9月2日(土)国立劇場の初日は「吉野川」
今日は国立劇場の歌舞伎公演に行った。
演目は「妹背山女庭訓」通り前半。国立の歌舞伎公演もあと2か月。
歌舞伎座は再開場10周年で緞帳が新調されているが、国立はかなり傷んでいる。席もきしむ。
前半は「吉野川」が中心。「吉野川」と言えば、歌舞伎座の玉三郎・吉右衛門を思い出す。
それを時蔵と松緑がやる。初日。歌舞伎のなかでももっとも難しい演目ではないかと思うが、その前に春日野と花渡しがついて、わかりやすくなった。ここは初めて見た。
両花道での定高と大判事のやり取りが一番の見せ場でもあるが、二人とも頑張ってはいる。ただ、もちろんのこと、玉三郎と吉右衛門の人間を超えた演技というわけにはいかない。最初からそれは無理だ。
入鹿は亀蔵。意外とこういう役は向いている。
終わってから、四ツ谷へ。
そらがきれいだ。久しぶりにイーグル。当然だが、寺島靖国さんの本はおいていなかった。
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