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松竹歌舞伎会からお知らせが届いた。来年は、「特別会員」だというわけだ。
歌舞伎会では、会員を三つに分けている。一般会員、特別会員、そしてゴールド会員だ。ゴールド会員になると、先行予約が一番早い。
これまで、数年にわたってゴールド会員だったのだが、これになるには28ポイントを獲得しなければならない。1ポイントを得るには、1公演分買う必要があり、同じ回だと何枚買っても1ポイントにしかならない。継続ポイントが2あるので、26。26公演分買わないとゴールド会員にはなれない。
ここのところ、3部制で、ロビーで食事もとれないなど、満足な状態ではないので、さすがに今年は26公演も見なかった。よって、来年は特別会員に格下げ。
はて、来年はどうするか。團十郎襲名などがあると想定したら、ゴールド会員に復帰する必要はあるのだが。
昨日は女子大で教える日。
例年のことだが、本館の前にクリスマス・ツリーが。去年は一度も出講しなかったので、2年ぶりということになる。
最後に、家庭という共同体が果たしてこれからも維持されるのかを書いた。社会はどんどんと変化し、思わぬ方向にむかっている。
丸善ジュンク堂書店が出している『書標』という小冊子に、新刊の『日本の宗教と政治』について書いた。著書を語るというトップページの掲載。
千倉書房からどうしてこの本を出すことになったのかを中心に書いてみた。
ジュンク堂の池袋にある本店には昔お世話になった。それは、『オウム なぜ宗教はテロリズムを生んだのか』をトランスビューから出したときのことだ。トランスビューでは、取次を通さないやり方をとっていて、最初に、この本は少部数池袋店に並んだ。当時は、どれだけ売れたかがすぐに分かるようになっていて、次々と本が売れている様子が手に取るように分かった。それが、『オウム』の本が、やがて20件を超える書評・紹介を得るきっかけになったと思う。
しかし、こうした小冊子があるのを知らなかった。「ほんのしるべ」と読むようだ。池袋は少し遠いので行く機会があまりないが、今度行ったら探してみよう。
土日は、世田谷区の特別保護区が一般開放されるということで行ってきた。
土曜日は、近くの経堂5丁目特別保護区へ。ここは、それほど広くはないが、ガイドさんもいて、植物の勉強になる。
夜は、家族3人が珍しくそろったので、魚粋へ。
日曜日は、桜木トンネルをくぐって、そのまままっすぐ桜新町へ。
目的地は、深沢無原罪特別保護区。名前が妙だが、無原罪は女子修道会の名称。マリア像もあった。
こちらはかなり広い。経堂5丁目もそうだが、池があるのがよい。実は池好き。
来る途中で、「はなむら」という天ぷら屋の看板がアパートのところに出ていて気になったので、そこへ。一軒家の店。これがリーズナブル。1300円の天ぷらご飯で小鉢が二つつく。
帰りも歩いたので、かなり歩数をかせいだ。
30日の日に、スマホの機種変更をした。エクスペリアが高いのでギャラクシーに変更。手続きで2時間半もかかった。
夕方には、共同通信のインタビュー取材を自宅で受ける。『日本の宗教と政治』について。
1日は、夕方歌舞伎座へ。第3部を見る。出かける前に吉右衛門の訃報を知ったが、歌舞伎座の前で新聞社の取材を受けた。難しいことを言ったようで、紙面には取り上げられなかったようだが、不世出の役者の印象が答えていて強くなった。
最初は松緑と七之助の「吉野山」だが、竹本だけで、内容も随分と違う。オビナメビナもない。主従の関係を明確にしたと説明されていたが、最後、壇ノ浦の合戦のところになるまで、「吉野山」とは思えなかった。藤太も出ない。
次は「鬼揃紅葉狩」。「紅葉狩」をもとに、能を大幅に取り入れた玉三郎の作品。前にも見ているはずだが記憶がない。吉右衛門逝去が玉三郎に影響しているのかもしれないが、全体に精彩に欠ける。歌舞伎で能の所作をやるのはやはり無理ではないか。
今日は、第1部だけを見に行った。「伊達の十役」だが、これまでのとは違う。前半は、政岡。後半は累を中心とした所作事。何とも言えない。
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