今日の午前中は、朝日カルチャーセンターの新宿教室で講義。新しいシリーズがはじまった。古代から信仰の歴史を扱う。構想としては、神道の原型を探ろうという試みだが、これを続けていくと、日本の宗教史全体を現代まで追うことにもなる。果たしてそうなるのかどうかわからないが、とりあえず、ライフワークがスタートしたのかもしれない。
終わってから丸の内へ。三菱一号館美術館で、「トワイライト、新版画」の展覧会を観る。
中心となるのは、明治以降の小林清親と川瀬巴水。
江戸の浮世絵の伝統を受け継ぎつつ、西洋絵画の影響を受けた新版画。これが意外と面白い。スミソニアン所蔵のものが中心で、そこに当時の写真や、この美術館が所蔵しているものが混じる。今まで見たことのない類の展覧会かもしれない。
その後、朝カルに戻り、黒崎さんの講義を聴講する。その後、一緒に飲んだが、今後の方向性に関して、結構重要なことが話題に出た。「カントを超える」それが課題になりそうだ。
今日は朝から出かける。小田急で新宿まで出て、そこから宇都宮湘南ラインに乗り、宇都宮へ。駅からバスで宇都宮美術館につく。
「ライシテからみるフランス美術」の展覧会。先週伊達さんの話を聞き、チケットもいただいたのでこれはと来てみた。途中、フェイスブックで伊達さんも来られるという情報をキャッチ。実際に、会場で会うことができた。展示に協力しているということで、シンポジウムにも出たようだが、そのときはじっくり見られなかったとのこと。
こうした観点からフランス美術、あるいはほかの国のそれでもいいが、概観するような展覧会は珍しい。見ていくと、ある意味では、フランス革命以降のフランスにおける信仰の復興をたどっているような感じでもあった。学芸員の方にも話を少しうかがうことができた。
帰りのバスは宇都宮製と銘打たれており、EV。調べてみたら、先月から運行されているようだ。これも珍しいものに乗った。
そのバスを途中で降りて、二荒山神社へ。
はじめて来たが、立派な神社だ。昨日、さいたまのカルチャーセンターで、日光の話をして、日光二荒山神社にふれたばかり。
駅まで歩いて、最後は宇都宮餃子を食べ、グリーン車で帰る。長い一日だった。
昨日は、まず11月末に出したばかりの幻冬舎新書『無縁仏でいい、という選択』の3刷が決定した。2刷がまだ出来上がっていない段階なので早い。
松竹の歌舞伎会からは、今年もゴールド会員というお知らせとともに、手帖と折りたたみ傘のカバーがプレゼントされた。
夜は、紀尾井町夜話。橋之助、男寅、莟玉の出演。この若手三人は新春浅草歌舞伎の出演者。
松緑だけ年上なので、若手歌舞伎役者が、先輩にどう演技を教わるか、それを指南する塾のような話になった。それはそれで面白かった。
今日は午前中、朝日カルチャーセンター新宿教室で宗教で読み解く世界の三回目で正教会の動向について話しをする。ロシア正教会がいかに世界に影響を与えているのか、ほとんど知られていない話をした。
終わってから三越前へ。三井記念美術館で「国宝熊野御幸記と藤原定家の書」展を観る。
中心となる「御幸記」などが展示されている部屋だけ撮影可。国宝が写真にとれるのは珍しい。他に、定家や大嘗会の記録も書写している。図録を買って帰る。
今日はハロウィンだが、最近、年を追うごとに盛り上がりに欠けるようになってきた気がする。渋谷で大々的に行われていた頃がピークだろう。それが規制されたことも大きいが、楽しみにする要素が少ないことも、その原因になっていそう。カボチャの菓子というのも、どうしても食べたいものではない。結局、日本には定着しないのかもしれない。
昨日の午後は、自分の講義ではないが、朝日カルチャーセンターの新宿教室に出向く。私が推薦した平山昇さんの講義を拝聴しに出かけた。
写真は講義が終わってからのものだが、最新刊の『戦前日本の「聖地」ツーリズム』がテーマ。話も分かりやすいし、面白かった。
講義の前後に話もしたが、オーケストラもやっているようで、東京にはショスタコーヴィッチやシベリウスだけを演奏するアマチュアオーケストラがあるとのこと。彼はクラリネット奏者らしい。
今日は経営科学出版での古事記ゼミの2回目。本文に入り、国産みと神産みを扱う。序文に比べると、本文の方が読みやすい。
終わってから、原宿経由で乃木坂へ。サントリー美術館に寄る。「儒教のかたち」という珍しい展覧会をやっている。
儒教関係の展覧会というのははじめてで、為政者を戒める「勧戒画」などが展示されていた。日本では、江戸幕府が儒教を学問、倫理道徳の中心に据えたので、それに関連するもの。歌舞伎では「二十四孝」という演目があり、それもこうしたことに関連するので、浮世絵なども展示されていた。
内容が内容だけに、観覧者はとても少なかった。おかげでゆっくりと見ることができた。こんな世界があるのを知るのも悪くない。少なくとも、私には勉強になった。
今日の午後は、吉祥寺へ。
吉祥寺シアターで、劇団スコットの公演をみる。
恒例の公演だが、今年で最後の可能性もあるらしい。鈴木さんも85歳。昨年は元気がなかったが、今年はすっかり回復されていた。
『世界の果てからこんにちは』のシリーズは、日本ということがテーマになっていて、そのあり方が批判的にあつかわれている。終わってから聞いたところでは、チェーホフやら、武田泰淳が下敷きになっているらしい。
この公演で、成田龍一さんと吉見俊也さんに、30年ぶりだかで会う。一緒に井の頭線で帰ってきたが、最後、なぜか島薗進論というか、島薗さんのいろいろな話になっていた。成田さんとは、島薗さんが東外大につとめていたとき、その研究室で会ったのがはじめてだった。
いろいろ懐かしい人にもあえて楽しかった。
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