音楽

October 03, 2009

10月2日(金)東京インターナショナルオーディオショーに初めて出かける

はじめてのことだが、東京国際フォーラムで開かれている「東京インターナショナルオーディオショー」に出かけてみる。会場前から多数の人がつめかけているが、ほとんどが男性。並んでいる途中で、知り合いに声をかけられる。

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オーディオ各社が新製品をひっさげて、ブースを開いているので、それを見ていく、というか聴いていく。一番いい印象を受けたのが、JBLのs9900。スピーカーとしてかなり大きいが、音がまとまっていて、コンパクトで聴きやすい。これなら、それほど大きくはない部屋で聴いても、空間的なスケールを感じることができそうに思えた。我が家のシステムでこれをならしたらどうなるのか、ちょっと興味がある。

廊下で、サウンドデザインの石田さんを見かけたので声をかけ、話しをする。デジタルな技術は部品が命で、Sマスターのようなものがないとどうしようもないとのこと。アナログだと他のもので補えたりするが、デジタルではそうはいかないらしい。我が家ではマジックDSをつなげてという話しをしたら、石田さんがクロックアップしているソニーのHDDレコーダーと同じようなものと言われて、安心する。

終わりに、ティファニー&フレンズのライブを聴く。やはり、ライブの音は、オーディオから聞こえてくるものとは違う。ということは、まだまだ改良の余地がたくさんあるということだろうか。

September 25, 2009

9月25日(木)『葬式は贅沢である』の原稿をけっきょく2週間で書き上げ久しぶりに荒井由実を聞く

朝から、家で仕事。『葬式は贅沢である』の本の原稿、最後まで書き上げる。全体で273枚。これをちょうど2週間で書いた。コンピュータでは、電子ペンを使っているが、急いで原稿を書いたせいか、ペンだこが少し痛い。

大昔、ヤマギシ会にいた頃、高田の馬場にあった案内所にラジカセがあって、いつもそれで荒井由実のベスト盤、カセット二枚組を聞いていた。それしかなかったので仕方がないが、もう33年前のことになる。その後、青春の思いでと言うことで、そのCD化されたものを買った。今回リッピングしてマジックDSで聞いてみると、懐かしいと言うより、昔は聞けなかった音が聞こえてきて、なるほどと感心する。アレンジは案外古くなっていない。ティンパンアレイ風だと思って、調べてみたら、やはりそうだった。

他に、バックコーラスが、 山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子、尾崎亜美、タイム・ファイブだったり、ジャズの宮澤昭や西条孝之介が入っていたりと、今からするとかなり豪華な顔ぶれ。日本の新しいポピュラーミュージックの流れのなかでは、画期的なものだったのだろう。松任谷由実時代のものになると、ほとんど興味がわかないが、それもバックのミュージシャンが変わっていってしまったせいかもしれない。決して悪いメンバーではないが、普通のスタジオミュージシャンが演奏しているという感じになっている。

August 09, 2009

8月8・9日(土日)ブルーノートでボビー・ハッチャーソンを聞きDSのアップグレードをするとパフュームに奥行きが出た

土曜日は、それほど一生懸命は働かなかったが、原稿を少し書く。ほかに、高松のラジオに電話出演することにもなった。

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夜は、青山のブルーノートへ行く。バイブのボビー・ハッチャーソンの公演。彼の演奏を聴くのははじめて。しぶいバンドなので、お客は必ずしも多くはないが、どれも技術はしっかりしている。ボビーはさすがに年齢を感じさせるところもあるが、独特のバイブの音が心地よい。

公演が早く終わったので、表参道の駅の近くの「青山グリラー」へ。前に一度訪れたことがある。いったときは、ほかに客がいなかったが、途中から増えて、最後はかなりのお客。この店、相当にリーズナブルだということを改めて確認する。酒も悪くない。今度は持ち込みで、グリルして貰う話しをして帰る。

土曜日から日曜日にかけては、マジックDSのアップグレードというか、ソフトをアップグレードする。今回は、コンフィグなど、操作の部分。まだ、ソフトが完全でないので、いろいろ障害が生まれているし、コントローラーが聞かなかったりするが、それで音に変化が出来たのには驚く。これまで、パフュームのような演奏は、どちらかと言えば平板で、DSらしさがなかったが、突如、奥行きが出て、今まで聞こえなかった音が聞こえてきた。

June 29, 2009

6月29日(月)梅雨の晴れ間にポール・ポッツを聞く

依然として梅雨が続いている。今年の梅雨は、一応梅雨らしい梅雨と言えるのではないか。晴れの日が続かない。今日は、たまたま天気が良かったという感じ。

先週は原稿に集中したが、今週はそうもいかないだろう。水曜日には朝日カルチャーセンターでの講義もある。今日は、『手に取るように分かる東洋思想の本』の校正を終える。最後は、日本の思想で終わっているが、原稿が日本には思想がないという否定的な方向にむかっている。これは、日本の思想を論じたときになりがちな傾向だが、あまり好ましくない。その点を修正する。

工作舎から、先日の三省堂での四方田氏とのトークセッションの写真と音声データーが送られてくる。編集者は、二人の対談を考えてくれているようだが、どうなるだろうか。

昨日、タワーレコードに寄って、久しぶりにCDを買ったが、そのなかの一枚は、今話題のポール・ポッツの新譜。先日、テレビで見て、その存在をはじめて知った。本当に美声だが、プロとしてのキャリアが浅いためだろう、声帯がこれまであまり使われてこなかったという印象を受ける。その分、これから発展していく余地が大きいということかもしれないが、強さという面ではどうなのだろうか。その点は、まるで素人なのでわからない。

May 29, 2009

5月29日(金)パフュームよりも先はないということを改めて確認する

今日も又、天気が悪い。朝から断続的に雨が降っている。家で朝から仕事。『ブッダ100のことば』の原稿を、宮坂宥勝訳の『ブッダの教え スッタニパータ』と照合していく。日本語訳と、パーリ語協会の英訳とはどうも違うところが多い。果たしてどいらが正しいのかはわからないが、今回は、できるかぎり仏教用語を排して、普通の日本語にしようと試みている。全体の3分の2ほどが終わる。この作業が終わったら、おそらく前書きと、解説を書くことになるだろう。

仕事の合間に、WOWOWでやっていたパフュームのライブを少しだけ見てみる。予想以上に完成度が高い。一番重要なのは、リズムで、最初のヒット曲が示すように、複雑なリズムを刻んでいる。同じテクノでも、そこがリズム的には単純だったYMOとは違う。おそらく、30年前に世界を震撼させたマイルスのリズムについての考えかたに近いのではないか。ある意味、それ以上に洗練されている。

もう一つ重要なのは、踊りだが、もしこれが外国人の3人組みだったとしたら、背筋がまっすににはならず、くねくねして、かなり気持ちの悪い物になっただろう。やはり、日本人の背筋がまっすぐだという点が、パフュームでは生かされている。やはり、音楽のパフォーマンスとして、これ以上先を行くものは考えられない。一般的な受け取られ方は、アイドルグループなのだろうが、その提示の仕方は、はるかにそれを超えている。

