今日は歌舞伎座。第1部と第2部を見る。
初日なので、まだしっくりこない部分もあるが、第1部は「鬼揃紅葉狩」と「荒川十太夫」。鬼揃は、猿之助で、今回の振付は筋書きにはないが勘十郎のようだ。ロビーで見かけた。門之助以外は踊れる若手が勢ぞろい。種之助を見ていると、道成寺を踊ってほしくなる。あるいは鏡獅子か。
「荒川十太夫」は、先日、歌舞伎座で講談を聴いたもの。どう芝居になるのかと思っていたが、いきなり切腹の短いシーンではじまったのは予想外。あとは、講談の進行の通り。ただ、芝居としていろいろとついているものがあった。松緑は、こういう芝居がしたかったのだろうと思った。義太夫狂言の残虐さとは対極なのが、よいのだろう。
第2部は、「祇園恋づくし」と、「釣女」。どちらでも幸四郎が活躍。釣女、吉右衛門でも見たが、幸四郎の方が素直な色気がある。
帰りには、茨城のアンテナショップで納豆を買い、鹿児島のアンテナショップの上のレストランで、豚のすき焼き御膳をいただく。これは、実にリーズナブル。前にも来たが、人気店だということがわかる。
今日は歌舞伎座へ。第1部を見る。
日比谷線で渡辺保先生に遭遇し、少しお話をする。お元気。
3年ぶりの「秀山祭」ということで、2世吉右衛門の一周忌追善興行。関係の役者が勢ぞろいした。
最初の吉右衛門作の「白鷺城異聞」は、姫路城で上演したもののようだが、歌舞伎座でやるのにはちょっと物足らない。歌六の宮本武蔵も、主役のようには見えない。勘九郎と七之助が出てきて、ここから本格的にはじまったという感じがした。
次は「寺子屋」で、松緑と幸四郎が交代で松王丸と武部源蔵をつとめる。今日は松王が松緑。
小太郎が、歌昇の次男で、長男とともに初舞台だが、あまりに幼い。台詞何を言っているかわからず。
これだと、とても源蔵に斬られるときに、覚悟を示し、笑ったとは思えない。となると、源蔵は松王に忖度して、小太郎の死を飾ったように見えてしまった。
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