9月7日(木)三田会のネットワーク構造と秀山祭夜の部
昨日は、まずは銀座で取材があり、三田会について話す。三田会という組織がネットワーク構造を持つところに特徴があるのを再確認。さまざまな点で、イスラム教に意外と似ている。中心には神、あるいは福沢先生がいて、あとは平等。お互いがお互いのために尽くし、自然とネットワークが広がっていく。三田会について少し認識が深まった。
そのまま歌舞伎座へ。夜の部を観る。お客さんに歌舞伎役者がいる近くの居酒屋の店主を招待し、妻と三人で鑑賞した。
「車引」は、私が歌舞伎座ではじめて観た演目でもある。播磨屋一門、やる気がすごい。松王丸の又五郎、襲名披露で梅王丸を演じ、花道を引っ込むところで足をくじいたらしく、その後後見に支えられながら出てきたのを思い出した。
「連獅子」は丑之助がわずか9歳。やはりからだが出来ていないので、本人もうまくできなくてもどかしそう。獅子になって花道を後ろ向きに引っ込むところにスピード感はないし、毛ぶりも少ない。その点で、観客席の盛り上がりにかけたが、あの視線は少し神がかっている。丑之助が親獅子をやり、菊之助が子獅子をしたらどうかと妄想した。
「一本刀土俵入り」は幸四郎がうまい。抜けている演技は抜群だし、後半は実にさっそうとしている。驚いたのは染五郎。最初誰かわからなかったが、虚無的なやくざ者を見事に演じていた。親とは役者の方向性が違うのかもしれない。
終わってから、銀座魚真へ。居酒屋の店主が前に働いていたところでもある。折あしくエアコンが故障したということで、店はちょっと暑かった。
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