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音楽

September 16, 2017

9月16日(土)『アナログ』誌に載ってしまった

『アナログ』誌の秋号が送られてきた。先日の黒崎さんとのトークイベントの記事が掲載されているからだ。

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記事にもあるように、このイベント、なかなか好評のようでありがたい。私たちは、いろいろと気にしないといけないオーディオ評論家とは違って、勝手放題、言いたい放題だから、そこがよかったのではないだろうか。

しかし、私も、3回やってみて、オーディオということについて改めて考えてみるようになった。音楽史の発展を考えても、オーディオ装置の進歩は重要だ。グレン・グールドが、生の演奏活動を中止し、レコード録音だけにしたのも、装置の進歩がなければ、それは不可能なことだ。

そして、もっぱらオーディオを通して音楽を聴く人間が大量に輩出されたことで、演奏家が表現するものをどう受け止めるかも変わった。なかなかそれは興味深い問題なのだ。


September 10, 2017

9月10日(日)千葉でジャズ喫茶に行ってみたが

昨日の午後は千葉へ。朝日カルチャーセンターの千葉教室で、「法然と親鸞」の講座をやる。いつも来てくれる人がいるという感じになってきた。法然と親鸞をめぐって、その生涯や思想について、一般に言われているのとは異なる角度から論じた。これは将来、本にしたいと思っている。

終わってから、千葉にもジャズ喫茶があるだろうということで、出かけてみた。使われていたスピーカーは、JBLのProject EVEREST DD66000。最初大音量でかかっていたのは、 アルベルト・マンゲルスドルフ、ジャコ・パストリアス、アルフォンス・ムゾーンの『 トライローグ - ライブ!( Trilogue Live! )』。三人とも亡くなってしまったが、フリーの熱い演奏で、いかにもジャズ喫茶。

ところが、次にかかったもの、誰だろうと思ってみたら、キース・ジャレットのスタンダーズの『ウイスパー・ノット』だった。これなら何回も聞いているが、音が違う。何かこのトリオの楽しさが感じられない。次のロイ・ヘインズ『アウト・オブ・ジ・アフタヌーン』では持ち直した感じだが、最後に聴いたマイルスの『ウォーキン』では、ちょっと音が割れているように思えた。

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これがいわゆるジャズ喫茶の音なのかもしれないが、なんか違う感じがした。個々の奏者の演奏がきれいに聴こえない。自分のうちで聴いた方がいいというのがやはり結論になってしまう。


September 04, 2017

9月4日(月)オーディオ談義の結論は「バッハが神を殺した」だった

昨日は、銀座にあるサウンドクリエイトのラウンジでの哲学者黒崎政男さんとのオーディオをめぐる対談の3回目があった。今回も満員で、3回続けて満員というのは、オーディオ関係のイベントではめったにないとのこと。それだけありがたい話だが、最後ということもあり、盛り上がった気がする。

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はじめは、キース・ジャレットの「クリエイション」から、紀尾井ホールとオーチャードでの録音を聴く。とくにオーチャードは、会場が広いというせいもあるのか、素晴らしい響きで聴こえる。そこから、キースが必ずライブを収録するということで、その対極にあるグレン・グールドのバッハがかかる。途中、私が山本剛の名盤「ミスティー」をかけ、あの独特なピアノの響きを聴いてもらったりしたが、最後は、クニコのバッハになり、宗教的な話もしてみた。

バッハは、信仰ということを考えて曲を作った人だが、美しい曲ができたことで、その曲を演奏することが演奏者にとって快楽になったのだろう。そして、グールドのように、ライブでの演奏をやめ、すべてレコードに収録するという手段を選ぶ演奏家もあらわれた。そこには、オーディオの発達がからんでいて、優れたオーディーがなければ、グールドの試みは成り立たない。

最後にかかったクニコのバッハなど、教会で収録しているようだが、そこはただのスタジオになっている。人のいない教会は、信仰のない世界だ。その点では、バッハが宗教音楽を快楽にし、それをオーディオで聴く聴衆を教会から遠ざけた。まさに「バッハが神を殺した」のである。それが結論。


