7月17日(土)「ライトハウス」と「ファーザー」を観る
東宝シネマズのポイントの期限が迫っているということで、映画を見なければならなくなった。
昨日は、シャンテで2本見た。
1本は、「ライトハウス」で、もう一つは「ファーザー」。どちらも内容についてはあまり調べないで見た。「ライトハウス」はポスターが良かった。「ファーザー」はアンソニー・ホプキンスということで、それなら安心だろうと選んだ。
最近では珍しいモノクロの映画で、撮影はすばらしい。サイズも、こちらも最近では珍しいスタンダード・サイズ。それでいて、荒涼とした島の風景が鮮明に描き出されている。
物語としては、二人の背景もよく分からないし、そういう設定にする意味も分からない。「白鯨」がモデルになっていて、その点はエンドロールでも示されるが、灯台守はエイハブほど、人間として深くない。終わって出てきた時、若い女性の二人ずれがいまいち的な会話をしていたが、もっともだと思った。
「ファーザー」の方の主人公は認知症で、いろいろなことが分からなくなっている。映画が描き出すのは、その本人が体験した、現実と非現実が交錯した世界。人物も入れ替わり、世話をしている娘まで入れ替わる。
ホプキンス本人は83歳になったようだが、その混乱ぶりが怖い。ただ、現実の認知症の世界とはあり方は異なるのではないだろうか。もっとも人によって違うわけだが。
で、作品として何が言いたいのか、そこは不明。
俳優の演技を堪能すべき映画ということで、二つの作品は共通しているのかもしれない。「ライトハウス」は、シェイクスピアの作品の趣はある。
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