『創価学会』の21刷ができあがった。版を重ね、印刷の方も少し鮮明ではなくなっている。書店で、村上春樹の新作を買う。

March 01, 2009

3月1日(日)ハイドディスクには1500枚くらいCDが入りそうだ

昨日の夜、娘が来て、晩飯を食べていくが、遅くなったのでと泊まっていく。そんなわけで、普通の日曜日になる。娘が昼間でいて、外で昼食を一緒にとって帰って行く。

その後、少し仕事をしようと思い、かきかけの原稿に手をつけるが、中途半端な時間からはじめたので、気力がわいてこない。2、3枚書いて、続けられなくなり、それでエンド。今日も雨が降るなど、天候はいまいち。季節の変わり目が終わらないと、どうも調子が出ない。

マジックDSのリッピングの方、だんだん調子が出てくる。リッピングしたCDの数もかなり多くなった。CDのように、いちいち掛け替える必要がないのは、やはり便利。アナログレコードもそうだが、盤をかえる作業に味があるとも言われるが、どうだろうか。500Gのハードディスクに、今のところ140枚くらいいれたが、使った容量はようやく10%程度。これだと、1500枚くらい入りそうだ。だいたい家にはそんなにCDがない。全部入れて、500枚になるだろうか。相当な量が入ることになる。

February 03, 2009

2月3日(火)チック・コリアまでわずか2メートル

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朝、神谷宗家から送られてきた水を使い、字を書いてみる。何を書いていいのか、まったくわからなかったが、実際に書いてみると、落ち着きの良いものと良くないものがあるのがわかる。まだ、完全にはしっくりこない。又、トライしてみることにする。

その後、『寺門興隆』の連載原稿を書く。61回目ということで、内容を一新することにした。池田大作に絞って書いていくつもり。とりあえず、その第1回目を書く。

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午後、ブルーノート東京に電話をかけて、今夜のライブを予約する。チック・コリアとジョン・マクラフリンの双頭バンドで、それにケニー・ギャレット、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイドという超豪華メンバー。この組み合わせでこれまで演奏したことがあるのだろうか。4時から整理券を配ると言うことであわてて出かける。着いたら33番だった。

開場までに時間があったので、近くを歩く。お茶の店があったので、そこに入ってみる。「Te Hong」という店。丁寧に中国茶を入れてもらった。グレイドがあって、いいものほど、名前が良い。とりあえず、下から2番目のランクのものを入れてもらう。

開場の時間に間に合うように、戻る。かなりの人がつめかけている。ただ、1人だと比較的いい席に座れる。ピアノの後ろ、2列目。チックまでわずかに2メートルの距離。いったいどういう演奏をするのかと思ったが、中身はかなりオーソドックス。一番良かったのは、ドラムスのブライアン・ブレイド。切れが良い。他のメンバーも、彼の演奏に注目しているという雰囲気があった。ケニーは、吹きまくり、これも良い。チック以外はじめて生で見たが、大満足。演奏も1時間20分くらい続き、そのためアンコールはなし。

January 15, 2009

1月15日(木)ヒラリー・ハーンのリサイタルにオペラシティーに出かける

今日は家で仕事。『ぼくが宗教を』の原稿、2章を書く。テーマは、「信仰」について。これがなかなか難しいが、けっきょく、イニシエーションの話しをすることにしたら、まとまった。22枚ほど書いて、それをグーグルのドキュメントにアップする。次は、「奇跡」がテーマ。アカデミズムからすると、一番扱いにくいテーマだけれど、ちょっと角度を変えると書ける気がしてきた。

夕方外に出てみると、驚くほど寒い。初台のオペラシティーに出かける。ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンのリサイタル。偶然彼女のCDを買ってからファンになった。これまでは、オーケストラとの共演しか聞いたことがなかったが、今回は、ピアノが伴奏につく。途中ブラームスのハンガリー舞曲集の5番だけ聞き覚えがあったけれど、後は曲がまったくわからない。

休憩の時、パンフレットが500円と安かったので、それを買い、どういう曲をやっていたのかをたしかめる。イザイ、アイヴズといった名前があがっていた。イザイの曲は無伴奏で、これが一番よかった。アイブズという人はちょっと変わった人のようで、曲のなかに賛美歌とか民謡を引用しているらしい。その知識をもって後半を聞くと、たしかに引用されているのがわかった。そのやり方は、フォークナーの小説に似ているようにも思えた。ここがアメリカの不思議なところで、相当に前衛的な手法が発達している。ただ、ピアノの伴奏、ウクライナの人なので、アメリカのそうした部分とそぐわない気がした。

December 29, 2008

12月29日(月)年賀状を印刷し日本の音楽のレベルの高さを感じる

今年はまだ年賀状を出していなかったので、その作業をする。そもそも、去年来た年賀状の整理さえしていなかった。そこからはじめたら、午前中で終わらなかった。そこから、郵便局に出かけて、250枚ほどハガキを買い、デザインを考えて、印刷。それだけで夜になり、追加の分を印刷したら、まるまる一日かかった。最近は、印刷の失敗が本当に少なくなり、今年も一枚だけ重複が出た程度だった。ほとんどハガキを使ってしまったので、これは買い足しておかないといけない。

夜、セリーヌ・ディオンのラスベガスでのライブをちょっと見る。派手なステージだが、見ているとすぐに飽きてくる。体育会系というか、ブロードウェイ的というか、見世物ではあるが、音楽を楽しむものとは明らかに違う。誰でも楽しめるようで、実は本当に楽しめない感じ。そこで、BSで再放送しているミュージック・ステーションのライブを見る。いろいろと若い人たちばかりが出てくるが、質は高い。一時の小室サウンドに比べると、内容がある。彼の音楽が受けなくなったのも、Jポップの世界が進化して、あの見た目だけの単純さでは若い人さえ引きつけなくなったからではないだろうか。このレベル、韓国や中国がいくら追っても、永遠に追いつけないかもしれない。そうした国から来て、このステージを見たら、夢の世界と思うだろう。

November 01, 2008

11月1日(土)リンのマジックDCを聞いて納得の音に感心する

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11月になった。海老蔵のカレンダーも「海神別荘」に変わる。後今年も2ヶ月になった。

朝、出しっぱなしにしていた資料を整理する。もっとも、宗教美術史で参考にしている図録など、高さがあって、本棚に入らない。よって、積んでおくしかないが、ほかにゲラなどいらないものを捨てる。

午後、新宿へ行く。まず、タワーレコードに寄って、来週の大正大学の授業で使う音楽を探す。コーランの朗誦などワールドミュージックというか、宗教音楽をいくつか買う。それから、伊勢丹へ行く。昨日買ったものを受け取るのが目的だが、まず8階に行って、リンのショールームを見る。

