無料ブログはココログ

Recent Trackbacks

芸能・アイドル

February 09, 2020

2月9日(日)27回忌追善ということの意味を考えた歌舞伎座夜の部

昨日は歌舞伎座の夜の部へ行った。

Sdim1122

13世仁左衛門27回忌追善が二つ。我當の「八陣守護城」と秀太郎の「道行故郷の初雪」。

当代の仁左衛門は昼の部で天神役なので、他の演目には出ないし、出られない。それを演目的に補う形で、玉三郎勘九郎の「羽衣」と、菊五郎の「文七元結」。一番面白かったのは、もう何度見たかわからない「文七」。わかっていながら、途中から引き込まれた。配役が揃っているせいもあるが、莞玉や梅枝が必至で演技しているので、それにほかもつられたということがあるのかもしれない。雀右衛門の女房も、予想以上によかった。

それに比べると追善の演目は、上演に苦労しているのがわかる。27回忌というものは、追善する側も老いていく。我當は実に久しぶりの歌舞伎座の舞台だが、歩けないので役が限られる。声も出ていない。ただ、後半になると少し持ち直したのが、今後の期待か。

秀太郎の梅川忠兵衛も、秀太郎があまり動けないので、なぜか松緑の万才が登場。どう見ても苦肉の策としか思えなかった。

玉三郎も、昼の部の覚寿と比べると、舞いで動けなくなっているのが如実にわかる。それに比べ、勘九郎のさっそうとした姿が目に付いた。

老い。いろいろなことを考えさせられた。

January 31, 2020

1月31日(金)国立能楽堂で「二人静」を観る

昨日は夜国立能楽堂へ行った。目当ては能の「二人静」。その前に、野村万作氏の話があり、狂言は「痩松」。

Dsc_0359

今回の公演を見に行ったのは、歌舞伎座の昨年10月の公演で、玉三郎と児太郎による「二人静」を見たから。そこで、いろいろ疑問を感じ、能を観たいと思ったら、ちょうど1月に公演があるのを知り、申し込んだ。

一つの疑問は、社家の存在。普通ワキは僧侶だ。しかも、社家が静の霊を弔うことになる。社家はそうしたことをするものなのだろうか。能を見てもここはよくわからなかった。

もう一つは、舞い方。歌舞伎では、面をつけない。だから、シンクロしても何ほどのことはないが、能だと二人とも面をつけている。面をつけると、視界が極度に狭まるらしい。それでもシンクロして舞うのは難しいだろう。そこを観たかった。

実際の公演でも、とくに序の舞になってからは、地謡もなく、囃子だけ。そこで二人が同じふりで舞うのは相当に難しそうだ。字幕の解説では、やがて一心同体になると書かれていた。果たして今回、それがどこまで実現されたのか。比較のしようがないのでわからないが、序の舞になって、緊張感が相当に増したのは事実。また、別の演者で見てみたい。

January 14, 2020

1月14日(火)新橋演舞場の見ものは堀越勸玄の少年忍者

今日は新橋演舞場へ行ってきた。海老蔵の公演。昼の部だけ。夜の部は、とりそこなった。それだけ大人気。

昼の部は、孝太郎の雪姫で「金閣寺」。松永大膳は獅童。その弟を国矢がやっているのは、超歌舞伎つながりだろう。久吉は右團次。前半はどうかと思ったが、竹本が愛太夫に代わってからよくなった。

次は「鈴ヶ森」。莞玉の権八。色気がある。海老蔵の長兵衛は、貫禄はあっても、セリフがどこかおかしい。無理に長兵衛らしさを出そうとするからか。

82184739_1352537461592901_84729127448220

最後は、新作の「雪蛍恋之滝」。秋元康作ということだが、セリフの日本語が格調がない。

何より見ものは、少年忍者の堀越勸玄。しっかりしているし、立ち姿がいい。立ち回りも決まって、花道をさっそうと下がっていった。

話は大したことはないが、児太郎がいい。ずいぶん腕を上げた。こちらが雪姫の方がよかったような。

帰りがけ、歌舞伎座の向かいで葵大夫とすれ違う。

December 16, 2019

12月16日(日)孫とはじめての歌舞伎鑑賞

昨日は、歌舞伎座夜の部へ行った。いろいろいきさつがあり、小学校2年生の孫と見に行く。彼にとってははじめての歌舞伎体験。

Sdim0963

小学生でも大丈夫と判断したのは、白雪姫だからだが、最初の演目は「神霊矢口渡」。これは、子どもにはちんぷんかんぷん。説明もできない。とりあえず、敵味方で説明してみたが、娘は父親に殺されるので、これは複雑すぎる。

