6月11日(日)歌舞伎座昼の部と夜の部を通してみる
昨日は歌舞伎座。
昼の部と夜の部を見る。どちらもほぼ満席。
昼の部は、猿之助が出られなくなった「吃又」から。中車はまだまだ歌舞伎になっていない。最近の壱太郎はよい。
昼食の後、珍しい「又平住家」。大津絵から人が出て踊るという趣向で、前の場との関連は薄い。昔病気をしたときに幻覚を見たことがあり、本のなかから飛び出てくるのを経験したが、そんな風ではなかった。「地雷也」は、蝦蟇の一人芝居のようでもあるが、誰が蝦蟇なのかはわからない。最後は、左團次が亡くなったことで、「扇獅子」。福助以外は若手女形せいぞろいで、最後、毛を振るので観客は満足。毛ぶりは不思議なものだ。
夜の部まで近くを歩く。
歌舞伎そばの閉店のお知らせ。結局、この店2回ほどしか行っていない。
夜の部は、最初が仁左衛門のすし屋で、後半が松緑の四の切。
仁左衛門はさすが、実にうまい。役者が全体に揃って見ごたえがある。見終えて、昼の部からということもあり、それで満足。
松緑の忠信は、リアルはよいが、狐がらしくない。松緑襲名のときも見ているはずだが、そのときは、菊五郎の型を忠実になぞっているという感じがした。左近に伝えておくのが目的だったのだろうか。
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