9月9日(木)歌舞伎座第2部を見る
昨日は、午前中は朝日カルチャーセンター新宿教室で講義。神社の社格について話をした。
銀座へ。昼食をとったあと、歌舞伎座第2部を見る。
「盛綱陣屋」と「女伊達」。
盛綱の方は、1時間55分もある。この演目としては当たり前の長さだが、劇場再開後では一番長いようだ。
それほど多くは見ていない。幸四郎は初役。どうなるかと思ったが、この演目の難しさを再確認した。盛綱は存在感がなにより。まだ幸四郎にはそれがない。相手の和田兵衛も、錦之助ではやはりニンではない。
米吉が意外に頑張っていたが、歌六はあまりこうした役に慣れていない感じがする。時政の又五郎も、やはり威厳がない。
注目は丑之助か。演技は子役に徹していないところもあるが、その面構えがいい。将来は、この演目の重要な役はすべて自分がやるぞという顔をしていた。
「女伊達」は、意外と萬太郎がよかった。
6代目歌右衛門が亡くなったとき、私は歌舞伎を見るようになっていたが、舞台には立たなくなっていたので見ていない。映像では見ているが。亡くなって20年、芝翫も10年。歌舞伎の世界もどんどんと世代交代が起きている。
« 9月5日(日)地下鉄のフクロウと歌舞伎座の四谷怪談 | Main | 9月21日(火)品切れの『神道はなぜ教えがないのか』がにわかのアマゾン1位 »
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 7月5日(土)歌舞伎座7月大歌舞伎の初日に舞台には予言された大波が来た(2025.07.05)
- 6月16日(月)音羽屋襲名は2か月目で夜の部(2025.06.16)
- 6月7日(土)歌舞伎座は音羽屋ダブル襲名の2か月目(2025.06.07)
- 5月9日(金)音羽屋襲名は昼の部で新菊之助の道成寺天才ぶりを発揮する(2025.05.09)
- 5月7日(水)音羽屋襲名の歌舞伎座昼の部を見る(2025.05.07)
« 9月5日(日)地下鉄のフクロウと歌舞伎座の四谷怪談 | Main | 9月21日(火)品切れの『神道はなぜ教えがないのか』がにわかのアマゾン1位 »
Comments