6月20日(木)次の本の準備のための読書
これから書く本の準備として,平川祐弘『完本 和魂洋才の系譜』を読んでいる。
最近の著者の言動は、天皇の退位の問題の時に見られたように、保守派だが、この本が書かれた頃にはかなり異なっていたように思える。
それはおいても、西欧文明を優位と考え、それに対するコンプレックスをかかえた明治期の日本人という姿は、現在ではかなりリアリティーを失っている。たしかに、日本が近代化を進める上で、西欧文明をモデルにしたところはあるものの、今日では、そうしたとらえ方をしなくなっている。成り立たなくなっているともいえる。
状況が大きく変化した世界のなかで、日本と世界との関係をどのように見ていくのか。考えなければならないことがいろいろあるなと思いながら、この厚い本を読んでいる。
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