10月25日(日)沖田×華『父よ、あなたは…』を読んでみた
担当編集者から送られてきた沖田×華『父よ、あなたは…』(幻冬舎)を読んでみた。
漫画を基本的に読まないので、作者のことは知らなかったが、家人はよく知っていた。
縁が切れていた父親が突然亡くなり、著者は葬式を出し、墓を作り直すことになった。面倒なので相続で、そこにはユニークというか、面倒な親戚がいろいろかかわってきて大変なことになる。しかし、もう関係がないと考えていた父親がいざ亡くなってみると、何か重要なことが失われたようで、著者はそれに苦悩する。その顛末が描かれていくわけだが、現代の漫画というのは昔で言えば「私小説」ということなのだろう。
いろいろとややこしくなる原因の一つは、著者の出身が富山だということ。富山は北陸三県、真宗王国である。そこ独特の葬式にまつわるしきたりが、漫画の中でも描かれていて、その点は勉強になる。
真宗地帯は、日本全体のなかで信仰率が高い地域になるが、葬式にもそれが反映され、墓を作り直すことになるのも、そのせいだろう。
父親は孤独死だし、そこに現代の問題が色濃く反映されている。ちょっと東京などでは起こりえない話で、なぜここまでと思ってしまうが、地域によってはそれだけ葬式というものが重要な意味を持っていることになる。
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