5月9日(金)音羽屋襲名は昼の部で新菊之助の道成寺天才ぶりを発揮する
今日は歌舞伎座昼の部。
播磨屋さんにとってもらった一等席。招待ではない。
最初は「寿式三番叟」。前半の儀式的なところはよかったが、後半の5人三番叟はショーの趣。箇所だけが、三番叟らしい不敵な笑みを浮かべ、種之助もそういうところがあるが、後の三人はまったく同調していない。そこらあたりどうなんだろうか。
次は「勧進帳」。團十郎の弁慶は、ずいぶんと大人になったというか、貫禄十分。保先生も書いているが、前半の方がいい。後半は、なぜか緊張感が薄れた。新菊五郎の富樫は、最初の名乗りがよいが、こちらも、進むにつれて迫力がなくなっていった。團十郎との「勧進帳」を望んだのだから、もっと迫ってほしかった。
3演目目は「三人吉三」。時蔵、彦三郎、錦之助。時蔵は、ここのところとてもよい。彦三郎も、悪くない。錦之助のせりふ回し、七五調が板についてない感じがした。
最後は、「三人道成寺」。すっぽんからでてきたところから、新菊之助が目を引く。女形の踊りは初めてのはずだが、まったくそう思わせない。花道で、扇子を帯に押し込んでしまい、出ないところを父親から渡された。ここらあたりがいかにも親子。
玉三郎の道成寺は、もしかしたらこれが最後かもしれない。新菊之助の将来が楽しみという、そういう舞台だった。
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