次は、白雪姫。歌舞伎で白雪姫というと、演劇祭を思い出すが、物語にかなり忠実。意外に歌舞伎にはなっているが、ただ、なぜこの演目なのかは疑問に思えるところもある。孫の方は、やはり妖精たちが出てきて、それには強い関心を持ったようだ。サッカーの試合もあったようで、終わったらお疲れの様子。

よむうりテレビでは、先日収録した『そんなこと言って委員会』の放送があったようで、紹介してもらった『宗教消滅』がランキングで急上昇。

December 08, 2019

12月8日(日)委員会の収録とテレビでの歌舞伎鑑賞

金曜日には、「そんなこと言って委員会」の収録のため、大阪往復した。番組では資本主義の発展と消滅がテーマ。私の『宗教消滅』も取り上げてもらった。なぜ、ローマ教皇が来日し、長崎と東京でミサを行ったのかも、その文脈で理解できる。いかに信者が減っていくことに歯止めをかけるのか。多くの宗教が直面している問題だ。

土曜日は、放送中のNHK古典芸能鑑賞会の歌舞伎をはじめ、録画してみていなかった六本木歌舞伎とコクーン歌舞伎を続けてみる。

古典芸能鑑賞会は、菊之助の狐忠信に文楽座の咲大夫が出演したもの。さすがに語りで面白く見られた。この演目が、こうした試みにあっているのだろう。

六本木歌舞伎は、去年の「座頭市」。

Photo_20191208122501

こういう現代歌舞伎になると、海老蔵はセリフ回しが下手。ただ、眼光の鋭さは座頭市ということで余計増している。これは誰にもまねできない。寺島しのぶの方がうまいが、二役の意味があったのかは疑問。

最後は、コクーン歌舞伎の「切られ与三」。七之助の与三郎。前半はいつも見ている話だが、後半は、歌舞伎ではやらないもの。こういう展開になるとは知らなかった。そのため、途中違和感があったが、最後になると面白い。

Cocoon_201805ffl_3dcf06204eeb1bd4310f2c4

これを本格的な歌舞伎として上演したらどうなるのか。あまりの与三郎の人生の展開についていけるのかということになるだろうか。

 

December 05, 2019

12月5日(木)高橋いさを氏の新作『夜明け前』を観る

昨日は、午前中、朝日カルチャーセンターの新宿教室で「天満宮の秘密」の講義をした。大嘗祭とも北野は関係するので、そうした話もしてみた。

終わってから、聴講してくれた編集者と食事しながら打ち合わせ。

Dsc_0148

西新宿から荻窪へ。オメガ東京で、高橋いさを作演出の「夜明け前ー吉展ちゃん誘拐事件」を見る。

高橋氏の作品は、劇団ショーマの時代からそれこそほとんど見ているが、最近はかなり変わってきた。前回の新作「好男子の行方」は、三億円事件を扱っており、今回もその延長線上にあるものだ。内容は、犯人の家族が事件にどう立ち向かったのか。

全体にシリアスなところが、かつての高橋作品とは違う。笑うところは、鯛焼きくらいだろうか。緊張した場面がずっと続く。一つの出来事が、そこにかかわった人たちをどのように変えていくのか。犯人の家族についてはそれほど情報がないだろうから、劇作家の想像の部分が大きいのだろう。たしかに現実とは違うところもある。

水曜日のマチネーなのに満員。なかなかいい舞台だった。

 