リンでは、最近、ハードディスクに音楽を収納して、それを聴く新しいシステムを開発し、3つの機種が出ているが、そのうち一番値段の安いマジックDSを聞かせてもらう。ジャズのCDからリッピングしたものは、家にあるものだったりするので、比較がしやすい。途中で、CDプレーヤーとの比較を聞かせてもらったが、かなり違うのがわかった。明らかにCDプレーヤーより、DSの方が優れている。音が広がってくるし、なんだか聞いていると眠くなる。それは、音が心地のいいせいだ。やはりハードディスクに収納する方向性は正しいのだろう。ちょっとリンが欲しくなった。

ヒッキーフリーマンでレザーのブルゾンと綿のパンツを受け取るが、店の人がそれに会うシャツを用意している。ベルトのほうは却下したが、シャツはなかなかいい。それを購入することにする。コートも見せてもらったが、けっきょく、店頭に並んでいるものから選ぶのではなく、生地を選び、それを仕立ててもらう形になってしまう。今日見たのでは、かなりさわり心地のいいものがあったが、そう簡単には変えない。とりあえず、次ということで品物を受け取って帰る。

October 30, 2008

10月30日(木)大正大学での授業でジャズの歴史を概説する

『平成宗教20年史』の第二校の校正をする。選挙が今月末にあれば、その結果をもりこむことになったいたが、それがなくなった。ほかに、いくつか補足すべきことがあり、それを書き足す。その後、もう一度読み直し、表現などを直す。全体の3分の2くらい終わった。

木曜日は大正大学での授業。美術の部分が終わって、今度は音楽の部分に入る。ジャズを中心に話をしようと思い、DVDやCDをもっていく。ちゃんと備え付けのスピーカーのある部屋にしてもらったが、直接、DVDやCDがかけられない。機械の進歩ということもあるけれど、それに大学が追いついていないようだ。ちょっと音が悪かったので、思うとおりに進まなかった。

ジャズの歴史を、デキシーランド、スゥイング、ビ・バップ、モダン、フリー、フュージョンという順番に追っていった。そこに宗教をからめていきたいのだが、やはりそれはなかなかうまくいかない。もう一工夫いるところだ。来週は、この続きで、民族音楽的なものをとりあげることになる。

October 05, 2008

10月5日(日)新居由佳梨さんのピアノ演奏をはじめて横須賀で聞く

日曜日だが、朝、2時間ほどがんばって、『寺門興隆』の連載原稿を書く。今回は、出たばかりの『新宗教ビジネス』のことを書いたので、書きやすかったせいもあるが、短い時間で20枚ほど書き上げられる。もし、このペースでやれれば、一日に40枚かけて、それを5日間続けると200枚になり、ちょっと薄めだが、新書一冊分になる。それを毎週続けてやると、一年52週のうち、盆暮れに一週間ずつ休んでも、50冊はかける計算になる。校正は日曜日にやって、土曜日は休み。もちろん、そうなると他にはまるで何もできないが、50冊出せば、年間で最低でも5000万円は入る。売れれば、1億円も夢ではない。と、ばかなことを考える。

昼からは、横須賀方面に汐入にあるよこすか芸術劇場で、木下さんお奨めの女性ピアニスト、新居由佳梨さんのピアノリサイタルを聞きに行く。ついたら時間があってので、どぶいた横丁というところを歩いてみるが、みな見せのシャッターが閉まっている。夜の店ばかりらしいが、すたれているという印象が強い。こういうところは、地方にもなかった。

新居さんの演目は、

バルトーク  : 民謡の旋律による3つのロンド
               ルーマニア民族舞曲

ドビュッシー : 子供の領分
          喜びの島

グリーグ   : 「叙情小曲集」より
               蝶々、小人の行進、ワルツ、ふるさと、トロルドハウゲンの婚礼の日

リスト    : 「巡礼の年 第3年S163より」
               第4曲 エステ荘の噴水
             
         「巡礼の年 第2年「イタリア」S161より」
               第7曲 ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲-

 曲をあまり知らないので、前半と後半の区別がつかなかったが、途中休憩をはさんで2時間弱。前半は、ゆるやかな曲が多くて、それに誘われ、半分寝ながら聞くが、それが心地いい。後半は、強く弾く曲が多くて、そこが彼女の真骨頂のようで、かなり楽しめた。バルトークがどこか日本の民謡に聞こえるのが面白い。楽屋で挨拶し、自由が丘へ出て、夕食をとる。

August 02, 2008

8月2日(土)SD05の実力に感嘆する

午後、御茶ノ水へ。サウンドデザインのデジタルアンプSD05のバージョンアップ機とT4というスピーカーの発表会に行く。会場はクリスチャンセンターの地下室。音響設備が整っている。会場はほぼ定員通り。

SD05、大阪で一度聞いたことがあるが、そのときは他の機器がそろっていなくて、その力がよくわからなかった。今回は、HD-1もそろい、はじめて本格的に聞くことができた。最初は、あまりピントこなかったが、時間が経ち、耳が慣れていったのだろうか、最後になると、これはただものではないという感じがしてきた。アンプは、デジタルアンプ特有の素直な音だが、とくにHD-1がすごいと思った。とても、10万円程度という価格からは信じられない。やはり、ハードディスクの方が、普通のCDプレイヤーよりも可能性があるのだろうか。全体にびっくり。

夜は、NHKのハイビジョンで、玉三郎の昆劇のドキュメントと南座での公演を見る。文革で完全に途絶えてしまった中国の女形の伝統を蘇らそうというのだから、これ自体大変なことだ。公演の方は、劉という京劇の家に生まれたという役者がなかなかよかった。玉三郎は演技はさすがでも、歌ということでは、京劇に対応できていない。むしろ、和製の舞踊劇「楊貴妃」の方がいい。

May 19, 2008

5月19日(月)ソニー・ロリンズは怪物だ!

とにかく驚いた。今日は、夜、東京フォーラムへソニー・ロリンズのコンサートを聴きにいく。前に来日したとき、これでもう来日しないと言っていたような気がするが、今回ふたたび来日が実現した。次はと考えると、やはり行っておかなければと思い、追加公演のチケットを購入した。

はじまったとき、最後にロリンズが舞台に登場したが、足をひきずっていて、いかにもおじいさんという感じ。大丈夫だろうかと一瞬思ったけれど、演奏がはじまってみると、まったく違う。バリバリ吹きまくり、年齢なんて感じさせない。とにかくパワフルで、ほかのメンバーが演奏しているときにも、バッキングし続けている。第1部は、1時間10分くらい、ほとんど吹きまくっていた。音もしっかりしているし、演奏のスタイルも新しい。一度、今から20年位前に大阪で聴いた記憶があるが、あまりそのときと変わらない。最近、若いテナーがロリンズのスタイルを真似た演奏を吹き込んだりしているけれど、本人のほうがはるかに新しい。

第二部では、「セント・トーマス」もやっていた。メンバーも、そんな大将を尊敬の目で見ている。アンコールも2曲やり、さっそうと引き上げていった。観客も、みな「すごい」と感嘆の声をあげている。家に帰って、何歳なんだろうかと調べてみたら、1930年生まれ。誕生日が9月なので、77歳ということになる。こんな77歳がいるとは、ロリンズは怪物だ。マイルスの晩年は力がなくなっていたが、ロリンズはまったくそんなところがない。今日は、奇跡を見たような気がした。

