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書籍・雑誌

August 07, 2017

8月7日(月)創価学会批判の今

日本文化チャンネル桜の収録に行ったとき、同席した乙骨正生さんから『フォーラム21』の最近の号をいただいた。

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現在ではどの程度知られているのかわからないが、この雑誌は創価学会批判の専門誌である。ただ、最近の号では、創価学会ではなく、カルト批判の記事もいくつか掲載されている。

実は、乙骨さんとは、今から26年前に一度お会いしたことがある。知り合いの編集者の紹介で、それはちょうど、創価学会が日蓮正宗と決別への道を歩み始めたころだった。その点では、今より創価学会問題への関心が高かったのではないだろうか。

その時期に比べると、公明党が連立政権に入っているという以外で、創価学会が社会的に注目される機会は少なくなっている。『フォーラム21』の執筆者を見ても、昔とほとんど変わっていない。そこら、あたりが今の時代における創価学会批判の難しさを示しているのではないだろうか。

August 04, 2017

8月4日(金)斉藤由貴さんのことが週刊誌で報道されるまでの経緯を推測してみると

斉藤由貴さんの不倫騒動で、『週刊文春』にモルモン教のことでコメントしたため、昨日一昨日とちょっと忙しかった。ただ、昨日夜の何とも言えない妙な会見で、世の中の関心も失せるし、そもそもモルモン教の信仰は関係がないということになりそうだ。

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モルモン教は、アメリカ生まれのキリスト教系新宗教ということになるが、アメリカのモルモン教と日本のモルモン教では、だいぶ状況が違うのではないか。おそらく、日本のモルモン教徒の方が概してまじめだと思う。

斉藤さんのことは、複数の週刊誌が追っていたことが分かっている。これは、伝えられてはいないことだが、他誌は文春に追い抜かれたらしい。ということは、誰かが週刊誌にネタを売ったということになるだろう。

それで、斎藤さんが教会の駐車場に車を止めて、くだんの男性と会っていたということは、会う現場は教会から近く、教会のメンバーが目撃する可能性が高いということではなかろうか。斎藤さんはその点にはまったく無防備そうだ。教会のメンバーは、そうした斎藤さんの行動に疑問を感じていて、それで週刊誌にネタとして提供したのではないだろうか。おそらくそんなところだろう。


July 19, 2017

7月19日(水)宗教世界を一望できる本ができた

裏表紙を開くと、「制作期間3年以上、堂々完成」と書かれている。この本の担当編集者がはじめて私のもとへやってきたのは、たしかに3年半ほど前のことだ。

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その本がようやく出来上がり、見本が届けられた。内容は、宗教にかんする大項目のことば辞典で、十字架やジハード、諸行無常など、横断的にその意味を紹介している。たんにことばの意味を紹介するだけではなく、その背景や、他の宗教との関連など、さまざまな点に関心が行くように作られている。宗教を通史として、あるいはその性格を語っていくこともできるが、この一冊で宗教世界の全貌がとらえられるともいえる。

最初に企画を示されたとき、これだけの時間がかかるとは思えなかった。まずはご苦労様です。


July 06, 2017

7月6日(木)『日本人の信仰』が扶桑社新書として刊行された

扶桑社新書の一冊として『日本人の信仰』が刊行になった。

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この本、最初は日本人の無宗教について書くはずだったのだが、途中から気持ちが変わり、日本人は無宗教ではないという話になった。これには十分根拠のあることで、詳しくは本書を参照してほしい。

世界が、とくに先進国が無宗教化するなかで、かえって日本では宗教が生き続けている。そうした事態について、その意味を論じてみた。


June 15, 2017

6月15日(木)ただいま作業中の本などは

最近は、本が発売になるかなり前に、ネット上に表紙の写真が帯付きで出るようになった。よって、7月2日発売の『日本人の信仰』という本も、すでにAmazonなどに出ている。

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少し前までだと、発売されてからやっと写真が出ることがほとんどだったが、状況が変わってきたのだろう。

同じ7月には、朝日新聞出版から、宗教をめぐることばについての本が出ることになっていて、今その追い込み作業に入っている。

執筆しているのは、『新宗教の150年』(仮)という本で、大政奉還から150年の新宗教の歴史を扱ったもの。角川選書から出るので、新書よりも量が多い。戦後のことは、すでに書いているが、戦前の新宗教についてまとめて書いたことがなかった。全体をながめてみると、新宗教の歴史だけでかなりいろいろな出来事が起こったことが分かる。これは今月中に仕上げないといけない。