October 28, 2019

10月28日(月)三響会の公演をテレビで見る

昨日録画した、三響会の公演を見た。

Ec9urmcucaafhbe

亀井忠雄一家総出演で、伝左衛門と伝次郎の子どもまで出演していた。

歌舞伎からは、海老蔵と玉三郎、能楽からは観世喜正など、狂言では野村萬斎。

こうした公演が可能なのは、亀井家が能楽の囃子方であるとともに、歌舞伎方の囃子方であるから。さらに、最後の「石橋」を演出した藤間勘十郎も、二つの世界に足をかけている。海老蔵にしても、古典芸能への世界と題して、能楽との共演も続けている。そうした積み重ねの上にあるもので、一朝一夕にはいかないものなのだろう。

October 25, 2019

10月25日(金)「天竺徳兵衛韓噺」を国立劇場で見る

今日は雨が激しく降る中、国立劇場へ行った。芝翫の「天竺徳兵衛韓噺」を見るため。雨が関係しているのかは分からないが、すいている。二階などほとんど人が入っていなかった。

あまり見る機会のない芝居だが、全体にあまり面白くなかった。何より、筋書きが悪い。筋書きというより、その整理の仕方ということだろう。やたら波切丸のことが出てくるが、このお家の重宝を探し出すということだけがクローズアップされて、他の部分がおろそかになっている。宗観と夕浪が実は徳兵衛の親だと明かすところも、ただただ唐突なだけで、その意味も不明な感じがした。

画像に含まれている可能性があるもの:5人

September 20, 2019

9月20日(金)二日続けて幕見して仁左衛門の弁慶

昨日は二日続けて歌舞伎座で幕見。ついたのは発売時刻だが、すでに立ち見。というか、一幕目の人たちが二幕目を続けてみるということで、最初から並んでいる人からして立ち見。

Dsc_1908

お目当ては、仁左衛門の弁慶。ちょっと弁慶のイメージではないが、珍しいので見ておくことにした。前回は2008年4月の歌舞伎座。記憶の中にはないが、見に行っている。そのときは、「さすがにうまくて、そつがない」と書いた。今回も、感想としては同じ。

ただ、なぜ弁慶をやるのか、普通の役と変わらないようで、そこが弁慶役者と違う気がする。幸四郎の場合だと、弁慶に賭けているわけで、それが舞台にも出て感動を呼ぶ。ところが、仁左衛門だと余裕がありすぎて、弁慶としても、最初から関を通れると高をくくっているようにさえ見える。その点で、感動には結びつかない。それは、前日の、松緑と吉右衛門の違いにも通じる。技量では圧倒的に吉右衛門だが、舞台としてみた時、松緑の方がはるかによかった。

写真は、出雲鰐淵寺の蔵王堂。

 

 

September 18, 2019

9月18日(水)五連荘で疲れたので「寺子屋」を幕見したらとんでもなくよかった。

土曜日から今日水曜日まで、話す機会が5日間続いた。ようやくそれが終わった。カルチャー、オーディオ談義、カルチャー、企業研修、カルチャー。とくに企業研修は一日仕事なので、疲れた。

Sdim0716

そこでというわけでもないが、歌舞伎座へ。幕見のため。まずは先日混んでいた歌舞伎そば。なるほど、こういうそばかと初めての体験。開演まで時間があったので、歌舞伎座裏のオーディオショップ「SKYELA(スカイラ)」に寄ってみる。マイルスのライブ、オリジナル盤と、最近出たものを比較して聞かせてもらった。その際は歴然。いやになるほどはっきりしていた。ついでにウイスキーもごちそうになる。

幕見は、「寺子屋」。吉右衛門の代役で松緑の松王丸がよいろいうことで来た。いつまで休演かわからないので、今日を選ぶ。実際、後で知ったが明日から吉右衛門が出るらしい。

すでに吉右衛門で見ているがそのときは、「寺子屋」に飽きているので面白くないのだと感じた。ところが、今日はいい。松緑もいいが、全体のバランスが世代的にそろったせいだろうか。松緑は、声が高くなる欠点がまるで出ない。どうしてなのだろう。さらに、菊之助も細部まで気を使っているのが今日はわかった。これほど泣ける「寺子屋」ははじめて。やはり来てよかった。

より以前の記事一覧

April 2020
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30