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学問・資格

July 31, 2020

7月31日(金)リモート授業の前期が終わる

昨日で、大学の前期の授業が終わった。

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大学に一度も行くことなく、すべてリモート授業。

「宗教学」の方は、学生が100人を超えて履修しているので、対面でやってもリモートでもさほど変わらなかったのではないか。驚いたのは、昨日、リモートで試験をして、109名の履修者のうち108名が解答を寄せてきたこと。割合としては考えられないほど多い。

もう一つの演習は、カリキュラムが変わったため、4年生しか受講できないもの。例年4年が最後まで出ていることはなかった。ところが、今回は1名の受講生があり、二人でリモートで西田幾多郎の『善の研究』を読んでいった。結局、第1編の「純粋経験」のところを読み終えた。

さすがに、一対一で読んでいったので、内容の理解は格段に進んだ気がする。西田という人がなぜ哲学を志向したのか、それも理解できたかもしれない。

 

May 23, 2020

5月23日(土)遠隔授業でいいんじゃないの

5月の連休途中から大学の授業がはじまった。東京女子大の分である。私は木曜日の担当なので、7日からはじまった。遠隔授業である。

どういう方法で授業をするかでは、選択肢があるが、私はZoomを使っている。Webclassも併用している。

まず、パワーポイントでスライドを作り、それをあらかじめWebclassに載せておく。学生はそれにアクセスする。授業は、そのスライドを画面共有しながらZoomで行う。履修者が100人を超えるので、直接のやり取りはできないものの、途中課題を出して、それをメールで答えさせるとか、問いかけをしてZoomのチャットで答えさせるなど、いろいろできる。動画も共有できるし、インターネットで調べた結果をそのまま提示することもできる。

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すでに3回やってみたが、こちらのほうが、対面の授業よりも効果的な気がしてきた。何より、大学に行かなくていい。

遠隔授業については、昔放送教育開発センターで働いていて、放送大学関係のことをしていたので、専門でもある。そうしたことをテレビジョン学会で発表したこともあった。また、最近では東京通信大学の非常勤講師もしている。こちらはネット大学だ。

今、放送大学を考えるなら、いろいろなやり方を活用できる。パッケージ化された映像授業と、Zoomを使ったリアルタイムでの授業を併用すれば、かなりのことができそうだ。

もう一つ、演習もやっているが、それはまた別の機会に。

April 19, 2020

4月19日(日)高3の娘に世界宗教史の講義をはじめた

学校が休みの高3の娘が、「神道なんてものは知らない」と言い出したので、これは宗教について教えておかなければならないと昨日講義をすることにした。

世界の宗教の概要からはじめて、まずは一神教ということで、ユダヤ教とキリスト教について講義した。

2時からはじめて、5分の休憩をいれ、4時50分くらいまで。けっきょく、キリスト教の途中までで終わってしまった。ただ娘にしゃべっているだけなのに、講義となると、これが結構疲れる。

受験科目でもある「世界史」の助けになればというところが一番のポイントだが、その内容については、5月に出る『教養としての世界宗教史』と重なる。これは、宗教史の授業を大学でやるときの教科書にもなる本で、これまで書いた本をもとに、再構成してできたもの。

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宝島社から出してもらうことにした。

March 06, 2020

3月6日(金)昔医療宗教学を志したときのこと

大学院の博士課程に進んだ頃のことだ。修士課程では、山岸会に入っていた経験からコミューンをテーマにして研究した。とくに修士論文では、世界のコミューンを概観するとともに、山岸会と武者小路実篤の新しき村を比較研究した。

修士論文を書き上げてしまうと、それ以上、コミューンの研究をする気にはならなかった。300枚書いて、もういいという気になってしまったのだ。

そこで新しいテーマを探すようになるが、そこで「医療宗教学」ということを思いついた。医療も宗教も病気直しをするという点で共通点がある。もちろん、アプローチや方法は違うが。

そこで、しばらくのあいだ、医学史を勉強した。川喜多愛郎先生の『西洋医学の史的基盤』も読んだし、医学部の図書館に通って、関連する論文もコピーした。先日、東大のなかを歩いていて、医学部図書館の前を通り、そういえばここに通ったなと、思い出したりもした。

しかし、医学史を本格的にやるには、医学部に行かなければならないと思うようになった。そこまではできない。それだけ強い動機がなかったのだろう。学会で発表したり、論文も1本だけ書いたが、それで終わってしまった。

コロナ騒ぎを見ていると、少しその時代に勉強したことを思い出した。とくに西洋医学が長い間にわたって無力だったことが頭に浮かんだ。

病気を治すということは、いったいどういうことなのか。いろいろと考えることはある。

January 16, 2020

1月16日(木)東大の特任准教授が懲戒解雇されたことについて思う

東京大学が、大学院情報学環の特任准教授のツイッターが差別的であったとして、懲戒解雇したことが話題になっている。

大学を辞めさせられた経験をもつ私としては、どうしても興味を持ってしまう話題だが、一つ重要な点は、懲戒解雇になった人物が、「特任准教授」だったことにあるのではないだろうか。

昔は准教授は助教授と呼ばれていた。私も助教授だった時代がある。懲戒解雇となった人物は、「東大最年少准教授」と称していたらしい。そのことは、東京大学の記者発表でも述べられていた。私も大学を辞めたとき、その大学の「最年少教授」だった。ただ、私は懲戒解雇したわけではなく、一身上の都合で自ら身を引いたという形だった。東京大学としては、当該の人物が、「東大最年少特任准教授」ではなく、「東大最年少准教授」と名乗っていたことに、一つ問題を感じていたことがうかがえる。