August 29, 2017

8月29日(火)ブルーノートでチック・コリアとスティーブ・ガッドの双頭バンドを聴く

昨日は青山のブルーノートに行った。バンドは、チック・コリアとスティーブ・ガッドの双頭バンド。

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今回のバンドは、チックとガッドがいいのはもちろんだが、ほかの三人がかなり落ちる。9年前に、ファイブ・ピーセス・バンドを聴いているが、それとは比較にならない。レコーディングもしたというが、どうだろうか。

ただ、最後に新しくアレンジしてレコーディングしたという「リターン・トゥー・フォーエバー」が演奏された。チックの手がよく見えたが、ここでのピアノの弾き方は、オリジナルの演奏とまるで同じ。なんだかそれが不思議な感じだった。

たまたま隣の席に座っておられた83歳の女性や常連の方とも親しくお話をさせてもらい、それも楽しかった。女性は、ローリングストーンズが好きでコンサートに4回もいっているとか。音楽が好きだと、人は老いないものなのだろうか。

August 23, 2017

8月23日(水)富樫雅彦さん没後10年で『マイ・ワンダフル・ライフ EX』を聴く

昨日8月22日は、ジャズ・パーカッショニスト富樫雅彦氏の命日である。亡くなったのは、2007年なので、没後10年となる。

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それに合わせて発売されたのが、『マイ・ワンダフル・ライフ EX』。これは、2009年に発売され、ジャス・ディスク大賞の日本ジャズ賞を受賞した『マイ・ワンダフル・ライフ』に、富樫さん自身のパーカッションソロを加えて再発売されたもの。96㎑24bitのハイレゾ・マスタリングになっている。

『マイ・ワンダフル・ライフ』は、富樫さんが作曲したものを、佐藤允彦さんをはじめ、渡辺貞夫さんや日野皓正さん、峰厚介さん、山下洋輔さんといったゆかりのミュージシャンが演奏したもの。みな、いい曲で、演奏も感動的だった。富樫さんは、フリー・ジャズの人でもあるが、作った曲はけっこうメルヘンチックで、心地よい。

今回使いされたソロは、アルバムに入ってはいるらしいが、これまで聞いたことがなかった。1997年の収録というから、相当元気だったころの録音だろう。迫力がすごい。

富樫さんの演奏は独特で、誰もまねのできないものだが、作曲された曲は永遠に残り、このようなアルバムができるわけである。


August 21, 2017

8月21日(月)黒崎政男さんとのオーディオ談義は無事2回目が終わる

昨日は、黒崎政男さんとのオーディオをめぐる対談の二回目。場所は、サウンドクリエイトのラウンジで、今回は会場を縦に使い、お客さんも増えた。

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今回の趣向は、黒崎さんご持参の蓄音機でSPレコードをかけることからはじまった。カザルスの無伴奏チェロなど。それから、パラゴンを使い、モノラルからステレオに変わるあたりのオーディオの変化を追ってみた。

パラゴンは、吉祥寺のジャズ喫茶ファンキーに入っていて、私が高校から大学の時代にかけてはよく聴いた。今回ラウンジに入っているものは、同じ音がする。

今回一番びっくりしたのは、アーロ・ペッパーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」をかけてみると、ふつうは左側がアルトで、右側がリズムセクションが聞こえるのに、真ん中にバンド全体が集まって聴こえること。これは、ビートルズのアルバムでも同じ。音が真ん中に集まる仕掛けがこのスピーカーには施されている。だからといって、ステレオが意識されていないということではなく、音の広がりは広く設計されている。それを聴いている方々にも実感してもらった。

他にもいろいろと話題が出たが、何をしゃべったのか、自分ではあまり覚えていない。詳しくは記事が出るようなので、そちらにおまかせ。


July 23, 2017

7月23日(日)哲学者クロサキとオーディオをめぐって対談する

昨日は、銀座のオーディオ店サウンドクリエイトのラウンジで、黒崎政男さんとオーディオをめぐって対談をした。テーマは、「オーディオは本当に進歩したのか」というもので、全部で3回行われる。昨日はその第一回。

