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今日の午前中は朝日カルチャーセンターの新宿教室で新しい講座「信仰をめぐる三つの古都の物語 奈良・京都・鎌倉」をやる。今回は、奈良の平城京。飛鳥時代の都との関連、そして、仏都としての平城京にふれた。
昼食をとった後は、日ごろお世話になっている小川寛大さんの講義を聴く。
南北戦争の話。いかに南北戦争がアメリカ人にとって重要かがよく分かった。小川さんの『南北戦争』は読んだが、本で読むのとリアリティーが違った。
なかで、日本で未公開の南北戦争の映画が少し紹介された。
『Gods and Generals』(ロン・マックスウェル監督)という作品で、4時間近くかかり、面白くないとのことだが、戦争シーンのリアルはつあわってくる。この映画は2月2日に開かれる全日本南北戦争フォーラムの会合で公開されるらしい。
たんたんと原稿を書いていたが、いろいろあった一日。
横浜ベイスターズの新しいスローガンが決まった。「横浜奪首」。
たしかに、言われてみれば、これしかない。そしたら、バウアーの復帰が決まったというニュースも。これなら、続けて去年もいてほしかった。
そこに、生島ヒロシさんが、コンプライアンス違反でラジオの番組を降板したというニュースが。今から30年ほど前、TBSテレビの生島さんの番組によく出たことがあった。その後も、朝のラジオに電話出演したこともあった。
その後、少し具体的なことも伝わってきているが、晩節を汚す結果になったのは残念なことだ。
フジテレビの会見はまったく見ていないが、予想通り延々と続いているらしい。
美智子上皇后の新しい歌集『ゆふすげ』が刊行された。そのなかに、
「わが親族(うから)ゆめ誹らず」とかの大人(うし)の讃へし妻にありませし君
という歌があり、一読して理解ができなかった。上皇后が君と詠む場合、上皇のことをさしており、それが頭にあって、混乱した。そして、その前の歌に、「佐藤志満先生追悼三首」とあり、その三首を見落としたので、余計意味をとることができなかった。
そこで、娘の旦那が古文の先生なので聞いてくれとラインしたら、娘も国文学の大学院を出ているので、これをちゃんと解釈してくれた。
「自分の身内の悪口を決して言わない」とあの佐藤佐太郎先生が讃えた妻でいらっしゃった佐藤志満先生です
ということらしい。持つべきものは学問をした娘である。佐藤佐太郎・志満夫妻は、上皇后の歌の師にあたる。
『[増補版]神道はなぜ教えがないのか』は、単行本もアマゾン1位だが、電子書籍も1位になっている。ただカテゴリーは日本史。全体でも612位と、順位も高い。最近では、電子書籍の売り上げもばかにできなくなってきた。
今日は、午前中は朝日カルチャーセンター新宿教室での講義。「日本10大神社」の第2シリーズで、八幡神社篇。第一回として、宇佐神宮をあつかう。
その後、2月に出る『「謎」で巡る神社の歩き方2』の紹介ビデオの撮影に臨む。
帰りがけ、文房具屋により、赤ボールペンの替え芯を買う。最近、文房具で買うとすれば、これだけ。ほかに買った記憶がない。
昔は、文房具をいろいろと使っていたが、今はほとんどそれがない。黒のボールペンは使うが、それほど多く使わないので、芯を替えるにいたらない。ずいぶんと時代が変わったものだ。
今日は経営科学出版での古事記ゼミの2回目。本文に入り、国産みと神産みを扱う。序文に比べると、本文の方が読みやすい。
終わってから、原宿経由で乃木坂へ。サントリー美術館に寄る。「儒教のかたち」という珍しい展覧会をやっている。
儒教関係の展覧会というのははじめてで、為政者を戒める「勧戒画」などが展示されていた。日本では、江戸幕府が儒教を学問、倫理道徳の中心に据えたので、それに関連するもの。歌舞伎では「二十四孝」という演目があり、それもこうしたことに関連するので、浮世絵なども展示されていた。
