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学問・資格

January 16, 2020

1月16日(木)東大の特任准教授が懲戒解雇されたことについて思う

東京大学が、大学院情報学環の特任准教授のツイッターが差別的であったとして、懲戒解雇したことが話題になっている。

大学を辞めさせられた経験をもつ私としては、どうしても興味を持ってしまう話題だが、一つ重要な点は、懲戒解雇になった人物が、「特任准教授」だったことにあるのではないだろうか。

昔は准教授は助教授と呼ばれていた。私も助教授だった時代がある。懲戒解雇となった人物は、「東大最年少准教授」と称していたらしい。そのことは、東京大学の記者発表でも述べられていた。私も大学を辞めたとき、その大学の「最年少教授」だった。ただ、私は懲戒解雇したわけではなく、一身上の都合で自ら身を引いたという形だった。東京大学としては、当該の人物が、「東大最年少特任准教授」ではなく、「東大最年少准教授」と名乗っていたことに、一つ問題を感じていたことがうかがえる。

特任というのは、私も東京大学先端科学技術研究センターで経験した。私の場合は、「特任研究員」だった。特任というのは、一般の教員とは身分が異なり、採用の経過も違う。一般の教員なら、業績審査ということが必至で、昇格する場合にも、業績が問われる。ところが、特任は、大学が給与を直接支払うわけではないので、採用の仕方も違う。私の場合は、プロジェクトの方から給与が出ていた。

もっとも特任は、大学によってその在り方が異なる。一律に基準があるわけではない。ただ、一般の准教授と、特任准教授とは性格が違うのは明らかで、それが外部の人間にはよくわからない。現在の大学のあり方は、昔とはかなり違う。雇用の仕方も多様化し、流動化している。その点を踏まえないと、事態を正確に理解できない。難しいものだと改めて思う。

 

January 10, 2020

1月10日(金)東京女子大での7年目が終わろうとしている

昨日で大学の授業が終わった。宗教学では試験をして、演習では、最終発表をしてもらった。

東京女子大で教え始めて、7年が過ぎたことになる。私はこれまで長く勤めたことがない。

放送教育開発センターで、5年半。

日本女子大で、5年7か月。

東京大学先端科学技術センターで、客員を含めて5年。

葬送の自由をすすめる会で、2年11か月。

ほか、非常勤でも2、3年。

ということで、非常勤ではあるものの、東京女子大が一番長く勤めていることになる。

今日は来年のシラバスも作った。去年と同じ方向なので、簡単にできる。

後は採点だけ。

 

April 12, 2019

4月12日(金)長い休みも明けて大学がはじまった

春の休みは相当にながいのだが、それも終わり、大学の授業がはじまった。

今年も、前期は「宗教学」と「思想史演習」を担当する。

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「宗教学」は、今年は教科書ができたので、それを使うことにする。パワポでの授業は、やはりよくないように思えたので、とりあえず、映像だけ見せた。

「思想史演習」は、前期は九鬼周造の『いきの構造』。学生は10人ほど来たが、様子見もいて、最終的に何人になるかはわからない。どういうやり方をするか、それが問題。

March 03, 2019

3月3日(日)市川裕氏の最終講義を拝聴した

昨日は午前中、NHK文化センター青山教室で『法華経から考える日本仏教』の講義、最終回だった。日蓮以降の法華信仰について扱い、日蓮系新宗教にも言及した。

本郷へ。久しぶりにルオーでカレーを食べる。この店も、79年に引き継がれたものだが、ずいぶんと歴史を感じる店になっている。店内の会話がいかにも東大っぽい。

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東大宗教学研究室の市川裕氏の最終講義、「ユダヤ人の歴史を貫くもの」を拝聴する。法文2号館の1番教室がほぼ満杯。一般の人も来ていたようだが、人気があるのだろうか。話は、最近出た岩波新書の『ユダヤ人とユダヤ教』に近い。最後、仏教的な観点が色濃い印象を残す。

夜は、近くのホテルの宴会場で懇親会。私もあいさつをした。市川氏とは年が同じだが、彼は法学部の出身。大学院に入ったのは、私の方が一年遅い。振り返ってみると、全員が参加する大学院の水曜ゼミを除くと、同じ授業やゼミに出たという記憶がほとんどない。

ただ、経典研究会で彼が『日蓮文集』を取り上げたことを思い出し、その話をしてみた。市川氏としては、旧約の予言者の関係、そして内村の『代表的日本人』から日蓮に興味を持ったとのこと。最後はかけあいになりそこが面白かった。まずはご苦労様。

February 15, 2019

2月15日(金)宗教学の教科書ができた

今度日本評論社から『教養としての宗教学』という本が刊行される。今年の2冊目。

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日本評論社とは縁が深くて、ずいぶん昔に出した『個室』などはここが出版元になっている。付き合っている出版社として歴史が古い。今回の本は、東京女子大学で続けている「宗教学」の授業がもとになっている。この授業では、通過儀礼を軸に宗教について教えていて、そこで取り上げた話題が軸になっている。

はじめて宗教学の教科書を書いたことになる。なかなかできがいいので、次はもう一つの授業、「宗教史」も教科書にしたくなった。


January 16, 2019

1月16日(水)二十二社についての講座を朝カル新宿教室ではじめる

昨日から朝日カルチャーセンターの新宿教室で、「二十二社」の講座がはじまった。NHK文化センターのさいたま新都心教室でもやってきたテーマだが、それを踏まえ、さらに突っ込んだ話をしようと考えている。これは、3月まで続く。