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二人の共通点は、天下のNHKで、音楽を紹介する番組を何回もやった素人というところにあるが、今回は、そもそもオーディオというか、音楽の世界に二人がはまるきっかけは何かというところだった。そのなかで、お互いに音楽を聴き始めた時代に大いに流行してたジョン・コルトレーンの「至上の愛」を改めて聞くというところが、大きな話題になったが、LinnのEXAKTとJBLのハーツフィールドで比較視聴してみると、いろいろと興味深いことが出てきた気がする。

オーディオ店やオーディオショーでは、比較視聴ということをやるが、JBLの古いスピーカーとLinnの最新のシステムを比較するなど、ちょっと考えられない試みかもしれない。実際、同じ音楽でも、比較して聴いてみると、まるで違ったものになる。いったい私たちは何を聴いているのか。次回は、蓄音機とモノラルになる予定。


July 09, 2017

7月9日(日)黒崎政男さんとのオーディオをめぐるトークセッション

銀座には、お世話になっているオーディオショップとしてSOUND CREATEがある。そのラウンジが最近オープンしたが、そこで、哲学者の黒崎政男さんとトークイベントをすることになった。期日は7月22日の3時から5時まで。

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テーマは「オーディオは本当に進歩したのか」というもので、あと2回やる予定になっている。

ラウンジには、JBLのハーツフィールドの初期モデルがあり、当日はこれと、LinnのKLIMAX EXAKTのシステムを鳴らすことになっている。とりあえず、今のところ、お互いの音楽事始め的な話をしつつ、なぜか、コルトレーンの「至上の愛」を久しぶりに聴いてみようという話にもなっている。二つのシステムは、それこそ古いオーディオの頂点と新しいオーディオの頂点を示すもの。その比較から何が見えてくるのか、あるいは聴こえてくるのか。そこをちょっと話してみたい。


May 09, 2017

5月9日(火)まるでモダンジャスの歴史をたどるようなベニー・ゴルソンのブルーノート

昨日の夜は、青山のブルーノートに、ベニー・ゴルソンを聴きに行った。考えてみると、彼の演奏を実際に聴くのははじめてかもしれない。ゴールデンウィークが空けた月曜日の夜も早いということで、お客はあまり多くはなかった。

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最初は、映画からの曲だったが、次からは自らが作曲した曲を、その由来を説明しながら演奏していった。「ステイブル・メイツ」から「ウィスパー・ノット」、そして「アイ・リメンバー・クリフォード」。最後は、エリントンナンバーの「テイク・ジ・エイ・トレイン」だった。

ジャズを聴き続けている人間からすると、モダン・ジャズの歴史をたどっているような演奏で、感動ものだった。ベニー・ゴルソンももう88歳。この年齢でかくしゃくとした演奏をするというのは、それ自体がすごいことだ。ベースは、バスター・ウィリアムズ。なかなかに楽しめた一夜だった。


April 09, 2017

4月9日(日)新しいKLIMAX EXAKT 350の試聴会に出かける

昨日はまず、新宿へ出て、ビックカメラで電動歯ブラシを修理に出す。なんと購入したのは去年の4月10日と判明。保証期間は翌日までだった。あやうくセーフ。

それから銀座へ。サウンドクリエイトのレガートへ寄って、オーディオ用の電源タップを用意してもらい、そのつなぎ方を教えてもらう。

さらに、六本木へ行き、KLIMAX EXAKT 350に、新しいDAC KATALYSTを入れたものの試聴会に参加する。スコットランドからギラート・ティーフェンブルンが来日し、プレゼンを行った。

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最初は、旧型。こちらは、発売されたときに聞いたことがある。我が家は、こちらではなくアキュドリックだが、サブウーファーを入れたので、かなりそれに近くなっている気がした。350は高いし、大きいのでなかなか手が出ない。

いよいよ、次には新型の方が登場。簡単に言えば、音楽により感情が乗ってくる。もちろん、声や楽器の音がよりクリアーになっている。感想を求められたので、「演奏者においしいものを食べさせた感じで、楽器の方には何を食べさせたかわからないが、やはり御馳走した感じだ」と言ってみた。

アキュドリックにも、KATALYSTが入るらしいが、かなりアップグレードは高そう。果たしてそれができるのかどうか。オーディオにはきりがない。


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