May 18, 2008

5月17日(土)キースはなんと5回もアンコールに応えてくれた

昨日夜、御殿場の経団連のゲストハウスに宿泊。朝、朝食のときには、富士山が間近によく見えた。9時過ぎから多摩大学の企業人向けセミナーで世界の宗教について講演をする。はじめて「日本人の宗教は無宗教である」という角度から話しをしてみたが、なかなか好評だったように思う。これでいけそうだ。

昼食後、タクシーで三島へ。そこから新幹線で東京へ戻る。渋谷へ出て、ディスクユニオンとレコファンによる。そのあと、文化村のカフェで読書。7時からキース・ジャレットのソロ・コンサートに行く。オークションで手に入れた席だけに、絶好のポジション。ピアノの左手なので、キースの演奏の仕方がよくわかった。実は、ソロを聴いたのははじめて。前半はそれほどでもなかったが、後半の2曲目、途中で手が当たって、ピアノの蓋がしまってしまったのだろうか。その後、わざと演奏のなかに蓋を閉めるというのを取り入れて演奏していた。それからは、急にのりがよくなってなかなかすごい演奏になる。

後半はその2曲目で終わってしまったが、アンコールにつぐ、アンコールにこたえて、けっきょく5曲も演奏してくれた。カーネギーホールのコンサートでもそれくらアンコールに応えていたが、これで相当の演奏時間に達した。今日はかなり好調だったような気がする。それにしても、すごい体力だ。

May 14, 2008

5月14日(水)クレモナMで聴くクラシックは迫力満点

今日は一日、自宅で仕事。ハリーポッターの第3章を直す。ほぼ終わったが、決めの部分がない気がする。これは明日にまわす。ちくま文庫の書き足す部分、かなり進んだ。この分だとあと一日で終わりそう。これで頭が使い物にならなくなる。

図書館に本を返しに行く。美術関係の棚を見ていると、いくつか宗教美術史の現代のところで取り上げるべき作家が目についた。丸木夫妻の原爆の図、藤田嗣治の晩年の宗教画など、これについては調べないと行けない。横尾忠則などはどうだろうか。今、世田谷美術館で展覧会をやっている。

昨日買ったクラシックのCDをかけてみる。ブルックナーの交響曲2番だが、クレモナMで聴くと、強弱の差が非常に大きい。盛り上がっているところは、相当の迫力だが、果たしてこの音量で聴いていいものか、ちょっと迷う。壁は厚いので大丈夫だと思うが、問題は低音だろう。まだ、下に敷く板が届かないので、ここは問題かもしれない。スピーカーが変わって、クラシックも気持ちよく聴けるようになった。

April 12, 2008

4月12日(土)クレモナMはCDの録音の質をはっきりと示す

経堂もジョイフルがなくなって、かなり不便な感じだ。白洋舎は、OXストアーのなかに移っているけれど、二階になったし、自転車を止める場所も不便になって、行くのが少し億劫。本屋もなくなったし。写真も出せないし。いろいろと障害が出ている。これが解消するにはかなり時間がかかりそうだ。駅前の整備は逆に進んでいて、今まで信号のなかったところに信号がついている。

最近は、土曜日だけが完全休日になっていて、今日は思いっきりクレモナMを聞く。とにかく、解像度というのか、SN比というのか、音が鮮明で、現代的なというのが聞いてみての印象。そうなると、CDの録音の質がそのまま出て、いい音のものはいいが、録音がよくないものは、欠点がそのまま出てしまう。これはこれで問題でもあるけれど、アンプを変えると、ここも変わってくるかもしれない。アキュフェーズもがんばっているけれど、やはりここはアンプも一新したい。その気持ちが強くなる。

昨日ゲラを片付けたら、また、新しいゲラが来た。ちょっと無間地獄のよう。

April 05, 2008

4月5日(土)アナログ・レコードをかけてみたら意外に音がよくないのに驚く

クレモナMが来てから、はじめてアナログ・レコードをかけてみる。これまでは、アナログは音の抜けがよくて、CDより音がいいという感じもあったが、今回は意外によくない。音にはりがなくて、CDに比べるとかなり劣る。これは、スピーカーがよくなって、アナログ・プレイヤーの実力が出てしまったのだろう。針も交換していないのがいけないのかもしれないが、なにかプレイヤーが力不足という感じがする。これなら、CD中心の方がはるかにいだろう。アナログは、数が限られているし、新しいものはほとんどでないし、やはり昔のオリジナル盤にこだわるような人でないとおもしろみがないようだ。

途中で気になったのは、部屋のなかにある食器棚が共鳴していること。ベースの低音に反応し、妙な音を立てている。少し動かしてみたら、ましになったようだが、こうしたところも注意しなければならない。これだと部屋のレイアウトを根本から考え直す必要もありそうだ。案外、部屋のなかには共鳴してしまうものがある。食器棚も、裏の空間が共鳴板のようになって、それで鳴っていた。

水野さんとの対談本の校正も届く。これで、手元には二冊の対談本の校正が来ていることになる。本を書けば、かならず校正がくる。それが原稿と重なったりすると、大変なことにもなる。がんばって直さないといけないが、水の対談の方はすでに一度手直ししているので、それほど手間ではないような気がするが、どうだろうか。

April 04, 2008

4月4日(金)レコファンが閉店してしまった

4月4日というわけではないけれど、ハリー・ポッターの第4章を書き上げる。進むにつれて、だんだんと筋を追わなくてもよくなってきた。週末には第5作の映画を見て、次の章の内容を考えなければならない。

午後は、ライブラリーへ行く。個人で会員になってはじめて訪れたが、もちろん何も変わったことはない。今日は年度初めのせいだろうか、来ている人が少なかった。寺門興隆の原稿、一応今日くらいが締め切りなので、書いておくことにした。2時半くらいからはじめて、途中1時間ほど休み、7時前になんとか終わる。見直しはしていないので、明日することにする。

帰りに新宿へ出る。実は、経堂にあったレコファンが3月の末で閉店してしまった。閉店セールとは出ていたが、そういうときは本当には閉店しないことが多いので、本当とは思っていなかったが、実際に閉店してしまった。これで、農大通りに行く楽しみがまた一つ減った。寂しいことだ。そんなわけで、タワーレコードに行き、キースのソロ最近のもの、チェット・ベーカーの「チェット」、ビル・エバンスの懐かしいジェレミー・スタイグとの共演盤、そして1500円もしないフラメンコ・ギターの5枚組み、パコとかが入ったものを買う。

March 22, 2008

3月22日(土)元ちとせはまるで神のように歌う

東京では桜の開花宣言があった。近くの桜の木を見てみると、やはり少しだけ咲いている。まだ、ごく一部だが、暖かい日が続けば、たちまち満開になるだろう。今年は冬が寒かっただけに、桜の開花が待ち遠しい感じだった。また、新しい春がやってくる。

先端研から、「退職予告通知」なるものが送られてくる。安全・安心のプロジェクトも、この3月末で終わりだ。最終シンポジウムも終わったし、私の役目も終わった。よって、特任研究員も終わりになる。2年半と短かったが、非常に重要な仕事だったように思う。

