12月9日(月)ロジェストヴェンスキーの本を読み終える
寺島靖国さんの『JAZZ健康法』の本をめぐる朝日カルチャーセンターでの講座の際に、音楽之友社の編集者の方から『指揮棒の魔術師ロジェストヴェンスキーの“証言”』という本をいただいた。著者は、映像作家のブリュノ・モンサンジョン。
クラシック音楽の世界にはうとい私は、この指揮者のことを知らなかった。指揮棒をふらない指揮者としてよく知られているらしい。というか、膨大な録音が残っている。
ソ連で生まれ、ソ連で活動した指揮者だけに、社会主義というひどく面倒な体制のなかで、どうやって音楽活動を展開しなければならないのかが克明に描かれていて、それが面白かった。音楽活動は、体制との戦いであり、そのなかでいかに自己を貫いていくのか。へたをしれば、粛清されてしまうかもしれない。いかにして巧妙にふるまい、不屈の意志を持てばいいのか。教えられるところは多かった。翻訳だが読みやすいのも助かった。
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