8月10日(火)オリンピックも終わり歌舞伎座第3部
オリンピックも終わった。開会式と閉会式も見たが、多くの人を使えない演出はなかなか難しいものだと思った。スケールがどうしても小さくなる。前回のオリンピックの開会式の華やかさや、閉会式の感動をテレビで見て覚えているだけに物足りなかった。
連休は台風襲来となったが、昨日は歌舞伎座の第3部に行ってきた。
最近は熱心にチケットを取る気がしないので、3等Aがあったということで、買ったような気もする。ただ、最近の幸四郎は活躍しているので、その期待もあった。
最初は幸四郎の「義賢最期」。この芝居、当代の仁左衛門が復刻したものだというが、これまで何度か見て、あまり面白いとは感じなかった。今回、その原因が分かったような気がした。源氏に心を寄せているという本心を明かすのがあまりにあっけなく、そこまでに至るためらいなどが描き出されていないのだ。その結果、立ち回りだけが目立つ結果になる。
そのあとは、「鞘当」と「三社祭」。「鞘当」は、それこそ筋などないに等しく、役者の貫禄で見せるものだが、歌昇と隼人、お互いに対する思いがぶつかり合わないで、その点で平板になった気がした。「三社祭」は、團子と染五郎のコンビ。とにかく元気に踊っていて、随所随所で見せる。もちろん、踊りとしてはまだまだ。これから、二人の存在は、かなり重要なものになるだろう。
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