録画しておいた元ちとせのコンサートを見る。コンサートだけを放送するもので、インタビューやらがないのがいい。まだ実際のパフォーマンスを見たことがないが、ずいぶんと変わってきている。歌い方が、「ワダツミの木」が大ヒットしていた頃と違う。全面的にこぶしが聞いていて、こんな歌い方をする歌手は、やはり世界のどこを探しても違う。メロディーも必ずしも忠実には歌っていなくて、歌いたいように変えているようだ。歌う姿はまるで神のよう。

January 19, 2008

1月19日(土)1970年ワイト島のマイルスは間違いなく悪魔だ

スターディジオでやっていたのを聞いて欲しくなり、スーパー・ギター・トリオのライブ版を買う。DSDマスタリングで音がかなりよくなっているが、演奏としてはやはりアル・ディメオラとパコ・デ・ルシアの最初の曲が圧倒的だ。とくにアル・ディメオラがすごい。どうしてこんな演奏ができたのか、恐ろしい。

その延長線上にというわけではないが、「マイルス・イン・ベルリン」という映像がある演奏をCD化したおまけについている、1970年ワイト島ミュージック・フェスティバルでのマイルスのバンドの演奏を聞き直す。ゲーリー・バーツがアルトなどを吹いていて、キースとチックがキーボードを演奏している伝説の演奏だが、このときの演奏はまさに悪魔の演奏だと思う。絶対にそこにいたのは人間ではない。聞いている人間たちもきっとそう思ったことだろう。今だと、すでにそうした音楽を知っているので、驚きも小さいが、もし1970年にいきなりこれを聞かされたら、とんでもない衝撃を受けたはずだ。やはり一番恐ろしいのはマイルスだ。

January 18, 2008

1月18日(金)ジャズディスク大賞が発表される

今日は、今年初めての日蓮遺文勉強会の日。12月は、小松先生が風邪をめされたということで、中止になった。「観心本尊抄」を終わってからは、相当にぺーsyがあがった。今日も15ペースも進む。この調子だと、あと4年少しで最後までいく勘定になるが、おそらくもっとスピードアップしていくことだろう。そうなると、3年くらいで終わるのだろうか。内容的にも、大物が終わってしまっただけに、それほど大きな転換はないようだ。来月は、佐渡から許された日蓮が身延に入ってからの文章を読むことになる。

勉強会が終わってから、幻冬舎の志儀さんと次回作の打ち合わせ。こちらのプランを話してみるが、あまり進みたくはないと思っていた方向にいきそうだ。それも仕方がないことだけれど、かなりのチャレンジになることは否定できないだろう。

タワーレコードによって、スーパー・ギター・トリオのライブ版を買う。『スイングジャーナル』が売られていたので、最新号を購入する。ジャズディスク大賞の発表があり、大賞はマイケル・ブレッカーの遺作「聖地への巡礼」だった。プーさんのデュオが同点2位で、日本ジャズ賞でもクインテットが2位に入っていた。先日のライブは、病気で中止になってしまったが、その後回復したのだろうか。

January 17, 2008

1月16日(水)東大の学生と議論し長井健司さんの歌を聴く

午前中から午後早くにかけて原稿書き。20枚弱書く。

午後は、先端研に2日続けて出かける。最近ではめずらしい。講談社ビジネス出版の唐沢さんと打ち合わせをする。新しい企画について。唐沢さんとは、90年代にいくつか仕事をした。それ以来、ほぼ10年ぶりに仕事をすることになりそうだ。

その後、御厨研の菅原さんのゼミにゲストで呼ばれる。学生諸君が『公明党vs.創価学会』を読んで、感想をいってくれ、質疑応答になる。終わってから簡単な懇親会。その席で、大学では宗教による勧誘がかえって盛んになっているのを知る。これはゆゆしき事態かもしれない。

それから、六本木の苫米地オフィスへ出かける。長井健司さんが残した歌のテープを聴く。やはり、最初に聞いて強い印象を受けた「もう会えない」という歌が強く響く。ほかの歌手が歌ったのも聞いたが、それだと歌自体がなかなかいいものだということがわかる。ストレートだし、長井さんのことを思い起こしたりすると、泣ける。カラオケ向きかもしれない。要するに感情移入しやすい歌になっている。今の難しい、難しすぎる歌とは違うのかもしれない。

帰りがけ、ビルの看板を見上げると、そこに仁左衛門丈の後援会を見つける。乃木坂にあるとはめずらしい。

December 26, 2007

12月26日(水)オスカー・ピーターソンを悼んで

『日本宗教美術史』の原稿、第6章の浄土教の部分をなおし終える。これで、450枚くらいになった。このあと、鎌倉時代になるが、問題はその後で、室町からどこまでを一章として扱うかが難しい。一般の美術史だと、いろいろと論ずべきことがあるが、宗教美術としては近世に近づくにつれて、とりあげるべきものがすくなくなっていく。その事態をどうとらえるか。原稿の一つの山だ。

オスカー・ピーターソンが亡くなった。ものすごいテクニシャンで、超絶技巧を披露したようなアルバムはあまり好みではなかったけれど、「プリーズ・リクエスト」とか、バイオリンのパールマンと共演した「サイド・バイ・サイド」などは、歌心があふれていて、とてもいいものだ。先月、『スイングジャーナル』で特集されたばかりだったのに、またジャズ界の巨匠が消えていく。大物がだんだんいなくなってきたのは悲しい。

December 24, 2007

12月24日(月)ステイシー・ケントの新譜がいい

休みだけれど、仕事をする。『日本宗教美術史』、浄土教美術の章、かなり終わりまで進んできた。なるべく広く美術を考えたいと思っているので、宗教美術と対比しながら世俗的な絵画や書についてもふれたいと思っている。とりあえず、10枚ほど書く。

最近、ステイシー・ケントの新譜「市街電車で朝食を」を人に聞かせると、評判がいい。私も東京ジャズの番組で知るまでまったく知らなかったけれど、声も良いし、センスもいい。歌っているもの、たんにジャズという枠におさまるものではなく、ときにフォークだったり、ボサノバだったりと多様で、どれも悪くない。ボサノバ調の曲は、ポルトガル語ではなく、フランス語なのもおもしろい。

注目されるのは、オリジナル曲の作詞を作家のカズオ・イシグロが担当していること。あの、「日の名残り」の作家だ。そのせいもあって、知的で品があるアルバムになっている。聞き終わってさわやかだし、今の時代の雰囲気にもあっている。一度ライブを聴いてみたいが、今のところ再来日の予定はないようだ。

December 22, 2007

12月21・22日(金・土)ソナスファーベルのクレモナMが欲しいなあ

金曜日は仕事。『日本宗教美術史』と『寺門興隆』の原稿を書く。午後から外出。買い物など。

土曜日は午後から外出。新宿で歯科の定期検診。そのあと、紀伊國屋書店からダイナミックオーディオ、そしてタワーレコードへ行く。ダイナミックオーディオでは、ちょうど新製品で入ったばかりだというソナスファーベルのクレモナMが鳴っていた。さすが、豊かになっている。ずっとソナスファーベルを聞いてきたので、やはりこうしたものに惹かれる。ただ、ペアで120万円の値段がついていた。