特任というのは、私も東京大学先端科学技術研究センターで経験した。私の場合は、「特任研究員」だった。特任というのは、一般の教員とは身分が異なり、採用の経過も違う。一般の教員なら、業績審査ということが必至で、昇格する場合にも、業績が問われる。ところが、特任は、大学が給与を直接支払うわけではないので、採用の仕方も違う。私の場合は、プロジェクトの方から給与が出ていた。

もっとも特任は、大学によってその在り方が異なる。一律に基準があるわけではない。ただ、一般の准教授と、特任准教授とは性格が違うのは明らかで、それが外部の人間にはよくわからない。現在の大学のあり方は、昔とはかなり違う。雇用の仕方も多様化し、流動化している。その点を踏まえないと、事態を正確に理解できない。難しいものだと改めて思う。

 

January 10, 2020

1月10日(金)東京女子大での7年目が終わろうとしている

昨日で大学の授業が終わった。宗教学では試験をして、演習では、最終発表をしてもらった。

東京女子大で教え始めて、7年が過ぎたことになる。私はこれまで長く勤めたことがない。

放送教育開発センターで、5年半。

日本女子大で、5年7か月。

東京大学先端科学技術センターで、客員を含めて5年。

葬送の自由をすすめる会で、2年11か月。

ほか、非常勤でも2、3年。

ということで、非常勤ではあるものの、東京女子大が一番長く勤めていることになる。

今日は来年のシラバスも作った。去年と同じ方向なので、簡単にできる。

後は採点だけ。

 

April 12, 2019

4月12日(金)長い休みも明けて大学がはじまった

春の休みは相当にながいのだが、それも終わり、大学の授業がはじまった。

今年も、前期は「宗教学」と「思想史演習」を担当する。

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「宗教学」は、今年は教科書ができたので、それを使うことにする。パワポでの授業は、やはりよくないように思えたので、とりあえず、映像だけ見せた。

「思想史演習」は、前期は九鬼周造の『いきの構造』。学生は10人ほど来たが、様子見もいて、最終的に何人になるかはわからない。どういうやり方をするか、それが問題。

March 03, 2019

3月3日(日)市川裕氏の最終講義を拝聴した

昨日は午前中、NHK文化センター青山教室で『法華経から考える日本仏教』の講義、最終回だった。日蓮以降の法華信仰について扱い、日蓮系新宗教にも言及した。

本郷へ。久しぶりにルオーでカレーを食べる。この店も、79年に引き継がれたものだが、ずいぶんと歴史を感じる店になっている。店内の会話がいかにも東大っぽい。

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東大宗教学研究室の市川裕氏の最終講義、「ユダヤ人の歴史を貫くもの」を拝聴する。法文2号館の1番教室がほぼ満杯。一般の人も来ていたようだが、人気があるのだろうか。話は、最近出た岩波新書の『ユダヤ人とユダヤ教』に近い。最後、仏教的な観点が色濃い印象を残す。

夜は、近くのホテルの宴会場で懇親会。私もあいさつをした。市川氏とは年が同じだが、彼は法学部の出身。大学院に入ったのは、私の方が一年遅い。振り返ってみると、全員が参加する大学院の水曜ゼミを除くと、同じ授業やゼミに出たという記憶がほとんどない。

ただ、経典研究会で彼が『日蓮文集』を取り上げたことを思い出し、その話をしてみた。市川氏としては、旧約の予言者の関係、そして内村の『代表的日本人』から日蓮に興味を持ったとのこと。最後はかけあいになりそこが面白かった。まずはご苦労様。

February 15, 2019

2月15日(金)宗教学の教科書ができた

今度日本評論社から『教養としての宗教学』という本が刊行される。今年の2冊目。

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日本評論社とは縁が深くて、ずいぶん昔に出した『個室』などはここが出版元になっている。付き合っている出版社として歴史が古い。今回の本は、東京女子大学で続けている「宗教学」の授業がもとになっている。この授業では、通過儀礼を軸に宗教について教えていて、そこで取り上げた話題が軸になっている。

はじめて宗教学の教科書を書いたことになる。なかなかできがいいので、次はもう一つの授業、「宗教史」も教科書にしたくなった。


January 16, 2019

1月16日(水)二十二社についての講座を朝カル新宿教室ではじめる

昨日から朝日カルチャーセンターの新宿教室で、「二十二社」の講座がはじまった。NHK文化センターのさいたま新都心教室でもやってきたテーマだが、それを踏まえ、さらに突っ込んだ話をしようと考えている。これは、3月まで続く。

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担当者から聞いた話では、旅行社のなかに二十二社巡りのツアーを実施しているところがあるらしい。二十二社は関西ばかりだが、個々にかなり離れているので、一度には当然ながらまわれない。何回かに分けてツアーをするらしい。

神社というのは、寺院とは違い宗派のようなものがない。その点で、どこでまとまりをつけていくかが難しいが、二十二社を最初に持ってくると、そのなかに有力な神社が多く含まれることもあり、うまくいくような気がする。

そして、二十二社を探っていくと、神社の在り方や、それとの日本人のかかわり方が見えてくる。なかなかいいテーマではないだろうか。私もあと一か所、丹生川上神社に行って、本にしたいと思っている。

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