無料ブログはココログ

Recent Trackbacks

芸能・アイドル

July 05, 2020

7月5日(日)図夢歌舞伎は2回目

昨日は「図夢歌舞伎」の第2回を見た。

Sdim0038

忠臣蔵の4段目。判官の切腹と、城明け渡しの場面だ。

前回は、配信環境が十分に整っていなかったようで、画像が途切れたりしたが、今回は大分改善されている。

幸四郎が、切腹する判官と、大星由良助。力弥で染五郎が出ている。

4段目は、由良助が討ち入りの覚悟を決めるところだが、一つの大きな見どころは、切腹の舞台が整うまでの役者たちの整然とした動き。あるいは、襖の背後に居並ぶ家臣たちの居住まい。

さすがに配信では、それを表現することが難しい。わずかに力弥が襖越しに判官に声をかけるということで、それを示している。

さまざまな要素を抜きに、筋を通すということでは、見ていて物足らない。

さあ、猿之助の勘平はどうなるのか。幸四郎は斧定九郎をやるらしい。

 

June 28, 2020

6月28日(日)図夢歌舞伎を見る

昨日は、幸四郎の「図夢歌舞伎」が配信された。上演されたと言うべきか。

Zoomkabuki3001592032015278

何しろはじめての試みなので、生配信はかなり混乱していた。映像や音が途切れたり、映像と音がずれたり、あるいは画面に映ってはならない人が入ってしまったりと、いろいろ問題が起こった。

ただ、三段目で師直が判官をいじめつくす場面、カメラが判官の視線なので、そこは珍しく、興味深かった。これなら判官は刃傷に及ぶなと納得もさせられた。幸四郎の師直は予想以上によかった。

改めて、編集されたもので見てみると、完ぺきとは言えないが、同期もちゃんとなり、途切れることもないので集中して見られた。

何より、それでよかったのが、加古川本蔵。まるで吉右衛門のようでもあるが、端正で、凛として、かなり見せた。9段目への伏線としても、よくできたのではないか。

4700円という料金はたしかに高い。正味30分だから、もう少し安くてもいいだろう。ご祝儀ということか。

May 06, 2020

5月6日(水)配信歌舞伎の最後は「新版オグリ」

配信歌舞伎の最後は、「新版オグリ」。スーパー歌舞伎Ⅱである。

Dsc_0489

正直、映像のせいもあるが、見るのがつらかった。猿之助という人は、とても頭のよい人だと思うのだが、それは先代にも言えるが、なぜこうした内容のものを演じるのだろうか。そこがよく分からない。

見ものは、立ち回り。それは新鮮で面白いが、筋立て、セリフ、演劇として考えても、こんな内容では、普通なら上演できない。それを上演してしまうところに猿之助の力があるとも言えるが、もっと好ましい方向性はないものだろうか。

 

May 04, 2020

5月4日(月)3月大歌舞伎夜の部も配信で見た

無料配信されていた3月大歌舞伎の夜の部も見た。

Kabukiza2003_poster_e1583117900913

演目の順番は、「石切梶原」、「高杯」、「沼津」だが、見たのは「高杯」から。これは、どうということはなかった。

次の「石切梶原」。高麗屋一門でのということになるが、配役が大歌舞伎にしては物足りない。最後、白 、花道のところで疲れが出てしまった。

一番面白かったのは「沼津」。幸四郎がいい。藤十郎に習ったのだろうか。柔らかく、情もあり、上出来。思わず見入ってしまった。白 は、よぼよぼの爺さんの役にしては、立派すぎる。孝太郎、どうしても杉村春子に見えてしまう。

夜の部を見て、気づいた。昼の部の「新薄雪」は、歌舞伎のパロディーで、親が子のために命を投げ出すという話だが、実は、夜の部の「石切」と「沼津」も同様。そうした演目を集めている。ということは、子が親のために犠牲になるのではなく、親が子の犠牲になるものも多いということか。ただし、その場合の子は、すでに大人。そこが幼い子が犠牲になるのとは違う。その点が勉強になった。

 

April 20, 2020

4月20日(月)「新薄雪物語」の仁左衛門・吉右衛門は圧巻の演技

幻の公演になってしまったものがネットで公開されているので、それを見る。

菊之助の「義経千本桜」は、最後の「道行初音旅」と「四の切」を観た。これが3部のなかでは一番いい。とくに人間の方の佐藤忠信が悪くない。この役、なかなかうまくできないのだが、菊之助は風格もあり、落ち着いている。先日、古典芸能鑑賞会でもそう思ったが、今回も堂々として見ごたえがある。狐の方は、自然なところがいい。

一方、歌舞伎座3月公演。昼の部を観た。最初の、「雛祭り」というのはたわいもない踊りだが、雛人形たちが酔って踊るところ、勘十郎の振り付けも、既存のものに流れるという悪い癖がなくて、新味があった。皆、実に真剣に踊っている。

Kabukiza2003_hh_thumb_962f158051cf1e8453

真剣ということでは、「新薄雪物語」の仁左衛門と吉右衛門がすさまじかった。

この演目、女性の方が積極的に恋するとか、子どもにために珍しく親が犠牲になるとか、全体が歌舞伎のパロディーになっているのだと思うのだが、今回は今まで見た時とはかなり違った。

とくに、親を演じた仁左衛門と吉右衛門、これは名人芸としか言いようがなく、圧倒された。梅玉もいい。歌六が悪の権化とは言えないところが残念だが、実に見ごたえがあった。そこには、観客に見てはもらえないという鬱憤もあるのだろう。一世一代の演技だったのではないだろうか。

 