June 08, 2017

6月8日(木)『人は、老いない』の見本ができた

6月13日に出る『人は、老いない』の見本ができた。

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出版元は朝日新聞出版で、朝日新書の一冊になる。朝日新書からは、対談を含めると、4冊目になるのではないだろうか。今回は、文体を少し変えてみた。内容からしても、わかりやすいというところが重要なので、できるだけ読みやすい文章を書くことをこころがけた。

現在では、老後ということが問題になっているが、それは決して昔からのことではない。寿命が延びることで、老後が長くなり、それでその時期をいかに乗り越えるかが問題になってきた。果たして、その考え方でいいのか。そこからあたりのことを、老成という概念を基軸に考えてみた。


April 25, 2017

4月25日(火)『「宗教」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』が刊行された

新しい本ができた。『「宗教」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』というもので、実務教育出版から刊行された。

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これは、今までにない本で、宗教学者の島田裕巳先生が、居酒屋で会ったカップルに宗教に対する疑問について解説するという形態をとっている。不思議なもので、こうした形をとると、自分らしい面が出てくる。

カジュアルな「宗教入門」ということになるが、そばで聞いている居酒屋のおやじがいい味を出しているという評判も。漫画も少し入っているし、とにかく相当にわかりやすいものになっている。

April 12, 2017

4月12日(水)今月の二冊目『なぜ日本人は神社にもお寺にも行くのか』の見本ができた

『芸能人と新宗教』に続く、今月の2冊目は、双葉社から刊行される『なぜ日本人は神社にもお寺にも行くのか』。その見本ができた。

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日本人は無宗教と言いながら、神社にも行けば、お寺にも行く。では、この二つの宗教施設はどう違うのか。その違いからはじめて、お寺と神社の歴史、そして中世から近世にかけての神仏習合時代の在り方、さらには、神仏分離以降の近代でのあり方まで、その全体像を追った、入門書的な本になった。

日本人は神社とお寺に親しんでいながら、いったいそれが何なのか、はkkりとはつかんでいないのではないだろうか。それを解明するのがこの本のテーマ。発売は、19日。

March 08, 2017

3月8日(水)和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた

結果的にずいぶん長くかかってしまったのだが、精神科医の和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた。

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今年の4冊目で、ベスト新書としても4冊目になる。和田さんは、イスラム学の中田考氏と灘校の同級生。私はこの同級生二人と対談本を出したことになる。

宗教と精神科の世界は、きわめて近い。したがって、話はうまく重なっているように思う。現代の病とは何なのか。一番重要なポイントはそこかもしれない。


February 28, 2017

2月28日(火)村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』を読んだ

村上春樹さんの『騎士団長殺し』を昨日の晩読み終えた。24日に買っているから、4日かかったことになる。原稿用紙で2000枚というから、一日500枚も読んだことになるが、重厚な作品を読み終えたという印象はあまりない。

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過去の作品と比べて、面白いのか面白くないのかということになると、それほど面白くはないのかもしれない。全体に物語が、小田原周辺の山のなかで展開し、その外側にはあまり出ていかないので、ダイナミックな展開にはならない。それに冒頭から、主人公が妻と別れていた期間は9か月とはっきり書かれているので、結末はある程度予想ができる。

一番印象的なのは、騎士団長という存在だ。イデアが、「騎士団長殺し」という絵に描かれた存在の姿を仮にとって主人公の前に現れたということになっているが、しゃべり方は「あらない」を多用し、そこで強く印象に残る。「あることがない」という、根本的に存在論的な登場人物だ。

主人公は、主に肖像画を描いてきた画家で、絵ということが物語の中心をなしている。絵は、対象となる存在を具体化して描き出すものでもあるが、その対象の本質的なものを浮かび上がらせるという点で、イデアを形にするということに結び付く。作者が試みようとしたのは、おそらくそのことなのだろう。

家などの空間についてもかなり詳細に描かれている。家もまた、そこに住む人間のイデアを形にしたものと言える。いつものように、いろいろ音楽が出てくるが、それはむしろ背景的なものに過ぎない。

「謎解きはさほど重要ではない」と作者は暗示しているのかもしれない。大切なのは、描かれた細部であり、物語はやはり背景に退いている。ただ読んで、あまり考えない。読んでいる時間だけが問題。もしかしたらそんな小説なのかもしれない。


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