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昨日は国立劇場へ行った。「盛綱陣屋」。先日チケットをとっていたが、体調不良で妻に行ってもらったリベンジ。
予想されたように、丑之助がすごい。場内の空気を一心に集めている。種之介の軽妙さは特筆もの。千穐楽ということもあるが、全体にしまって、本格的な義太夫狂言を見たという充実感があった。
銀座へ出てサウンドクリエイト。豪華なギリシアのプリアンプとパワーアンプの組み合わせを聞かせてもらったが、事前に言われたように、歯が変な感じに聴こえた。ただ、広がりはすごい。これは、場所、鳴らし方でまったく別モノになるだろう。
妻と落ち合って、花見に。どこへ行こうかということで、目黒川になった。中目黒駅から大変な人。
西郷山公園まで歩くが、途中ヤギがいた。
昨日の日曜日は、寺島靖国さんのミュージックバードの番組の収録に半蔵門まで行く。
お相手はサウンドクリエイトの竹田さん。取締役になられるとのこと。
私がかけたのは、統合失調症のトランぺッター、トム・ハレルの「ジャーニー・トゥー・ザ・スター」と、鈴木弘のトロンボーンで「アルフィー」、それにチャーリー・ヘイデンの「世界の果てで」の三曲。アルフィーがもっとも好評だった。
寺島さんが評価したのは、トロンボーンを趣味としているところもあるが、原曲のメロディーを忠実に歌い上げている点。なかなかこれが難しいのところ。このアルバム、最近の再発だが、アメリカのレーベルが、日本のかつてのジャズアルバムを出しているのが目立つ。500部限定だが、寺島さんによれば、アナログ盤は今、この量だけは売れるらしい。いつもそうだが、この番組に出るといろいろと勉強になる。
昨日は国立劇場の小劇場へ行った。「素踊りの世界」という公演。
最初に、藤間勘右衛門の解説。要は松緑のこと。
歌舞伎での舞踊と素踊りの違いについて、実際のからだの使い方を示しながら教えてくれた。これが有益。
その後、素踊りが三つ。最後は、勘右衛門の「供奴」。
これまで、幾度も歌舞伎の舞台で見ているが、素踊りになると手数が多く、ひどく難しいものに感じられた。供奴は子供でも踊るが、素踊りでは無理だろう。勉強になった。
その後、お堀端を歩いて、日本橋方面まで。将門の首塚に寄る。勘右衛門の話のなかにも、勘十郎と「将門」を素踊りで踊った話が出てきたので、何かの縁だろう。
実は初めてきたような気もするが、驚いたのはひっきりなしに参拝者があること。付近には格別何もないので、首塚めあてに訪れているのだろう。
一昨日の木曜日は、歌舞伎座タワーへ行く。ニコニコニュースの取材を受ける。推し活について。宗教の布教とどう関係するか。2時間半もかかった。
翌日は、歌舞伎座の方へ。1部から3部まで続けてみる。
最初は「 新・三国志」。スーパー歌舞伎を普通の歌舞伎にすると、絵のない絵巻物のような感じになってしまう。主演の猿之助も動きがないので、本領発揮とは言えない。そのなかで、孫権に大抜擢された福之助ががんばっていた。團子もはつらつとしていい。右近が劉備だったらと感じら。
2部は、仁左衛門の「河内山」と菊五郎の「芝浜革財布」。どちらも、手慣れたもので、いうことなし。
3部の前に、久しぶりにナイルレストランへ。当然、定番のランチ。
3部は、どちらも見たことのないであろう演目。「輝虎配膳」は近松だが、奇怪な芝居。しかも、魁春が人間を超えた化け物。
幸四郎の「石川五右衛門」は、話が今一つ。最後の山門で、黒子が鷹に巻物を加えさせるのを慌てたのか間違え、巻物が落ちるというアクシデント。観客の話題になっていた。
というわけで、終わればすっかり夜。一日ご苦労様。
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