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芸能・アイドル

September 04, 2023

9月4日(月)歌舞伎座秀山祭昼の部を見る

歌舞伎座の秀山祭、昼の部へ行く。3階の一番奥の席。全体が見まわせ、雰囲気もよくわかる。

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2世吉右衛門の三回忌追善でもある。「金閣寺」「土蜘」「二条城の清正」を見た。

「金閣寺」では、米吉の雪姫ががんばっていた。よかったのは勘九郎の久吉。全体でも一番か。すがすがしく、威厳がある。

「土蜘」は巡業の松緑で見たばかり。蜘蛛の糸の投げ方が、前半ちょっともたついていた。もう少し、怪しげでいい。

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再開場10年で新調された緞帳も、おそらくこれが最後。現代的で斬新だが、月と桜のバランスがもう一つか。

「二条城の清正」は、秀頼が清正に「20年も30年も生きて」というところ、孫が祖父に贈ることばに重なる。

白鷗もこれから、どこまでやれるのか。ぜひ頑張ってほしい。

September 02, 2023

9月2日(土)国立劇場の初日は「吉野川」

今日は国立劇場の歌舞伎公演に行った。

演目は「妹背山女庭訓」通り前半。国立の歌舞伎公演もあと2か月。

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歌舞伎座は再開場10周年で緞帳が新調されているが、国立はかなり傷んでいる。席もきしむ。

前半は「吉野川」が中心。「吉野川」と言えば、歌舞伎座の玉三郎・吉右衛門を思い出す。

それを時蔵と松緑がやる。初日。歌舞伎のなかでももっとも難しい演目ではないかと思うが、その前に春日野と花渡しがついて、わかりやすくなった。ここは初めて見た。

両花道での定高と大判事のやり取りが一番の見せ場でもあるが、二人とも頑張ってはいる。ただ、もちろんのこと、玉三郎と吉右衛門の人間を超えた演技というわけにはいかない。最初からそれは無理だ。

入鹿は亀蔵。意外とこういう役は向いている。

終わってから、四ツ谷へ。

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そらがきれいだ。久しぶりにイーグル。当然だが、寺島靖国さんの本はおいていなかった。

 

August 16, 2023

8月16日(水)終戦記念日に歌舞伎座へ行く

昨日は歌舞伎座へ行った。

1部は、中村屋贔屓の娘に譲り、2部の前に昼食を一緒にしようと歌舞伎座の前で待っていた。すると、米吉丈が閉演後すぐに出来てきた。父親の舞台を見るためだろう。

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2部は「新門辰五郎」と「団子売」。先月の「め組の喧嘩」も辰五郎の話。その辰五郎が京都で同じようなことをしている話だが、最初、何の話なのか分かりにくかった。次第に分かってきたが、全体に意味が分からない。終演後、プロントでお茶をしながら、渡辺保先生の評を読んで納得した。真山青果の芝居は演出がいないと成り立たないものだが、その演出に問題があるのではなかろうか。

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3部は「新・水滸伝」。こちらは分かりやすいし、皆熱演で楽しめた。隼人は立派になったし、團子の演技を見ていて、澤瀉屋の芝居が凝縮されているのを感じた。最後、サービスで幸四郎が出るが、テレビや新感線の舞台でも活躍した人だけに、もっと重要な役をやったらスーパー歌舞伎も盛り上がるのではなかろうか。

 

 

July 07, 2023

7月7日(金)七夕の日に歌舞伎座で両宙乗りを見る

今日は歌舞伎座昼の部。「菊宴月白浪」。南北の作だが、猿翁が復活させたもの。本来なら猿之助が主演だが、中車が代わりをつとめた。

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忠臣蔵の外伝ということで、随所にパロディーが出てくる。ただ、全体としての物語は行ったり来たり、妙なつじつま合わせがあって、流れはよくない。

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ただ、最後は凧に乗っての宙乗り。しかも両宙乗りで、いつものように左に入り、右から降りてくる。これで、観客は満足している。中車、ところどころ、セリフの調子が猿翁を思わせる。先週はどうかと思った、歌之助が結構立派に準主役を務めている。壱太郎も安定していていい。

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緞帳は3か月続けて新調され太が、今回は千波作。

ただ、隣のご婦人方には、この方たちよく知っていて、辛らつだが、評判は悪かった。たしかに、全体が牡丹ばかりで空間がないのが、いかがなものか。来月も新調のお披露目がありそう。

July 04, 2023

7月4日(火)歌舞伎座の「め組の喧嘩」は調べたばかりなので私が観客のなかで一番楽しめたかもしれない

今日は歌舞伎座の夜の部へ行った。

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先月、昼夜通しで見て疲れたので、別々に行くことにした。

「神霊矢口渡」から。これは、児太郎がよかった。男女蔵も、父を亡くして吹っ切れた感じがする。

とくによかったのは、團十郎の「め組の喧嘩」。この演目は見る甲斐がある。生きのよさで、まさに江戸。

そのなかでも、私は昨日、芝大神宮について書き、この芝居についても調べたりしているので、間違いなく観客のなかで一番楽しめたのではないだろうか。半鐘の実物写真が筋書きにのっていたが、これが島流しにあったことは書いていない。地理的なことも頭に入っているし、品川の遊郭についても、最近調べたばかり。