内容が内容だけに、観覧者はとても少なかった。おかげでゆっくりと見ることができた。こんな世界があるのを知るのも悪くない。少なくとも、私には勉強になった。
今日は午後から湯島へ。先日行ったことがある全国家電会館で、東大アメフト・ウォーリアーズの4年生慰労会に出席する。
娘も4年生で今度卒業するので、簡単な挨拶をした。他の4年生も挨拶をしたが、その数は多い。
驚いたのは、法人の元代表である好本さんが、好本恵さんの旦那さんだということを知ったこと。今日、向こうから話しかけられた。恵さんは、放送大学で宗教学の実験番組を作った時に、ゼミ形式だったので、その司会をしてもらった。なんという偶然。
結婚のいきさつなどを聞く。
他にも、アメフト部には宗教学の後輩がいたりする。いろいろと縁が広がっている。
慰労会が終わってからは、近くで、父母のファミリークラブの宴会。今年度は成績もよかったので、いろいろ盛り上がる。
阪神淡路大震災から30年。それからいろいろありすぎた。
とりあえず、プレジデントオンラインにずっと皇室について書いてきたが、一時中断していたのを再開することになった。
今回は偽旧皇族のことなどをとりあげた。
昼まで仕事をして、浅草へ。娘と新春浅草歌舞伎夜の部を観る。
メンバーが大幅に入れ替わった。最初は、「春調娘七草」の舞踊。
次は、「絵本太功記」。皆初役だろうが、かなり気が入っていた。とくに鶴松の十次郎がよい。橋之助の光秀も立派。左近は所作は美しいが、まだ女形をやって日が浅いので、女形のせりふ回しになっていない。その点では、莟玉が貫禄を見せた。鶴松は先日の神谷町小歌舞伎でお蔦がよかったが、浅草公会堂という空間があっているのかもしれない。
最後は、「棒しばり」。鷹之資の次郎冠者で期待させたが、酒の飲み方など、棒でしばられていて大変という点が少し雑。染五郎の太郎冠者は、ユーモアがあり、そこがいい。
帰りは新宿の 満月廬本店。初めてニラレバを食べたが、他にはないニラレバだった。相変わらずリーズナブル。
今日は、リモートの取材と打ち合わせが都合2件あった。ほかに、カルチャーセンターの準備を2回分する。
あまりに今日は寒かったので、散歩を迷ったが、でかけた。喫茶店を目当てに出発。
駅の近くの喫茶店で妻と待ち合わせたが、その店に、なべおさみさんがいた。隣の席で、向き合うような形になった。出て行かれる時、挨拶をされた。直接お会いしたことはないが、昔テレビに出ていた時代に私のことを見ていたのだろう。
その時代、高橋春夫という漫画家の人に、「なべおさみではありません」か、「なぜやかんではありません」かというキャプションのついた漫画を書かれたことがあったので、その話をした。世の中縁は異なものである。調べたら、なべおさみさん、85歳とか。寺島靖国さんと同様、とてもその年齢には見えない。
そのまま、ボロ市へ。格別何もない。妻はタマコンを食べていた。夕食の時間なのでサイゼリアへ。
帰ってから録画していた、「徹子の部屋」を見る。
團十郎が襲名興行を終えたということで出演していた。新之助時代は、トークが下手だったが、それから20年が経つと、とてもたくみ。テレビでキャスターが出来そうな感じで、むしろ黒柳さんの話をリードしていた。人間成長するものである。
今日は歌舞伎座昼の部。
久しく行っていない吉兆は正月仕様。
演目は、「対面」「陰陽師」「封印切」。ちょっとまとまりがない。
「対面」では、声が大きい役者が目立つ。まずは小林の右近。米吉の十郎が意外によい。中車の鬼王も悪くない。芝翫がちゃんとした役をやっているのがよいが、工藤役者であるところを見せる。
「陰陽師」は、大百足退治と鉄輪。百足退治は、怪獣ショーのようでもあった。鉄輪の方は、もともと舞踊。そこに劇化する無理がある。
最後は、鴈治郎の忠兵衛で「封印切」。八兵衛が扇雀。兄弟であることが生きたような、二人の関係。
終わってからサウンドクリエイトへ。いつも偶然だが、黒崎さんが来る。
山之内さんなどと打ち合わせということだが、先日のラジオ放送を聴きながら、黒崎さん本人の解説。
