去年の春に公開されて話題になった「ミッドサマー」の映画、録画しておいたものを昨日ようやく見た。
誰かが、私島田裕巳がモデルだと言っていた映画なので、見なければと思っていたが、遅くなった。
人類学の研究で奇妙な村に潜入し、そこで飛んでもないことを体験するという映画。かなりショッキングな場面もあり、ホラー映画でもある。
奇妙な村というと、森の奥にありそうだが、そこは平原の村。開けた空間でありつつ、秘密を抱えているというのが、意外に珍しい。
より長めのディレクターズカット版もあるようだが、本筋は変わらないようだ。
1970年代には、研究者が潜入調査をするというのがたしかに流行した。それに関連する論文や本も結構ある。なかには、帰ってこない人間もいた。映画がどういうところから発想されたかは分からないが、そうした影響もあるのかもしれない。
新宿の映画館で、幸福の科学のアニメ映画「宇宙の法」を見た。
実写映画はこれまで見たことがあるが、アニメははじめて。内容は宗教が絡んでいるものの、アニメのヒーローものの典型のような作品。途中、地球を守る側が、パンダとタコに変身していたが、大丈夫だろうか。幸福の科学は中国を批判している。それから、昔、私はタコとして揶揄されたことがあった。
終わってから、「鼎」でランチ。昔はよく夜に行った店だが、2,3年前に行ったときには高いと思った。ランチはそれほど高くない。
高島屋で買い物をして帰る。新宿へ昨日も寄ったが、大変な人出。これでも外国からの観光客がいないわけで、そうした人たちが来たら、相当にすごいことになりそう。いつそうなるのだろう。
無料で映画が見られる東宝シネマズのポイントが10本分もあって、ポイントが失効するのが8月14日ということで、このところ映画を観ている。結局、6本見て、家族があと4本見たので、ポイントは無駄にはならなかった。最後に観たのが昨日の「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」という不思議なタイトルの映画。
原題はもちろん違って、「ホライズン・ライン」。水平線という意味だが、いったん別のタイトルに決まり、それがまた改題されて「元カレ」云々になったらしい。これだけ原題とずれているのは、たまにあるが、たしかにこのタイトルでないと人は見に来ないかもしれない。
だいたい元カレなのかどうか、そこからして微妙。小型飛行機に乗ったらパイロットが突然死して、それで命からがら生き延びる映画。はらはらどきどきということだが、もう一工夫あってもよかった気はした。
東宝シネマズのポイントの期限が迫っているということで、映画を見なければならなくなった。
昨日は、シャンテで2本見た。
1本は、「ライトハウス」で、もう一つは「ファーザー」。どちらも内容についてはあまり調べないで見た。「ライトハウス」はポスターが良かった。「ファーザー」はアンソニー・ホプキンスということで、それなら安心だろうと選んだ。
最近では珍しいモノクロの映画で、撮影はすばらしい。サイズも、こちらも最近では珍しいスタンダード・サイズ。それでいて、荒涼とした島の風景が鮮明に描き出されている。
物語としては、二人の背景もよく分からないし、そういう設定にする意味も分からない。「白鯨」がモデルになっていて、その点はエンドロールでも示されるが、灯台守はエイハブほど、人間として深くない。終わって出てきた時、若い女性の二人ずれがいまいち的な会話をしていたが、もっともだと思った。
「ファーザー」の方の主人公は認知症で、いろいろなことが分からなくなっている。映画が描き出すのは、その本人が体験した、現実と非現実が交錯した世界。人物も入れ替わり、世話をしている娘まで入れ替わる。
ホプキンス本人は83歳になったようだが、その混乱ぶりが怖い。ただ、現実の認知症の世界とはあり方は異なるのではないだろうか。もっとも人によって違うわけだが。
で、作品として何が言いたいのか、そこは不明。
俳優の演技を堪能すべき映画ということで、二つの作品は共通しているのかもしれない。「ライトハウス」は、シェイクスピアの作品の趣はある。
スター・チャンネルなどで放送されるドラマ『ニュー・ポープ 悩める新教皇』についてコメントを書いた。
このドラマ、本物のシスティナ礼拝堂でロケするなど、とてもリアル。よくこんな作品ができたものかと感心した。
ドラマもよくできていて、現代のバチカンが抱えているさまざまな問題を取り上げつつ、宗教の根源にある性ということを問うている。
短いコメントをするために全作を見てしまったが、なかなか興味深い作品だと思ったし、バチカンの内情をうかがい知ることもできる。
今更ながら、映画「メリー・ポピンズ」をはじまて観た。最近のではなく、1964年の方だ。あるいは、子どもの頃に映画館で観ている可能性もあるが、覚えてはいない。おそらく初めてなのだろう。
日本語版吹替なので、字幕版を観てみないと、評価はできない気がした。当時としては、アニメとの合成など、非常に斬新なものだったに違いない。
主演のジュリー・アンドリュースは、翌年「サウンド・オブ・ミュージック」に主演する。こちらは、当時観ていたし、最近も「午前十時の映画祭」で観た。
調べてみたら彼女、まだ存命だった。84歳。お相手のディック・ヴァン・ダイクも存命。こちらは94歳。やはり長寿社会になったものだと思う。子役の男の子とは21歳で亡くなっているというから、やはり人間の命は分からない。
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