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July 25, 2020

7月25日(土)図夢歌舞伎の最終回を見て忠臣蔵を通して楽しんだことになる

今日は、幸四郎の図夢歌舞伎の最終回。忠臣蔵の9段目と討ち入り。

9段目では、戸無瀬を猿之助が演じた。力弥は染五郎。幸四郎は、由良助と本蔵の早変わり。いずれも生で演じている。

9段目は、単独で上演されることが多いが、今回は、3段目で本蔵が出てきているので、つながりはいい。演じるのが難しいところだが、幸四郎も猿之助も、なかなかの熱演。この段だけで50分くらいかけている。竹本は葵太夫。娘のセリフを語ったところが珍しい。歌舞伎の舞台ではありえないことだ。葵太夫には素浄瑠璃もやってほしい気がした。

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9段目は重厚で、「吉野川」に匹敵する演目だと思う。その点で、役者が円熟していないと難しい。今回の幸四郎と猿之助は、それに十分たえる演技をしていたのではないだろうか。ぜひ、「吉野川」もやってほしい。

視聴環境は、第1回はかなり乱れたところがあったが、回を追うごとに進歩し、今回は3回くらい乱れたものの、さしさわりがなかった。いろいろと努力したのだろう。

初めての試みだけに、うまくいかなかったところもあるが、次回を期待させる内容だったのではなかろうか。ここのところの幸四郎、とてもいいと感じていたが、今回の企画で、初役も多く演じたところもあり、いっそう進歩したのではないだろうか。4日には歌舞伎座で拝見する。期待は大きい。

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