April 13, 2020

4月13日(月)菊之助の権太

菊之助3役の『義経千本桜』、下市村椎の木の場・下市村竹藪小金吾討死の場・下市村釣瓶鮓屋の場を見た。

R23kabukihonomote

小劇場での公演ということで、必ずしも役者がそろっているとは言えないところが、少し物足りない。

小金吾は萬太郎で、これはかなりの熱演。悪くない。

梅枝の維盛は、切り替えがあまりうまくいっていない。弥助が、もうそのまま維盛になってしまっている。

菊之助の権太は、予想されたことだが、悪者としての権太が出てない。そこの深い悪者ではないが、ちょい悪という部分が欠けている。「もどり」の感覚は薄い。

なかなか苦戦という段かもしれない。

April 08, 2020

4月8日(水)菊之助の幻の舞台を見る

家でたんたんと原稿を書き、校正をしている。あまり普段と変わらないが、外出の機会はない。

Maxresdefault1660x371

そんななか、国立劇場の小劇場で上演されるはずの『義経千本桜』が期間限定で公開されているので、それを見た。菊之助が、忠信、知盛、いがみの権太を演じるはずだったもの。

以前、團十郎が同じ国立劇場の大劇場の方で、同じように三役に挑戦したことがあった。私も見に行ったが、そのとき、菊之助が客席に来ていた。あるいは、そのときのことが今回の企画に結びついたのかもしれない。

今のところAプロだけ見たが、無観客でもなかなかの熱演。菊之助もいいが、梅枝もいい。鴈治郎が義経というのは、組み合わせとして不思議な気もした。

全体に、観客がいないと、いかにも伝統芸能という気配が濃厚に漂う。いつか実際の舞台で見られるだろう。

February 09, 2020

2月9日(日)27回忌追善ということの意味を考えた歌舞伎座夜の部

昨日は歌舞伎座の夜の部へ行った。

Sdim1122

13世仁左衛門27回忌追善が二つ。我當の「八陣守護城」と秀太郎の「道行故郷の初雪」。

当代の仁左衛門は昼の部で天神役なので、他の演目には出ないし、出られない。それを演目的に補う形で、玉三郎勘九郎の「羽衣」と、菊五郎の「文七元結」。一番面白かったのは、もう何度見たかわからない「文七」。わかっていながら、途中から引き込まれた。配役が揃っているせいもあるが、莞玉や梅枝が必至で演技しているので、それにほかもつられたということがあるのかもしれない。雀右衛門の女房も、予想以上によかった。

それに比べると追善の演目は、上演に苦労しているのがわかる。27回忌というものは、追善する側も老いていく。我當は実に久しぶりの歌舞伎座の舞台だが、歩けないので役が限られる。声も出ていない。ただ、後半になると少し持ち直したのが、今後の期待か。

秀太郎の梅川忠兵衛も、秀太郎があまり動けないので、なぜか松緑の万才が登場。どう見ても苦肉の策としか思えなかった。

玉三郎も、昼の部の覚寿と比べると、舞いで動けなくなっているのが如実にわかる。それに比べ、勘九郎のさっそうとした姿が目に付いた。

老い。いろいろなことを考えさせられた。

January 31, 2020

1月31日(金)国立能楽堂で「二人静」を観る

昨日は夜国立能楽堂へ行った。目当ては能の「二人静」。その前に、野村万作氏の話があり、狂言は「痩松」。

Dsc_0359

今回の公演を見に行ったのは、歌舞伎座の昨年10月の公演で、玉三郎と児太郎による「二人静」を見たから。そこで、いろいろ疑問を感じ、能を観たいと思ったら、ちょうど1月に公演があるのを知り、申し込んだ。

一つの疑問は、社家の存在。普通ワキは僧侶だ。しかも、社家が静の霊を弔うことになる。社家はそうしたことをするものなのだろうか。能を見てもここはよくわからなかった。

もう一つは、舞い方。歌舞伎では、面をつけない。だから、シンクロしても何ほどのことはないが、能だと二人とも面をつけている。面をつけると、視界が極度に狭まるらしい。それでもシンクロして舞うのは難しいだろう。そこを観たかった。

実際の公演でも、とくに序の舞になってからは、地謡もなく、囃子だけ。そこで二人が同じふりで舞うのは相当に難しそうだ。字幕の解説では、やがて一心同体になると書かれていた。果たして今回、それがどこまで実現されたのか。比較のしようがないのでわからないが、序の舞になって、緊張感が相当に増したのは事実。また、別の演者で見てみたい。

January 14, 2020

1月14日(火)新橋演舞場の見ものは堀越勸玄の少年忍者

今日は新橋演舞場へ行ってきた。海老蔵の公演。昼の部だけ。夜の部は、とりそこなった。それだけ大人気。

昼の部は、孝太郎の雪姫で「金閣寺」。松永大膳は獅童。その弟を国矢がやっているのは、超歌舞伎つながりだろう。久吉は右團次。前半はどうかと思ったが、竹本が愛太夫に代わってからよくなった。

次は「鈴ヶ森」。莞玉の権八。色気がある。海老蔵の長兵衛は、貫禄はあっても、セリフがどこかおかしい。無理に長兵衛らしさを出そうとするからか。

82184739_1352537461592901_84729127448220

最後は、新作の「雪蛍恋之滝」。秋元康作ということだが、セリフの日本語が格調がない。

何より見ものは、少年忍者の堀越勸玄。しっかりしているし、立ち姿がいい。立ち回りも決まって、花道をさっそうと下がっていった。

話は大したことはないが、児太郎がいい。ずいぶん腕を上げた。こちらが雪姫の方がよかったような。

帰りがけ、歌舞伎座の向かいで葵大夫とすれ違う。

より以前の記事一覧

July 2020
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31