3月24日(水)菊之助の鬱屈の無い光秀と満開の桜
昨日は国立劇場へ行った。「時今也桔梗旗揚」を観た。
武智光秀は、菊之助。昨年の三月は小劇場の方で、彼が「義経千本桜」の重要な3役をやる公演があるはずだったのを思い出す。コロナで、公演は中止。配信で見たが、はしょった部分があり、完全なものではなかった。そのリベンジ公演という意味もあるのだろう。
渡辺保先生の評では、菊之助の光秀評価されていなかったが、やはり光秀の鬱屈とした感情がまったく出ていない。以前、松緑で見たのを思い出しながら見ていたが、そこが二人の違いだろう。菊之助は、吉右衛門にならっていて、それがよくわかるのだが、吉右衛門ならこうだというのが演技からわかり、それと程遠いのがもどかしい。これは、人間性ということで、直すことなどできないのかもしれない。どうなのだろう。
国立劇場の外は桜が満開。
公演のあと、編集者と今書いている本の打ち合わせ。曰く、最近では著者と直接に会って話をすることがないという。それもご時世だが、やはりリモートでは伝わらないこと、生まれないことはある。
« 3月21日(日)桜木トンネルと歌舞伎「風の谷のナウシカ」 | Main | 3月27日(土)新宿御苑の桜はちょうど満開 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 12月8日(金)今日の朝日新聞では二か所の広告に登場(2023.12.08)
- 12月2日(土)二冊の重版が同時に決まり上海蟹のコースでお祝い(2023.12.02)
- 11月23日(木)あわただしい日々のなかでも今日は1日で7時間くらい話した(2023.11.23)
- 11月19日(日)創価学会の池田大作氏の訃報に接した(2023.11.19)
- 11月8日(水)古希の誕生日は体調不良だがマスクメロンはやはりおいしい(2023.11.08)
« 3月21日(日)桜木トンネルと歌舞伎「風の谷のナウシカ」 | Main | 3月27日(土)新宿御苑の桜はちょうど満開 »
Comments