのは「め組の喧嘩」だけだろうか。「御所五郎蔵」だって、舞台は京都で「御所」は天皇の住まいをさす。それに曽我とかかわっている。
二番目の「絵本牛若丸」は、丑之助襲名で、豪華な学芸会。舞台奥のおじいさんたちが一番楽しんでいる。
「京鹿子娘道成寺」でも、舞いの起源はアマテラスの岩戸がくれに求められている。期待の菊之助だったが、やはり自己主張が足りない感じで、散漫にも覚えた。二人でも、男女でも、相手方がいるととてもいいのに、一人だとまだまだ。
最後は「御所五郎蔵」。これではじめて歌舞伎を見たという感覚になった。松也も彦三郎もがんばっているが、悪態をつく土右衛門の家来、とくに新十郎と左升の割台詞がいい。この二人が一番黙阿弥調だったような。
« 5月3日(金)團菊祭初日 | Main | 5月7日(火)10連休が終わった »
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 7月13日(日)歌舞伎座夜の部は断然團子(2025.07.13)
- 7月5日(土)歌舞伎座7月大歌舞伎の初日に舞台には予言された大波が来た(2025.07.05)
- 6月16日(月)音羽屋襲名は2か月目で夜の部(2025.06.16)
- 6月7日(土)歌舞伎座は音羽屋ダブル襲名の2か月目(2025.06.07)
- 5月9日(金)音羽屋襲名は昼の部で新菊之助の道成寺天才ぶりを発揮する(2025.05.09)
Comments