1月22日(日)私のことが朝日新聞のコラムで取り上げられた
今日の朝日新聞朝刊。先日取材に見えた記者のコラムで私のことが取り上げられた。
デジタル版にも掲載されている。
安倍元首相の国葬をめぐっては、いろいろな議論があり、近刊の前川喜平氏との対談『政治と宗教』でも議論になった。
葬儀の簡略化が進む中で、葬儀をどう考えるのか。いろいろと問題は多い。
今日の朝日新聞朝刊。先日取材に見えた記者のコラムで私のことが取り上げられた。
デジタル版にも掲載されている。
安倍元首相の国葬をめぐっては、いろいろな議論があり、近刊の前川喜平氏との対談『政治と宗教』でも議論になった。
葬儀の簡略化が進む中で、葬儀をどう考えるのか。いろいろと問題は多い。
この前の日曜日、南丹市の佛名寺で講演をしたことが記事になった。
京都新聞だ。
集落全体で墓じまいをして、さらに供養墓を一般にも、つまりは檀家でないところにも解放する。これは、新しい試みだろう。
これは、講演が終わってからの森屋住職との一枚。
オウム真理教にかんして、今まで発覚していなかった女性信者の殺人事件が報じられるようになった。事件は1991年に起こったことらしいが、はっきりとしたことはわからない。
問題は、その場に上祐史浩氏がいたということだ。本人もそれを認めている。にもかかわらず、今日までそのことを明らかにしなかったのは、麻原に対する恐怖があったからだと述べているようだが、果たして本当にそうなのだろうか。強い疑問を感じる。
すでに事件自体は時効になっており、これで上祐氏が逮捕されることはないのだろうが、1991年と言えば、坂本事件と地下鉄サリンに結び付く数々の凶悪事件の中間の時期ということになる。この時期にもそうしたことが行われていたのだとすれば、それは重大なことではないだろうか。
新年第1弾ということになったが、講談社のサイト「現代ビジネス」に、「富岡八幡・宮司殺人事件の背景にある「神社大崩壊」という大問題」という文章を書いた。
この記事を書くにあたっては、昨年の12月25日に現地を訪れた。使われている写真はそのときに、私自身が撮影したもの。やはり行ってみると、いろいろなことが分かってくる。
その後、正月に訪れた人が書いているのを見ると、事件現場となった宮司の住居は、全体が白い幕で覆われているようだ。それは、私が訪れたときにはなかった。初もうで客を考えての処置かもしれない。
おそらく富岡八幡宮は特殊な神社だったのだろう。初もうで客は激減したようで、これからどうなるのか。問題はまだ終わっていない。
富岡八幡宮の事件で、朝のテレビ朝日「モーニングショー」に出演した。容疑者の元宮司の遺書が届いたということで、その話題が中心になっている。遺書はネット上で公開されているので、それを読むこともできるようだ。
内容は、恨みつらみで、さまざまなことが書かれている。内容が正しいことなのか、それとも一方的な思い込みなのかは、今のところ判断がつかないが、一読して感じたのは、文章としては筋が通っているということ。少なくとも、これを書いた容疑者には文章力がある。これは、ここまで伝えられてきたイメージとは異なる。
もう一つ、よく分からないのはお金のこと。容疑者は宮司時代に年収が4000万円だった、退職金は3億円だった、タワーマンションの最上階に住んでいた、豪遊し一晩で200万円を使うこともあった、神社本庁に出す金を個人的に流用した、あるいは、殺された宮司も豪邸に住んでいたといったことが出ている。
調べてみると、現役のどこかの神社の神職が語っているのを見ると、神社本庁では宮司の月収の上限を60万円に定めているが、それに達している宮司はごく一部で、実際には、小さなところになれば、神社からあがる収入がほとんどないという宮司もいるとのこと。これは、これまで聞いてきたことだ。
そうした神社界の経済事情から考えると、富岡八幡宮は異常とも言える。だいたい、豪遊する神主のことなど聞いたことがない。いったい、金の出どころは何なのか。参拝者が多い神社なので、社頭収入はかなりの額に登るだろうが、ほかに不動産を所有し貸しているといったこともあるのだろうか。駐車場からかなりの額が入るという話も聞いた。
ほかに、祭りの時の神輿が異様なほど豪華で、ルビーまで入っているらしい。二つ神輿があり、一つは4トンを超えるため、担ぐことが難しいもののようだが、それは10億円で、佐川急便の会長の寄進らしい。もう一つも、かなり豪華なようだ。
いったいこの神社どうなっているのか。まったくわからない。
一昨日の夜、富岡八幡宮で凄惨な事件が起こった。その関連で、昨日はテレビに出演したり、電話取材を受けたりと、騒がしい一日になった。
富岡八幡宮が神社本庁を離脱したことは、前から聞いていたし、同じような例としては八幡神の総本社、宇佐神宮でも起こっている。そうしたことを含め、神社本庁のあり方などについて、いろいろと言われていた。しかし、まさかこんな事件が起こるとは想像もしなかった。宮司と、その弟である元宮司との確執といったことは、伝わっていなかったように思う。
調べてみると、殺された宮司の祖父は、神社本庁の総長をつとめたことのある神社界の実力者で、ここのところずっと話題になってきた日本会議を生むきっかけを作った人物の一人だということがわかった。國學院大學の同窓会、院友会の会長もつとめていた。天皇皇后が深川祭りを見学しているのも、元をたどれば、そこへ行きつくのだろう。その点で、ここは重要な神社であるということになる。
犯行に至る背景については、さまざまに報道されているが、当の富岡八幡宮はもちろん、神社界に与える影響はかなりのものになるのではないだろうか。初詣を控えている時期だが、神社に初詣というのが縁起でもないということになりかねない。
犯行自体に、神社界のあり方がどの程度影響していたかは分からないが、その体質がまったく無関係であったとも思えない。相撲界も揺れているが、神社界も、古い組織で、果たしてその在り方が現代に適応できているのか、それが問題になる面はあるだろう。
事件自体への関心はすぐに薄れるかもしれないが、現代社会において神社はいかにあるべきか。その問題は、かなり切実なこととして論じられなければならないだろう。
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