タワーレコードでは、エディー・ヒギンズのCDを買おうと思って、試聴してみた。最初の曲が、今とても気に入っている「バークレースクェアのナイチンゲール」なのでいいかと思ったが、少し甘すぎる。もう少しジャズらしいものなら、いいのだが。そんなわけで、何も買わなかった。

家に帰って、今日録画した番組を見る。BSデジタルでは、ジャズ関係の番組をやっているのがいい。NHKの古典芸能鑑賞会は、2部に分かれているのに気づかず、1部しか録画できなかった。團十郎の松王丸。デジタルで見たかった。

December 11, 2007

12月11日(火)リターン・トゥー・フォーエバーが帰ってくるらしい

午前中は、『属性』の原稿。第2章を直し、第3章に入る。午後は、『日本宗教美術史』を5枚ほど書く。だいたいいつもの感じ。

最近、ジャズを聴く人と話していると、一時活躍したけれど、最近は名前を聞かないミュージシャンのことが話題になることが多い。マイルスがはじめて日本に来たときのテナー、サム・リバース、一時大人気だったアルトのリッチー・コール、それに、チック・コリアと盛り上がっていたアル・ディメオラ。そう言えば、最近聞かない名前ばかりだ。

今日、スター・ディジオでアル・ディメオラの演奏をやっていたので、調べてみたら、最近でもCDを出しているし、世界中をツアーしていることがわかった。ミュージシャンは、だいたいホームページを作っているので、それでわかるようになった。サム・リバースもリッチー・コールも、同じで、最近でもしっかりと演奏活動をしている。サム・リバースの場合には、伝説のという形容詞もついていた。

アル・ディメオラのトップ・ページでは、リターン・トゥー・フォーエバーが来年に再結成され、ツアーが行われると書かれていた。おそらく日本にも来ることになるのだろう。これはかなり懐かしい。チック・コリアも、RTFがやはり一番よかった気がする。

夜、WOWOWの無料視聴で録画した「武士の一分」を見る。映画は、大きな画面で見るとまるで違う。映画の方、話しの筋が一直線で、どういう方向に進むのかがわかってしまうところが物足りない。キムタクはいい役者だと思わせてくれるが、その点が残念だった。

December 02, 2007

12月2日(日)10枚組みCDシリーズはどんどん増えている

東京も紅葉している。今年の冬はどうも寒そうだ。

最近、10枚組みのCDを買うことが多いが、レコファンだと1360円で買える。今日は、セロニアス・モンクが出ていた。ついでにペウロンスキーのテナーとクラリネットで同じ曲を演奏している2枚組みを買う。未開封の中古で安かった。10枚組みはいくたびに種類が増えている。中身は雑然としていて、ものによって編集の方針も違うが、とにかく安いし、お買い得だ。

北京オリンピックの野球の予選、韓国戦を見る。異常なほど、選手も監督も緊張している。実際に試合を見たら、相当なものなのだろう。明日台湾に勝てば、オリンピック出場が決まるようだ。

November 25, 2007

11月25日(日)『スイングジャーナル』を買ってみた

水曜日から岡山、滋賀方面に出かけるので、締め切りが今月は早い『寺門興隆』の原稿を書いておこうと、ライブラリーに出かける。3連休の最後とあって、ほとんど人がいなかった。途中昼食をはさんで、なんとか連載原稿を仕上げる。家にいたら、これだけ集中できなかったような気がする。

ついでに、『属性』の内容について、また考え直してみる。今のものだと果てしなくずれていきそうで、よくない感じだ。そこで原点に戻り、書くべきことをまとめてみる。少しやったみたら何とかなりそうになってきた。

出さなければならないメールをいくつか出す。いろいろとやらなければならないことがあり、面倒なのもある。

夜になり、食事をしようとミッドタウンに行ってみたが、休日で混んでいたので諦める。TSUTAYAで、久しぶりに『スイングジャーナル』の最新号を買う。1970年頃、ジャズを聴き始めた頃に買っていたことがあり、また、「ナイトジャーナル」でジャズ評をやっていたときにも買っていたが、しばらく買ったことがなかった。図書館に入っているのをぱらぱらとめくったことはあるが、買って読むのは10年ぶりくらいだろうか。定価が1000円を超えていた。プーさんとヒノテルのデュエットが出ている。プーさん、来日するはずだったのが、おなかに水がたまったとかで、入院し、来日ができなくなった。どんな原因かわからないが、私の病気と似ている感じもする。大丈夫だろうか。もう67歳だし、気をつけてほしい。

November 24, 2007

11月24日(土)東京ジャズに行かなくては

今日も、けっこう寒い。この冬はどうなるのだろうか。寒そうな気もする。雪国では大雪が降っているようだ。

東京ジャズ2007を録画してみていなかったのに気づいて、見始めたら、これがけっこうおもしろい。初期の東京ジャズは、ハービー・ハンコック主体で、そこがどうも気に入らなかったが、彼がこなくなってから、多様になり、おもしろくなったのかもしれない。これは、行くべきだったと後悔する。やはりライブは見ておかないと、そのプレイヤーがどういう音楽をするか本当にはわからない。

4日分のうち、3日分見たけれど、何人か気になるアーティストがいた。歌手のステファン・ケントという人はまったく知らなかったけれど、けっこうこれがいい。雰囲気があるし、わかりやすい曲をやってくれるし、CDを買いたくなった。日本が好きそうなのもいい。

ランディー・ブレッカーを中心としたバンドは、ビル・エバンス、ハイラム・ブロックと実力者揃いで、ブロックが大阪生まれというのは知らなかった。虎のシャツを着ていたのはそのせいだろうか。そのバンドのなかで、ドラムスを叩いていたロドニー・ホームズというのがすごい。背が相当に小さい感じだけれど、手の動きがあまりにすばやい。タイトだし、これは注目株だ。

リー・リトナーのバンドは、ビル・エバンスのほかに、アレックス・アクーニャ、ただの木の箱を叩いて超絶技巧を見せるし、ベースはブライアン・ブロンバーグだし、キー・ボードと歌がパトリース・ラッシェンだしと、これはなかなかすごかった。ボブ・ジャームズのバンドは、彼を除くと皆黒人。そのなかでDJのロドニー・ホームズというのがすごい。

全体に見ていて、白人と黒人との関係が昔よりずいぶんと変わってきたのを感じる。自然に融合しているし、お互いがお互いを尊重しているのを感じる。これは、昔だと考えられないことではないか。そんなところでも勉強になった。

November 20, 2007

11月20日(火)あらえびすコレクションのオペラ・アリアがすごいぞ

朝起きたら、なんと9時半だった。昨日日本酒を飲んだせいだろうか。8時間以上熟睡してしまった。

明日から安全・安心の実務専門家コースがはじまるので、その準備をする。第1回は私が話をするので、その内容をレジュメにまとめる。まとめたらすぐに話をしてみたくなったが、明日の夜まで待たなければならない。

