今日の報道ステーションで、ミャンマーで16年前に殺されたジャーナリストの長井健司さんがそのときに撮影を続けていたビデオカメラが返ってきたということを報じていた。これは、テレビ欄では書かれていないことで、テレビ朝日のスクープ。
これが返却されたビデオ。詳細は明らかにできないようだが、ミャンマーのジャーナリストから、長井さんの妹の小川典子さんに手渡されたところ。
私は、妻ともども、このビデオカメラの返却を求める署名活動に参加した。10数万の署名を、おおくの人のちからで集めることができた。その際には、全国にこのことを知らしめるため、講演活動を行った。その点で、この報道は感慨深いものがあった。
ビデオのなかには、5分余りの映像が残されていた。最後、長井さんが撃たれるまで撮影が続けられたことがわかる。その映像がすべて放送された。
私は、長井さんのことをまったく知らなかったのだが、殺害された日、彼を知る人間と同席していて、そこから署名・講演活動に参加することになった。当時、集めた署名をミャンマー大使館に持っていたこともあるが、大使館は、それを受取ろうともしなかった。
その後、アウンサンスーチー氏が政権をとったが、また軍部のクーデーターが起こり、長井さんが殺された時より状況ははるかに悪くなった。
その点で、ビデオが返却されてよかったという気持ちにはとてもならない。それが悲しい。
宗教界に何か事件が起こっているということを知ったのは、一昨日2月28日のことだった。
その日の午後、3時過ぎから読売テレビの「ミヤネ屋」に東京から出演したのだが、日本テレビに入る段階で、その日取り上げるエホバの証人のこととは別に宗教ネタがあるかもしれないと言われていた。ただ、そのときは、裏がとれなかったということだろう、それについてテレビでコメントすることもなかった。
そうしたら昨日の午後、イスラーム学の中田考氏が「『大川隆法の霊言』、もう「幸福の科学出版」ゲラできてるのかしら」とツイートしているのを見て、妙だなと感じた。
そこで調べていくと、大川氏の長男宏洋氏が、大変なことになったとツイートしているのを知った。知り合いのジャーナリストに問い合わせてみると、大川氏が亡くなったという情報が出ていて、マスコミ各社がそれを追っているということが判明した。
すると、関係者から、大川氏が亡くなったという情報がもたらされた。
ただ、幸福の科学の人に聞いても、今日の段階では、そんなこと教団では話題にもなっていないという話を聞き、続報もなかったので、あるいはガセネタだったのかとも思うようになった。
それが、今日の午後になって、ニュースでも報じられ、事実だったということがはっきりした。宏洋氏も、YouTubeでそれを報告している。
66歳。まだ若い。教団の人たちには、驚天動地の出来事だろう。
上野千鶴子さんとは面識がない。国際日本文化研究センターの開所を記念したパーティーで同じ場にいて、数メートル先に上野さんがいたのを目撃したことはある。
共著という形で本を出している形にはなっているが、これは、聞き手の亀山さんの本。
その最初に、上野さんのことが取り上げられていて、その冒頭に、上野さんは、既婚者と恋愛したことがあるかと聞かれたら、自分では既婚、未婚を問わない。不倫かどうかは相手の問題だと答えている。そして、既婚者と恋愛しているときにメディアから取材されたら、そのように答えようと用意していたのに、幸か不幸か取材がこなかったと語っている。これは深読みすべきところだったのかもしれないと、今は思う。
今から30年ほど前、1990年代に、知り合いのNHKのディレクターから、上野さんがパートナーと北海道に旅行するのに付き合ったということを聞いたことがあった。男性から「ちいちゃん」と呼ばれているということも聞いた。その男性が、色川大吉さんだったのかもしれない。その点では、知る人は知っていたのだろう。
毎月届く『てんとう虫』という雑誌に、上野さんが八ヶ岳での別荘ぐらしについて連載している。なんで八ヶ岳なんだろうかと思っていたが、腑に落ちた。そこは愛の巣であり、思い出の地なのだ。
というわけで、いろいろなことが符合し、腑に落ちた。
今日の朝日新聞朝刊。先日取材に見えた記者のコラムで私のことが取り上げられた。
デジタル版にも掲載されている。
安倍元首相の国葬をめぐっては、いろいろな議論があり、近刊の前川喜平氏との対談『政治と宗教』でも議論になった。
葬儀の簡略化が進む中で、葬儀をどう考えるのか。いろいろと問題は多い。
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