今日は家の前で水道工事をしているので、うるさい。そんななか、昨年末に刊行した『教養として学んでおきたい神社』の3刷が決まった。
決して多くの部数ではないが、前作の『教養として学んでおきたい仏教』とともに手軽な入門書として売れているようだ。
これに関連して、4月からは朝日カルチャーセンターの新宿教室で、「教養として学ぶ神社」の講座がはじまる。これは、ハイブリッドなので、対面でもリモートでも受講できる。現在はweb割ということで、受講料が割引されている。
昨日で、大学の前期の授業が終わった。
大学に一度も行くことなく、すべてリモート授業。
「宗教学」の方は、学生が100人を超えて履修しているので、対面でやってもリモートでもさほど変わらなかったのではないか。驚いたのは、昨日、リモートで試験をして、109名の履修者のうち108名が解答を寄せてきたこと。割合としては考えられないほど多い。
もう一つの演習は、カリキュラムが変わったため、4年生しか受講できないもの。例年4年が最後まで出ていることはなかった。ところが、今回は1名の受講生があり、二人でリモートで西田幾多郎の『善の研究』を読んでいった。結局、第1編の「純粋経験」のところを読み終えた。
さすがに、一対一で読んでいったので、内容の理解は格段に進んだ気がする。西田という人がなぜ哲学を志向したのか、それも理解できたかもしれない。
5月の連休途中から大学の授業がはじまった。東京女子大の分である。私は木曜日の担当なので、7日からはじまった。遠隔授業である。
どういう方法で授業をするかでは、選択肢があるが、私はZoomを使っている。Webclassも併用している。
まず、パワーポイントでスライドを作り、それをあらかじめWebclassに載せておく。学生はそれにアクセスする。授業は、そのスライドを画面共有しながらZoomで行う。履修者が100人を超えるので、直接のやり取りはできないものの、途中課題を出して、それをメールで答えさせるとか、問いかけをしてZoomのチャットで答えさせるなど、いろいろできる。動画も共有できるし、インターネットで調べた結果をそのまま提示することもできる。
すでに3回やってみたが、こちらのほうが、対面の授業よりも効果的な気がしてきた。何より、大学に行かなくていい。
遠隔授業については、昔放送教育開発センターで働いていて、放送大学関係のことをしていたので、専門でもある。そうしたことをテレビジョン学会で発表したこともあった。また、最近では東京通信大学の非常勤講師もしている。こちらはネット大学だ。
今、放送大学を考えるなら、いろいろなやり方を活用できる。パッケージ化された映像授業と、Zoomを使ったリアルタイムでの授業を併用すれば、かなりのことができそうだ。
もう一つ、演習もやっているが、それはまた別の機会に。
Recent Comments