最後の「法楽舞」ははじめて見るが、意外に楽しかった。團十郎も襲名してから明るさが増した気がする。

 

July 01, 2023

7月1日(土)浅草公会堂の「神谷町小歌舞伎」に芝晶丈を見に行く

今日は浅草公会堂へ。「神谷町小歌舞伎」を見に行く。成駒屋の三兄弟を中心とした、一門若手の公演。

見に行くきっかけは、経堂の魚粋。そのお客さんに、成駒屋の芝晶丈がいるということで、それで公演を知った。

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演目は、弁天と高杯。とにかく皆が頑張るという、小劇場的な雰囲気。終わってからお見送りもあり、そこで芝晶丈と対面し、ご挨拶。

次には、もっと大きな役をやってほしいものだ。

June 11, 2023

6月11日(日)歌舞伎座昼の部と夜の部を通してみる

昨日は歌舞伎座。

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昼の部と夜の部を見る。どちらもほぼ満席。

昼の部は、猿之助が出られなくなった「吃又」から。中車はまだまだ歌舞伎になっていない。最近の壱太郎はよい。

昼食の後、珍しい「又平住家」。大津絵から人が出て踊るという趣向で、前の場との関連は薄い。昔病気をしたときに幻覚を見たことがあり、本のなかから飛び出てくるのを経験したが、そんな風ではなかった。「地雷也」は、蝦蟇の一人芝居のようでもあるが、誰が蝦蟇なのかはわからない。最後は、左團次が亡くなったことで、「扇獅子」。福助以外は若手女形せいぞろいで、最後、毛を振るので観客は満足。毛ぶりは不思議なものだ。

夜の部まで近くを歩く。

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歌舞伎そばの閉店のお知らせ。結局、この店2回ほどしか行っていない。

夜の部は、最初が仁左衛門のすし屋で、後半が松緑の四の切。

仁左衛門はさすが、実にうまい。役者が全体に揃って見ごたえがある。見終えて、昼の部からということもあり、それで満足。

松緑の忠信は、リアルはよいが、狐がらしくない。松緑襲名のときも見ているはずだが、そのときは、菊五郎の型を忠実になぞっているという感じがした。左近に伝えておくのが目的だったのだろうか。

May 04, 2023

5月4日(木)歌舞伎座の團菊祭では何と言っても「達陀」

昨日は一日歌舞伎座。團菊祭。

昼の部は、大混雑。

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尾上眞秀初舞台のせいだろう。声がよく通る。明るい。丑之助とは雰囲気が違う。

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今回は12世團十郎10年祭でもある。現團十郎が「若き日の信長」をやったが、新歌舞伎は今の時代に合わなくなっている気がする。

夜の部は、昼の部より静か。ただ、舞台は充実している。雀右衛門、初役で慣れない役だけに、「宮島のだんまり」の最初、手が震えていた。最後、女形なのに六法だから、いろいろと難しいのだろう。

次は、今月お目当ての「達陀」。予想通りこれがよかった。現松緑の祖父、2代目松緑がはじまたものだが、よくこんなものが出来たのかと感心する。東大寺から、必ず指導に来るようだが、儀式性もあり、躍動感もある。映像でしか見ていなかったが、大満足。

最後は「髪結新三」。これは見慣れた演目で、どうかと思ったが、菊之助の悪人ぶりは意外によかった。

 

 

April 21, 2023

4月21日(金)歌舞伎座夜の部を取り直して観劇する

今日は歌舞伎座夜の部へ。

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もっと前に行くはずだったが、仁左衛門の病気でキャンセルになってしまった。取り直しての今日。

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2階席をはじめてとった気がする。「与三郎」は、蝙蝠安の市蔵が目立った。

「連獅子」では、左近が相当に頑張っていた。親よりうまくなるのではなかろうか。

連獅子が終わった時の客席の雰囲気は独特。皆、よいものを見たという空気が充満している。特別な演目なのだ。

March 19, 2023

3月19日(日)歌舞伎座の第2部を見る

昨日は歌舞伎座の第2部を見る。

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最初は、めったにというか、おそらく単独でかかるのははじめての忠臣蔵の10段目。通しでは見たことがあると思うが、芝翫の天川屋義平。

最後、由良助と4人の赤穂浪士が出てくるが、もしそれがもっとたくさんだったら、華やかで万雷の拍手を呼んだのではないか。そうした工夫があってもいい。

次は、菊五郎がやる予定だった「身替座禅」。代役というか、松緑になった。見ながら、もしこれが菊五郎だったらと思うと、ちょっところがったりはできないのでは。鴈治郎の妻が抜群の出来。それで全体がしまる。権十郎もさすが。松緑は初役なので、もう一歩だろう。

サウンドクリエイトに寄って、レコードを買う。

夕食は、イタリアンのスケベニンゲン。妙な名だが、さすが銀座の名店という感じて、おいしいし、リーズナブル。また来てもいい。

 

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