6月7日(土)歌舞伎座は音羽屋ダブル襲名の2か月目
今日は歌舞伎座昼の部へ。音羽屋親子襲名の2か月目。
最初は、「元禄花見踊」。右近と隼人を中心に若手が踊る。目を引いたのは廣松。叔父の雀右衛門の路線にあるので、近々芝雀を襲名してほしいと思った。問題は右近。「鏡獅子」も、少し違和感があったのだが、体が動きすぎるのかもしれない。50代の玉三郎がそうだった。その分、動きが機械的になる。ふっと力が抜けたところがないと、色気が出ない。
「車引」は、菊之助の襲名狂言。相当に頑張っているし、体の張り方は申し分ないが、声を少し悪くしていて、そこが気の毒。変声期かという声も、客席から上がっていた。
「寺子屋」は、この演目、一時相当に熱心に見ていたことがあり、その後若干食傷気味になっている。そのせいか、豪華な配役だが、集中力に欠けてしまった。清四郎のよだれくりが意外と不発。萬太郎は頑張っているが、大きくはない。時蔵は相変わらず素晴らしく、雀右衛門、魁春と揃うと、本当に立派な舞台になる。菊五郎も後半がよかった。
最後の「お祭り」では、清元は、右近こと栄寿大夫が歌舞伎座では初の立唄。兄が立三味線。そのことは知ってはいたので驚きはしなかったが、途中から、舞台に出て踊るのではないかという気分になった。
終わってから、三越で音羽屋襲名展を観る。その後、サウンドクリエイトへ。今日は、カートリッジの三点止めの話が興味深かった。それで安定度が増しているらしい。他にはないところが、注目される。
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