午後は、『日本宗教美術史』を書く。観音信仰の途中まで、7枚くらい書いただろうか。

あらえびすの名曲選、ゆっくりと聞いてきて、8枚目のオペラ・アリア集を聞いた。昔はすごい歌手がいたものだと感心する。こういう歌い方をする人は今はまったくいないのだろう。オペラというものに対するとらえ方が変わってくる。我が家のオーディオも、アリアに向いているのかよく鳴っている。やはりジャズ向きではなく、クラシック向きの取り合わせなのだろう。ということは、スピーカーを先に考え直すべきかもしれない。

October 07, 2007

10月7日(日)キース・ジャレットとチャールズ・ミンガスをレコファンで安く買う

金木犀が香るようになり、やはり10月だという感じがしてきた。今年の夏は暑かったので、いい加減涼しくなって欲しいという気はする。

夕方、散歩に出たとき、レコファンに寄ったら、キース・ジャレット・トリオの新しいCDが売られていた。2001年の門トゥルー・ジャズ・フェスティバルでのもの。日本先行発売になっていた。それから、1680円10枚組みシリーズのチャールズ・ミンガスのを売っていたので、それも買う。セールなどもあり、両方で700円も安かった。これは大変お買い得。ミンガスのはどういうものが入っているのかさっぱりわからない。安くなるのは50年過ぎた作品だから、当然、ドルフィーとかはいないはず。直立猿人はぎりぎり入っている可能性がある。

明日は、長井健司さんの告別式が青山斎場で11時からあるので、それに行く予定。日にちだけがどんどん過ぎていく感じだ。

August 13, 2007

8月13日(月)ザ・ピーナツに改めて感心する

三田会の原稿を直す。ほぼ最後まで行くが、「おわりに」の部分を書き直すところまでは行かなかった。ここが書ければ、全体が完成するはずだ。

夕方、下高井戸の書店まで行く。夕方になるとさすがに、日中とは違う。岩波文庫はやはりあまりなかったが、藤村の『家』上下と、ワイド版の和辻『日本精神史研究』を買う。明日でも大きな書店に寄りたいと思う。

夜、ザ・ピーナツについての番組を見る。私の子供時代は、彼女たちの全盛時代だから懐かしい。それにしても、彼女たちの歌っていた歌は、レベルが高い。とくに、一番最初のころの、宮川泰作曲の時代の曲は、本当のポップスで、今きいても新鮮だ。後の時代になると、どちらかというとポップスよりも、歌謡曲という感じで、今聞くとセンスが古い。それも、時代のせいだろうか。その後、ザ・ピーナツはどうしているのかちょっと調べてみたら、二人で元気に暮らしているのを知っているという人の話を聞いた人間が、そのことについて書いていた。もう60代なかばだろうか。引退後は、完全に表舞台に立っていない。なんだか、この世から消滅してしまったかのような印象だが、実際にはそうではないらしい。

June 14, 2007

6月14日(木)ジョシュア・レッドマンは案外凡庸なテナーに終わるかもしれない

慶應三田会を10枚強書く。日本宗教美術史の直しをしながら、石や岩に対する信仰について書かなければならないことに気づく。これは、禅宗の庭園にも結びついていくし、伏見稲荷大社の稲荷山の信仰にも結びついていくはずだ。

ジョシュア・レッドマンの新譜、『バック・イースト』を聴いてみた。そのなかに、コルトレーンの「インディア」が入っていて、ラジオでそれを聴いてよさそうだったので買ったものだ。ジョシュア・レッドマンのCDは、デビューした頃からけっこう集めているが、最近は買っていなかった。ピアノレスのトリオが中心で、そこに3人のテナーがゲストに加わるという形式をとっている。一番若いのは知らないが、あとはジョン・ロバーノと父親のデューイ・レッドマン。「インディア」で共演していたのは、この父親だった。

ジョシュア・レッドマンについての評価というのは案外難しい。テナーの技術は高いけれど、いつも何かが足らない。懸命に吹いていても、それが感動に結びつかないところがある。今回もそうだ。「インディア」にしても、よかったのは父親の方で、そこに差がある。とくに、オリジナルになると、まるでおもしろくない。おなじみの曲は聴けるが、オリジナルは楽しめない。今回のアルバムは、タイトルからもソニー・ロリンズを意識したものだが、ロリンズとは根本が違う。

なぜそうなるのか。考えてみると、彼には師匠がいないのではないか。若いミュージシャンで有能な人材は、ベテラン奏者のバンドに呼ばれ、そこで精進を重ねてから独立するというケースが多い。ジャズ・メッセンジャーズや、マイルスのバンドなどがそうした役割を果たしていて、ウイントン・マルサリスにしても、メッセンジャーズにいたことに大きな意味があったと思う。ところが、ジョシュア・レッドマンには、その経験がないように見える。いきなり自分のバンドでデビューし、そのまま活動している。

歌舞伎の型が意味があるように、師匠の型を学ぶことはジャズのミュージシャンに必要なステップではないか。どうやったらお客が楽しんでくれる演奏ができるのかを、その型を通して学ぶように思う。それを欠いていると、演奏が自己満足に終わってしまう。このままいくと、ジョシュア・レッドマンは、案外凡庸なテナーに終わってしまうかもしれない。

May 31, 2007

5月31日(木)キースとプーさんの演奏は実は現代音楽なのかもしれないということについて

5月も最後の日になった。やはり『日本宗教美術史』の原稿を書く。午後は、中央大学の授業。宿題を出したせいか、前回より出席者が多く、立っている学生もいた。共同体の角度から、戦後の新宗教の歴史を講義する。本当は3回続きだが、はしかで2回になり、1回分は6月28日にすることになった。あいだがあいて間が抜けた感じもあるが仕方がない。それにしても、はしかの方はもう大丈夫なのだろうか。

このところ、キース・ジャレットやプーさんの演奏を改めて聴いたりしているけれど、この二人、けっきょくのところジャズ・ピアニストなのだろうかという点が疑問になってきた。ジャズ風に演奏しているけれど、その奏法は、ジャズというよりクラシックに近い感じがする。実際、キースの場合には、クラシックの演奏家でもある。それは、ピアノという楽器のせいかもしれないけれど、二人の場合、過去のジャズのピアニストの影響をあまり受けていないのではないか。だから、下手をすると、ジャズから離れた音楽になってしまう。フリー・ジャズにしても、実は、ジャズから発したフリーと、クラシックから発したフリーとがあって、アルバート・アイラーとか、オーネット・コールマンとかは前者で、キースやプーさんの場合には後者なのではないだろうか。

ジャズという音楽は、黒人音楽を元にしているものの、まずユダヤ人の演奏家の影響がなければ、洗練されたものにならなかったし、クラシックの素養のあるピアニストたちがかかわらなければ、今日のようなものにはならなかったのではないか。キースもプーさんも、あるいは現代音楽と言った方がいいのかもしれない。だんだん、そんな気がしてきた。

