2月29日(土)新型肺炎にどう対処するかについての素人考え
これはあくまで素人考えである。
新型肺炎で世界中が騒ぎになっている。「正しく恐れる」というスローガンも、いつの間にか反故になった感がある。
ただ、冷静に考えると、どういうことが起こっているかは見えてくるのではないだろうか。
一つは、どういうところで感染が広がるかである。最初の武漢は、内陸なので寒く、また中国の都市がおしなべてそうであるように、大気汚染がひどい。肺炎がはやる環境になっていたことは確かだろう。
その後、韓国やイタリア、イランで広がりが大きいが、武漢と共通する要素がある。韓国は、日本に比べると寒い。北海道は環境として同じで、はやる素地はあるだろう。
イタリアも、はやっているのは北部のロンバルディア地方で、当然寒い。さらに、中心地のミラノは大気汚染がひどい。それは、イランについても同様に言える。
それから、はやるのはクルーズ船、屋形船、バスなどの密室空間だ。
こうしたことを見ていくと、世界全体に一様に広がることは、今のところ考えられないのではないか。日経新聞のサイトに感染者数と死亡者数のグラフが毎日掲載されていて、それを見ると、中国では鎮静化しているのが見えてくる。もっと日本でも武漢のことを伝えたほうがいいのではなかろうか。もっとも中国が正しい数字を公表しているかは問題だが。
感染を防ぐ策として、手洗いが推奨され、多くの人はマスクで防ごうとしている。NHKの朝の番組で、どうやったら、外から家のなかにウィルスを持ち込まないか、丁寧な洗い方をやっていたが、それを毎日、家族全員が実行するのはとても無理だと感じた。現実的とは思えない。
マスクにしても、手が無意識のうちにもふれるわけで、果たして意味があるのか。かえって感染を広がることにつながるという見解もある。
そもそも、人類が唯一撲滅した感染症は天然痘だけで、ほかには成功していない。新型肺炎のウィルスを撲滅することなど到底不可能だ。
となれば、人類はウィルスと共存していくしかない。となると、ここは難しいところだが、ある程度感染が広がり、社会に免疫を持つ人間を増やすしか、根本の対策はないのではないか。天然痘は実験室には残されているようだが、今それが外に出たら、免疫を持っている人類は皆無なので大変なことになる。
あくまで素人の考え方だが、感染症とどう付き合うかの根本を見定めないと、対策も意味をなさない。
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