2月12日(月)籠釣瓶の権八を松緑がやってまったく違う演目になってしまった
歌舞伎座昼の部へ行く。勘三郎の13回忌追善。早いものだ。
定式幕が中村座。
勘三郎は若くして亡くなったので、いつまでも写真が若い。
演目は、「野崎村」「釣女」「籠釣瓶。
「野崎村」では、弥十郎のところ六太夫の義太夫に乗ってよかった。ここは熱演。
「釣女」は楽しい喜劇。
問題は「籠釣瓶」。普通でない権八の松緑が立派すぎて、皆それに踊らされているように見えてしまった。そうなると、なぜあれほどきっぱりした愛想尽かしをしなければならないのか、それが分からなくなり、悲劇なのか喜劇なのか分からくなってしまった。
一人の役者の演技で全体が変わる。最近はほとんど歌舞伎座に出ずっぱりの松緑の存在感が、いいような悪いような、複雑な気持ちになった。
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