打ち合わせ一行は新年会へ。我々夫婦は、超珍しく娘が夕食を作ってくれるというので急いで帰る。
娘はがんばったが、肉じゃがを焦がして、リベンジを誓っていた。
昨日は、娘が岡崎に旅行に行ってしまったので、夜は夫婦で外食をした。
前から、桜新町にあるシズラーが気になっていたので、そこへ行くことにした。
桜木トンネルができたので、桜新町までは行きやすくなったが、歩くと40分くらいかかった。
シズラーは前に一度新宿で行ったことがあるが、ずいぶん昔の話だ。高級ファミレスというところだろうか。
サラダバーが単品だとシニア料金になるので、それと、ステーキとロブスターのコンボを頼む。あとは、ワインを1本。
けっきょく、2時間くらいいたので、十分にシズラーを満喫したことになる。材料も新鮮だし、値段だけのことはあり、牛肉もロブスターもうまかった。ワインはいまいち。
帰りはさすがに歩くのが面倒になり、電車で宮の坂まで帰った。
昨日の夜は、紀尾井町夜話特別編「紀尾井町家話」を見る。
萬壽と雀右衛門がゲストだったが、その冒頭、席亭である松緑から、弟子の辰緑丈が亡くなったという報告があった。
しかも、亡くなったのは1月3日のこと。ちょうど、歌舞伎座夜の部で松緑の「熊谷陣屋」を鑑賞した日だ。果たして松緑は、訃報を知って舞台に上がったのか、それとも舞台を下りて知ったのか。そこはわからないが、辰緑丈、ここのところ体調が悪かったらしい。松緑も喉を傷めているが、おそらく、それが関係しているのではないだろうか。ストレスはそういう形で出るものだ。
その松緑を気遣ってか、今回は萬壽丈がよくしゃべった。逆に雀右衛門丈は静か。この二人、同学年で共演も数多くしてきたようだ。
とにかく、辰緑丈のご冥福をお祈り申し上げます。
今日は朝少しだけ仕事。仕事始めか。
昼前に東銀座へ。新橋演舞場。恒例の團十郎の正月公演を見に行く。
7代目團十郎が上演した「裏表忠臣蔵」がもとになっているらしい。
團十郎が4役を演じる。昼の部は、大序から勘平切腹まで。時間を短縮したバージョン。廣松の顔世御前が意外とよい。
夜の部は、一力茶屋からだが、かなり違う。その後は、まったく見たことのない話に。
團十郎は、やはり大星が一番よい。それにしても、高師直、大星、斧定九郎、勘平と、これをそれぞれ個性的に演じきれるのは團十郎だけだろう。ただ、短縮されてしまったところのもと、そこの面白さがなかったのは惜しまれる。
最後、討ち入りなったあと、花吹雪が舞台から客席にどっと押し寄せる。こんな状態。
今日は初芝居。歌舞伎座の夜の部。
松緑の「熊谷陣屋」から。10数年前、仁左衛門の代役で熊谷を演じて以来。代役のときは手も足も出ないという感じがしたし、今月の筋書きでも、同じような感覚だったらしいが、今回は手は出たというところだろうか。この役はとくに難しいし、役者の格が試される。周りが、すべてそろっていて、そのなかで演じればいいのだが、力が入りすぎているところもあり、これからだろう。
次は、右近と壱太郎の「二人椀久」。右近も筋書きでふれているが、晩年の富十郎と先代の雀右衛門が素晴らしかったのを思い出す。二人は当然フレッシュで、なかなかのでき。最近の壱太郎の踊りは雰囲気がある。研の会のために、打掛を新調したと書いていたが、その気持ちはよくわかった。打掛が3人目の踊り手になっている。
最後は、テレビドラマからの「大富豪同心」。隼人がテレビと同じく主演で、幸四郎の初演出。テレビを見ていないが、隼人はすっかりスターになっている。ばかばかしい話ではあるが、全体の流れはスムーズ。歌舞伎ではないが、ただ歌舞伎役者しかできない舞台。お客さんは盛り上がっていた。
明けましておめでとうございます。
新年ということで、神社について現代ビジネスに投稿した。
この記事、3部に分かれていて、中編、後編はこちら。
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