May 26, 2007

5月26日(土)キースとプーさんがゲーリーを介して結びついている

松坂の登板試合を見る。胃の調子が悪いのか、かなり苦しそう。そんな状態で投げているピッチャーを今まで見たことがない。大リーグなので、日程もつまっており、投げざるを得ないのか。それとも、彼が我慢強いのか。すごいのは、そんな状態で勝ち投手になってしまうこと。詳しいことはわからないが、実際にはどういうことだったのだろう。

ヤマダ電機のポイント、もうすぐ失効になるらしい。1万ポイントを少し超えているので、使わないともったいないが、ネットで買い物をしたので知らせてくれたようだ。普通のポイントカードだとそんなお知らせはこない。ポイントカードをみたら、398ポイントが無効になっていた。

キース・ジャレットの昔の演奏を聴いてみたが、何かとりとめがない。彼が、スタンダーズをはじめなかったとしたら、今日のような評価はきっと受けなかっただろう。その頃は、ソロで注目されてはいたものの、最初はよくても、ケルン・コンサートを頂点に、袋小路に入っていきそうな気配だった。スタンダーズの原型となったのは、ゲイリー・ピーコックの「テイルズ・オブ・アナザー」で、これはゲーリーがリーダーで、そこにキースがサイドメンとして加わった形になっている。ということは、ゲーリーがキースを呼ばなかったら、スタンダーズはなかったことになる。そのゲーリーをジャズに呼び戻したのがプーさんだということなら、プーさんがいなければスタンダーズはなかったことになる。風が吹けば桶屋が儲かるのたぐいだが、それほどキースとプーさんは縁が深いとも言える。両方とも、マイルスと演奏した経験があるし、ピアノの演奏の仕方も、既存のジャズ・ピアニストの影響をあまり受けない形で演奏をはじめたように聞こえる。プーさんは、キースのことをあまりよくは言っていなかった気がするが、だいたい誰でもけなす人だから、そこらあたりは割り引いた方がいいかもしれない。ゲーリーを軸に、キースとプーさんがどうかかわるのか。ちょっとさぐっていくとおもしろそうだ。

May 21, 2007

5月21日(月)ディア・ヘッド・インまで行けば来月ジョン・コーツが聴ける

『日本宗教美術史』を直す。最初、思いつきで書いているので、調べてみると訂正しなければならないことが多い。夕方、散歩に出る。北沢川緑道をずっと行って、目黒川緑道に入るところまでたどり着き、そこで烏山川緑道を戻る。前からやってみようと思っていた道筋だが、帰りがかなりある。途中でいやになってきたものの、やめる訳にもいかず、なんとか家まで戻ってくる。時間にして2時間半。1万7千歩を越えていた。團十郎丈は、毎日1万5千歩歩いていると言っていたが、それは相当に大変だ。弁慶をやるにはそれだけの体力がいるのだろう。

ジョン・コーツのことを調べてみたら、いろいろおもしろいことがわかった。うちにイアン・カーという人の『キース・ジャレット―人と音楽』という翻訳があって、読んでいないのだが、索引で調べてみると、ジョン・コーツとの関係が出ていた。キース自身は、コーツの影響を受けたのではなく、コーツの方が影響されたと語っている。ともに、キースが録音もしている故郷のディア・ヘッド・インで演奏していたが、キースは、コーツのトリオのドラムスをしていたようだ。コーツの代役でピアノも弾いていたらしい。

そのコーツ、日本に来日したこともあるし、2000年には新譜も何枚か出しているようだ。ためにし、ディア・ヘッド・インのホームページにあたってみたら、なんと、来月のライブ・スケジュールのなかに、コーツの名前があった。ピアノのソロで出るらしい。ずっとディア・ヘッド・インのハウス・ピアニストをやっていると言われたりしているが、それは事実のようだ。ディア・ヘッド・インは、5大湖のほとりにあるようだ。今はいったいどんな演奏をしているのだろうか。行って、聞いてみたい気もするけれど、まさかそれだけのためにアメリカに行くわけにもいかない。

May 20, 2007

5月20日(日)久しぶりにLPを聴いた

芸術新聞社の渡辺さんが、日本美術史の資料と、キース・ジャレットを中心としたLPレコードをもっておいでになる。美術史や仏像の見方といった本だが、こうしたものが手元にあると大変助かる。せっかくなので、久しぶりに李白に行き、歓談する。天気がよくとても気持ちがよかった。4時頃、早じまいと言うことで、店を後にする。

家に戻って、レコードをいくつか聴いてみる。キースとは同郷で、親交があり、しかも演奏がそっくりだというジョン・コーツというピアニストはこれまで知らなかった。少し聴いただけでは、まるでキースのように思える。ただ、しばらく聴いていると、コーツの方が伝統的なジャズのピアノ演奏に忠実なことがわかってきて、そこがキースとの分かれ目だということがわかってきた。キースがボブ・ディランのように自作の曲をギターで歌っているレコードも聴いた。これは、ジャズ・ファンには向かない。

家にあった、プーさんがゲーリー・ピーコックと共演している演奏なども披露したが、ゲーリーのベースラインはやはり安定していて、ピアノもドラムスも、その上で勝手にできるという利点があるように感じた。だから、キースもプーさんも、ゲーリーと演奏し続けるのだろう。ゲーリーの存在は、もっと評価されていいのかもしれない。

March 04, 2007

3月4日(日)久しぶりに元ちとせを聞く

外に出てみると、もう桜が咲いたかと思わせるほどの暖かさだった。今年の桜は記録的な早咲きと聞く。一昨年だったか、ものすごく早く桜が咲いたときがあった。入学式に桜というわけにはいかなくなってきたのだろうか。

昨晩は、歌舞伎チャンネルで團十郎の「河内山」を見てから、NHKの土曜ドラマ「ハゲタカ」を見て、それからBSの「元ちとせライブ」を見た。團十郎の悪役はなかなか独特で、嫌みがないところがいいような、物足りないような感じだ。この舞台は見ていないが、白血病再発して復帰してからのもので、元気なのが何よりだ。「ハゲタカ」は、けっこうおもしろい。金の問題を真正面から扱って、NHKの現代ドラマとしては珍しくテンポがいい。

元ちとせは、久しぶりに聞いたけれど、やはり圧巻だった。こんな風に歌う歌手は、世界を探してもいないのではないか。とくに、はじめの頃から歌っている歌、歌いこんだ分だけ気持ちが入るのか、それがすばらしい。彼女は、シンガーソングライターではないので、人が作った曲を歌っているわけだけれど、その曲が作り手が変わっても、普通の歌手が歌うものと違う気がする。人間の気持ちを歌ったと言うより、世界を歌ったというのか、感情移入して聞く恋の歌とはまるで違う。気持ちが深くはいる曲と、気軽に楽しげに歌う歌の二通りあるけれど、どちらもいい。ただ、そうした二つの路線と違う歌もあり、それは何かうまく乗れていないような気もする。このどの歌を歌うのかと言うことが、彼女の場合にはとくに難しいのかもしれない。

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