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担当者から聞いた話では、旅行社のなかに二十二社巡りのツアーを実施しているところがあるらしい。二十二社は関西ばかりだが、個々にかなり離れているので、一度には当然ながらまわれない。何回かに分けてツアーをするらしい。

神社というのは、寺院とは違い宗派のようなものがない。その点で、どこでまとまりをつけていくかが難しいが、二十二社を最初に持ってくると、そのなかに有力な神社が多く含まれることもあり、うまくいくような気がする。

そして、二十二社を探っていくと、神社の在り方や、それとの日本人のかかわり方が見えてくる。なかなかいいテーマではないだろうか。私もあと一か所、丹生川上神社に行って、本にしたいと思っている。

September 30, 2018

9月30日(日)ネットでの新宗教についての講義とカルチャーセンターの二つ掛け持ち

金曜日は、「スクー」という学習サイトで「新興宗教大百科」の放送があった。ゲストは、創価学会の元会員。いったい創価学会とはどういう組織なのかを1時間にわたって解説した。一応、この番組、これからしばらく、定期的に放送されるはず。

土曜日は、午後一でさいたまへ。NHK文化センターさいたま新都心教室で、神道の講座の締めくくり。これは、さらに続き、来月からは22社と大嘗祭と取り上げる。

終わってから、銀座へ行き、天賞堂で腕時計を修理に出す。昨日突然止まってしまった。朝起きるのが遅く朝食を食べただけだったので、とんかつの梅林に行ってみる。李さんの「すきやねん」の舞台だが、いつも混んでいて、行けなかった。ヒレカツ定食を食べる。肉が上等で量が多い。衣は意外に厚い。

そこから新宿へ出て、今度は朝日カルチャーセンターの新宿教室で、オウム事件についての講義。受講生は37名とか。かなり多い。1時間半にわたって、オウム事件の概要についてしゃべる。一日二つのカルチャーをかけもちしたのは珍しい。前に一度はあったかもしれないが。

家族も聞きにきたので、終わってからホテルサンルートで食事。前とは雰囲気が変わっているが、なかなかうまかった。

August 25, 2018

8月25日(土)日本仏教そして神道を理解するには法華経について知らなければならない

明日26日は、「神道コンシェルジュ講座」を開く。午後3時からで、場所は西武池袋線の江古田駅に近いThe MON 桜月流

テーマは、前回の即位灌頂の続きで、「法華即位法」を扱う。即位灌頂の方法にはさまざまあるが、法華と言えば天台。天台系統の即位灌頂がこれになる。

ただ、法華ということも理解しないと、この方法の意味が分からない。そこで、講座では、法華経の概説も行う。法華経は大乗仏典の代表的な存在だが、日本の仏教ではとくに重視されてきた。聖徳太子の「法華義疏」からはじまって、最澄の天台宗、そして日蓮の日蓮宗は、みな法華経を説く。法華経自体が信仰の対象になり、納経といったことも行われた。近代に入ると、日蓮主義や戦後の日蓮系新宗教など、社会的にも大きな意味を持った。

なお、10月からは、NHK文化センター青山教室でも、「法華経を中心に考える日本仏教」という6回の講座をやる。第1土曜 10:30~12:00。

2018/10/06(土) 「法華経」とはどういうお経なのか
2018/11/17(土) 聖徳太子と「法華経」 太子は本当に「法華経」を講義したのか/第3土曜日
2018/12/01(土) 最澄と「法華経」 日本仏教界の中心比叡山はなぜ生まれたか/5階507教室
2019/01/05(土) 親鸞はなぜ「法華経」について語らなかったのか
2019/02/02(土) 日蓮と「法華経」 法難と謗法
2019/03/02(土) 「法華経」への信仰は日本仏教をどう変えたのか 

July 12, 2018

7月12日(木)前期の授業が今日で終わる

東京女子大の授業が今日で終わる。「宗教学」の方は試験。「思想史演習」の方は学生の最後の発表になる。昨日は、哲学科が非常勤講師をもてなす宴が吉祥寺で開かれた。そのときは、はっきりわからなかったが、自分がいつから教えているかと言えば、2013年の4月からということになる。となれば、今年で6年目。ずいぶんと長くなった。

今年から、東京通信大学の方でも授業を担当することになり、8回にわたって授業の収録が行われた。スライドを使って、1回分約60分の授業を4分割して収録した。これも今週の火曜日で終わった。カメラにむかってしゃべり続けるので、難しいところもあるが、なんとか無事に終了。こちらは、試験を用意しなければならない。

そんななかで、麻原の遺骨の問題が浮上し、現状では海に散骨するという話になっている。要は、「葬送の自由をすすめる会」の「自然葬」だ。そうしたことになるとは予想していなかったが、聖地を作らせないための工夫ということらしい。果たしてそれでうまくいくのか。麻原の自然葬も、実はいろいろ難しいことになりそうな気もする。

April 17, 2018

4月17日(火)世界宗教事件史の講座が青山ではじまった

昨日から、NHK文化センター青山教室で、「【1年で学ぶ教養】世界宗教事件史」の講座がはじまった。これは、『教養としての宗教事件史』をもとにした講座で、1年にわたって、世界の宗教の歴史を事件という観点から見ていこうというもの。

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受講生も20人を超え、なかなか熱心に聴講してもらった気がした。質問も出たし。

今回扱ったのは、宗教のはじまりについて。それをいくつかの角度から考えてみた。今の人間は昔の人間ほど信仰心が強い、あるいは迷信にはまっていると考えやすいが、必ずしもそうした証拠が見出されているわけではない。

講座の帰り、表参道駅で娘をゲットして、一緒に帰る。

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