6月1日(月)感染症の流行に際して書いた本から思うこと
6月に入った。妻は久しぶりに出勤。娘も短いあいだだが、高校へ行くらしい。
日本では、コロナ・ウィルスもしだいに落ち着いてきているが、世界を見ると、状況がまったく違うことに気づかされる。いつ落ち着くのか。東アジア、東南アジアでは感染者も死者も少ないが、ヨーロッパや南北アメリカでは、依然としてかなり数が多い。ヨーロッパはましになってきたが、アメリカは一向に終息の気配が見えない。ロシアもブラジルなどの南米も、これからという気配だ。
そんななか、二つの本を書いた。やがて出版されるだろう。一つは、『疫病除け護符図鑑』というもの。アマビエのことが話題になっているが、日本の疫病除けはそれだけではない。それを紹介したもの。
もう一つは、日本の神仏と疫病との関係について論じたもの。日本の宗教の歴史を改めて疫病と関連させてみると、どういったことが言えるのかというのがその内容。それを書いて思うのは、つねに日本人は感染症の脅威にさらされてきたということ。天然痘やインフルエンザ、コレラ、結核など、時代によってそれは変化し、多くの被害をもたらしてきた。そのとき、医学が発達してないので、人々は神仏に頼るしかなかった。
もし疫病ということがなかったとしたら、神仏への信仰は生まれなかったのではないか。そうとも言える。そのなかから、私たちはいかなる教訓を引き出してくればいいのか。感染症とは共存するしかないというのも、その一つかもしれない。
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