6月22日(火)公開初日の「聖林寺十一面観音」展を見に行く
東京国立博物館に行った。聖林寺の十一面観音菩薩像が公開されている。奈良では見たことがある。
改めて見てみると、そのすっくとした立ち姿は限りなく美しい。聖林寺では、なんとなく場違いなところに安置されているという印象だが、今回は、広々とした空間に立っている姿は圧巻だ。もしかして、現存する十一面観音像としては随一のものではなかろうか。そんな気もした。
もとは、大神神社の神宮寺、大御輪寺にあったものだ。併せて祀られている地蔵菩薩も同じ。こちらは、とても古風だ。
観音像の背後には、三ツ鳥居の模型があり、三輪山の写真パネルがある。大神神社は古代の信仰を残していると言われるが、中世には神仏習合が著しく進み、ほかに平等寺という神宮寺もあった。
もっとも、一番見たかったのは、三輪山の磐座から発掘されたもの。酒を造る道具のミニチュアが祭祀に用いられていたことがわかる。
その後、庭園を散策した。
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